世界中で発見!犬に関する記念日
世界を見渡してみると、「こんな記念日が?」と驚くような記念日が制定されています。私たちが知らない犬に関する記念日も数多くあるんですよ。今回は日本だけでなく、世界中の犬に関する記念日を10紹介します。
1月14日:タロとジロの日
1月14日は『タロとジロの日』として制定されています。これは、1958年に行われた南極観測のグループに選ばれた15頭の樺太犬が、調査が中断されたことで一緒に帰ってくることができず、南極に取り残されたところから始まります。
その翌年、1959年に再び南極を確認したところ、タロとジロの2頭が生存されていることが確認されました。その日が1月14日だったのです。結果的にジロは救出まで生き残ることができず、南極で死亡してしまいましたが、タロは無事日本に生還することができ、北海道で残りの生涯を過ごしたと伝えられています。
2月8日:ニッパーの日
皆さんはニッパーという世界的に有名な犬をご存じでしょうか。これは大手レコード会社『ビクターエンターテイメントレコード』のロゴマークにも起用されている犬のモデルです。
実はこのニッパーには、切ない物語が残されています。ニッパーは当時の主人が亡くなった際、主人の声が録音された蓄音機の前から動かず、蓄音機から流れ出る生前の主人の声をジッと聴いていたというのです。
このときの姿が印象的だとして、現在ビクター社のロゴマークにも起用されています。では、2月8日はどのような日なのかと言いますと、ニッパーという名前から「2」「8」を連想させ、2月8日にしたということです。
3月23日:子犬の日
3月23日は世界子犬の日として、世界的に制定されている記念日です。英語では『National Puppy Day』と記載されています。
12年前にアメリカで制定されて記念日で、生まれてきてくれた可愛らしい子犬に感謝し、可愛がろうというコンセプトの元制定されています。この記念日は元々、ペット業界の恐ろしい実態を訴えるために作られた記念日で、悪質なペットショップ経営者により、子犬が劣悪な環境に置かれていることや、売れなくなった子犬を殺しているといった現状を変えたいという思いから制定されました。
4月8日:忠犬ハチ公の日
日本を代表する有名な犬といえば、忠犬ハチ公ですよね。その忠犬ハチ公の日として4月8日が記念日に制定されています。これはハチの命日である3月8日の1か月後です。
主人が生きていた頃、主人の送り迎えを渋谷までしていたこともあり、主人が亡くなった後も渋谷の駅前で主人の帰りを待ち続けたという話は有名です。この姿が感動を生み、多くの人に知られるようになりました。
1934年に渋谷駅前に忠犬ハチ公像が建設されましたが、その翌年、ハチはその生涯を閉じました。現在建っている忠犬ハチ公像は、戦後に再建された物です。
4月最終水曜日:世界盲導犬の日
世界的に制定されている国際盲導犬の日は、国際盲導犬学校連盟が1989年に制定した記念日です。最初に祝われた記念日4月12日の水曜日でした。これに伴い、その後は毎年4月の最終水曜日を国際盲導犬の日として定めています。
この日は世界中で盲導犬のイベントが開催されます。盲導犬の仕事内容や盲導犬に対する正しい知識を深めてもらうため、普及活動を目的としています。
5月13日 愛犬の日
愛犬の日は、ジャパンケネルクラブの前身である全日本警備犬協会によって定められた記念日です。なぜ5月13日に定められたかというと、この全日本警備犬協会が1949年5月13日に設立されているからです。
つまり、協会の設立記念日なのです。しかし、世界的な愛犬団体と知られているジャパンケネルクラブですから、名称を愛犬の日とし、この日は様々なイベントが開催されることもありますよ。
父の日後の最初の金曜日(6月):犬を職場に連れて行く日
とてもユニークな記念日ですが、こちらはイギリスで制定された記念日です。1996年にイギリスで発足した記念日ですが、現在ではアメリカなど世界各国に広まっている記念日です。
愛犬を職場に連れて行くことで、職場の人たちに犬の素晴らしさを知ってもらい、保護施設などから新たに犬を引き取ってもらいたいという趣旨があります。保護犬を助ける目的で制定されているのです。
職場に連れて行き、保護犬の里親を探すという発想は海外ならではかもしれませんね。日本でもこのような活動が普及してくれると愛犬家としては嬉しいものです。
8月26日:アメリカ犬の日
多くの国で『犬の日』が制定されていますが、8月26日はアメリカの犬の日です。日頃、様々な恩恵を与えてくれる犬に対し感謝をしようという日です。
犬は、私たちに癒しや楽しさ、生きがいを与えてくれるだけでなく、災害救助犬や警察犬、盲導犬として、私たちの生活をより快適にしてくれる役割も果たしてくれています。今では私たちの生活に、必要不可欠な存在と言っても過言ではありません。
そんな犬たちに感謝をしようというのは素敵ですよね。さらに犬種による格差もなくしていこうというコンセプトもあるそうですよ。
10月1日:黒犬の日
こちらもアメリカで制定された記念日ですが、日本人にはあまり理解し難い理由で制定された記念日です。実は欧米諸国では、黒い犬は不吉であるといわれていました。そんな風潮をなくそうと制定されたのが『黒犬の日』です。
日本では当たり前のように人気もある黒い犬ですが、欧米へ行くと、そのような風習や謂われがあるんですね。先ほど出てきた犬種による格差というのにも繋がっています。
11月1日:犬の日
皆さんご存じの通り、日本国内の犬の日として知られているのは11月1日ですよね。これは「1(ワン)1(ワン)1(ワン)」という語呂合わせからこの日に定められました。
この日は全国各地で犬のイベントが開催され、ペットショップやショッピングセンター、さらには公園などが犬たちで賑わいますよね。
この記念日は1987年にペットフード協会によって制定された記念日で、犬に関する知識を身に付け、犬を可愛がろうという趣旨があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように犬に関する記念日は、世界中で制定されています。中にはユニークな記念日もありますが、その本当の由来を知ると、シビアな理由が隠されていることもあります。犬の記念日には、改めて犬の素晴らしさを感じ、愛犬との時間を過ごしましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
犬の一生はほんとに短いものです。このように記念日を知ることで何気ない一日も犬にとってはかけがえのない飼い主との触れ合える時間なのですね。是非記念日にはたくさん愛犬と触れ合ったり少し飯を豪華にするなどして愛犬を喜ばせてほしいです。