ブズの運命
路上生活
“ブズ”はルーマニアの路上に住んでいる犬でした。
シェルター
誰かが彼のために、段ボール箱と古いクッションでシェルターを作ってくれました。
サイン
彼は人々の後を追い、彼のことを印象付けようと努力していました。
調査
保護団体の『 Howl Of A Dog 』は、ブズが誰かの飼い犬ではないのか調べました。
近所の人たちの話では、ブズはもう1年以上も路上生活を続けているとのことでした。
長い路上生活で、彼の顔にはすでに諦めの気持ちが表れていました。
彼は孤独でした。
残飯
彼は時々、通行人たちから残飯をもらっていました。
しかしそれだけでは足りるはずもなく、彼は生きるために食べ物を探し歩かねばなりませんでした。
ノミ
彼の体はノミだらけで、あちこちが脱毛していました。
信頼
保護団体が戻ってみた時、彼が寝ていた段ボール箱の中にあった古いクッションは、もう無くなっていました。
保護団体のメンバーは、彼の信頼を得るべく努力しました。
彼にも自分を助けてくれる人たちだと、すぐにわかったみたいです。
保護
ついにブズは、『 Howl Of A Dog』が保護することになりました。
まず、お風呂に入れてもらって綺麗にしてもらいました。
長い路上生活で、何も医療が受けられなかったこともあり、彼の皮膚の病状は悪化し慢性化していました。
骨ばかり食べていたせいで、彼の歯も良くない状態でした。
医療
彼には適切な医療が施され、薬浴も定期的に行われましたが、彼の脱毛部分には二度と毛は生えてきませんでした。
治療を続けて1年後、ブズの里親さん探しが行われました。
英国
ブズのお家はイギリスに決まりました。
最後に
ブズは今、愛情をたっぷり受け、たくさんの友達と一緒にとても幸せに暮らしているそうです。
初めて家で過ごすクリスマス、ハロウィンのパーティーも、初めてのお誕生日会も経験しました。
このブズの幸せの物語は、世界中で注目され新聞記事にもなりました。