愛する飼い主をひたすら待つ犬
床下の犬
『Ddoong』と名付けられた犬は、ある家の床下にひとり取り残されていました。
その家には今は誰も住んでいません。
確認
車の音がすると、Ddoongは床下から走りだしました。
1台のパトカーでした。
Ddoongは、パトカーの中を確認しています。
期待した人が乗っていない?
それがわかるとがっかりして、また、家の床下に戻っていきます。
家の中
時々、家の中をのぞいてみるけど、誰もいません。
いったい何があったのでしょうか?
通報
1週間前の朝、この家のおばあちゃんが倒れたと通報が入りました。
おばあちゃんは病院に運ばれました。
それで、Ddoongはひとり取り残されてしまいました。
何が起きた?
Ddoongはいつもおばあちゃんと一緒に行動していました。
その日の朝も、一緒に山に散歩に出ていました。
その途中で、おばあちゃんが倒れたみたいです。
Ddoongは、すぐに山を下り、人々に異変を報せました。
そして、おばあちゃんが倒れた場所に案内しました。
命の恩人
Ddoongがすぐにおばあちゃんの異変を人々に報せたことで、手遅れにならずにすみました。
Ddoongは、おばあちゃんが乗せられたパトカーを追っかけたそうですが、規則で犬を車に乗せるわけにはいきませんでした。
そのため、Ddoongはひとり取り残されてしまったのです。
待つ
Ddoongはひたすらおばあちゃんが戻ってくるのを待っています。
車の音がすれば、期待を込めて走って確認に行きます。
でも、おばあちゃんは戻ってきません。
Ddoongは、町中おばあちゃんを探し回りました。
おばあちゃんと行ったことがあるところへ、おばあちゃんを探しに行きました。
最後に
おばあちゃんはもうすぐ退院して戻ってくるそうです!
それまで少しの我慢です。『Ddoong』を世話してくれている親戚は、おばあちゃんの洋服を彼女のベッドに敷いて、においで安心させてくれました。