何も手につかない…『ペットロス』に陥りやすい人の性格や特徴5つ

何も手につかない…『ペットロス』に陥りやすい人の性格や特徴5つ

近年愛犬が亡くなった時にペットロスになってしまう人が増えているそうです。ペットロスに陥りやすい人はどういった性格をしていて、どんな特徴があるのでしょうか?調べてみるといくつかの共通点がありました。

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ペットロスとは?

犬を抱っこしている女性

ペットロス(ペットロス症候群)は、愛犬が亡くなったり行方不明になったりしてしまったときに喪失感や虚無感、無気力感などによって心が支配されてしまう精神的な病気となります。

ペットロスになってしまうと『うつ病』に似た症状を引き起こし、仕事や家事を含めた私生活に影響が出てしまうのはもちろんのこと、なかにはツライ気持ちを断ち切るために自ら命を絶ってしまう人もいるそうです。

ペットロスの主な症状は以下のものとなります。

  • 食欲がなくなる
  • 眠れなくなる
  • 何に対しても興味を持てなくなる
  • うつ状態になる(酷く落ち込んでいる状態)
  • やる気が出ない
  • 孤独感虚無感が酷い
  • 何も手につかなくなる
  • 感情がなくなる
  • 罪悪感や後悔の気持ちが心を支配する

など。

先ほどもお伝えしたようにペットロスの症状はうつ病とよく似た症状となり、実際に愛犬を失ったことで、ペットロスとうつ病の両方を発症してしまうことも少なくありません。近年ではそんなペットロスに陥る人が増えてきているそうです。

では、ペットロスになりやすい人はどんな性格をしていて、どのような特徴を持っていることが多いのでしょうか?調べてみるといくつかの共通点が見つかりましたので、今からお伝えしたいと思います。

ペットロスケアアドバイザー
辻本由香子

ペットロスとは、1970年代後半にイギリスの精神医学雑誌において、ペットを失くしたことによる精神的、肉体的障害の症例報告が掲載されたのが最初と言われています。

ペットロスによりおおむね1か月以上精神的、身体的障害に陥っているようなら必要に応じてペットロスに対応した心療内科を受診するなど、適宜対策を講じていくと良いかもしれません。

『ペットロス』に陥りやすい人の性格や特徴5つ

シャツを着た飼い主に抱っこされる犬

1.愛犬を溺愛している

ペットロスに陥っている人みんなに共通していることがあります。それは『愛犬を溺愛している』ということです。

飼い主はみんな愛犬を愛していることと思いますが、ペットロスになる人は、愛犬のことを自分の子供だと思っていたり、または恋人同然に接したりしていることが凄く多いといえます。「愛犬が生きがい」と感じながら生きている人は、将来ペットロスになる可能性が高いといえるかもしれません。

2.周りに仲の良い人がいない

周りに仲の良い人がいないという人も、ペットロスになる人に多い特徴といわれています。特に1人暮らしをしている人は周りに仲の良い人がいないと話し相手が愛犬だけになることが多く、愛犬と一緒に過ごす時間が増えるので、愛犬に依存しやすくなってしまうといえます。

その結果、愛犬がいなくなってしまったときに、孤独感や喪失感を酷く感じてペットロスになってしまうことが少なからずあるそうです。

また、愛犬を亡くしたときにつらい気持ちを離す相手がいないと、ずっとつらい気持ちを外に出せず心の中に閉じ込めてしまいやすくなるので、結果的にペットロスを長引かせてしまう原因になってしまうといえるでしょう。

3.愛犬に依存している

重度のペットロスに陥ってしまう人のほとんどは、愛犬に依存しているといえます。依存することは悪いことではありませんが、愛犬に依存している度合いが強いほど、愛犬を失ったときに喪失感を抱いて強く心を病んでしまう可能性が非常に高いといえるでしょう。

愛犬が中心になった生活を送っていたり、愛犬が生きがいだと感じながら生きたりしている人はほぼ例外なくペットロスになってしまうといえるかもしれません。

4.感受性が豊か

人や動物全ての者に対して優しくて思いやりがあり、相手の気持ちになって考えることができる人もペットロスになりやすいといえます。

また、そういった人は感情移入しやすいので、愛犬の立場になって考え込んでしまうことがあり、「愛犬が亡くなるときはこんなにつらかったんだろうな、痛かったんだろうな」と常に心の中で想像してしまい、ネガティブな気持ちに支配されやすくなってしまう可能性が高いといえます。

5.後悔をしやすい性格をしている

後悔をしやすい性格の人もペットロスに陥りやすいといえそうです。愛犬が亡くなったときに、「あのときこうしておけば良かった」「もう少し早く病気に気づいてあげていれば……」と、後悔をしながら自分を責めることで、愛犬に罪悪感を抱いてしまってなかなか立ち直れなくなってしまうことが多いそうです。

また、責任感が強い人も愛犬が亡くなったときに責任を感じて後悔しやすいので、ペットロスになりやすいといえます。

ペットロスケアアドバイザー
辻本由香子

上記項目以外にも、飼い主様のご年齢や性別、飼養した期間、ペットと接触した時間など、環境によってもペットロスが発現する状況は変わってきます。

ペットロスを回避する手段としては、ペットに依存するような飼育環境を避け、適度な距離を保って接する事ですが、万一ペットロスに陥ってしまった際は、あまりご自身を責めすぎず、冷静にペットの死別を受け入れ、悲しみを出し尽くすことが大切です。

まとめ

寄り添って一緒に眠る女性と犬

今回はペットロスに陥りやすい人の性格や特徴をご紹介しました。ペットロスは重症化してしまうと大変ですが、ペットロス自体は少なからず誰にでも起きてしまうといえるでしょう。

また、ペットロスはネガティブな面だけでなく心が傷つくまで愛犬をちゃんと愛してあげられていたという証でもあるので、将来つらい思いをしたときは最後まで立派な飼い主だったと自分を褒めてあげてくださいね。

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