犬に関する専門用語【あ行】
アカルス
アカルスとは、ダニ類などの寄生によって引き起こる、皮膚疾患のことを言います。犬アカルスとも呼ばれています。アカルスは、犬に引き起こる皮膚疾患の中でも、完治させることが難しい病気です。幼犬の場合、免疫力の低下・栄養失調・ストレスなどによって発症することがあります。成犬の場合、発症することは稀であるとされています。
咽喉垂皮(いんこうすいひ)
ブルドッグなどの、首と喉の下に垂れ下がるようにある皮膚のことを言います。デューラップとも呼ばれています。
ウィザース
肩甲骨上部と、第1胸椎・第2胸椎が接合する部分のことを言います。キ甲部とも呼ばれています。犬の体高を測定するとき、このウィザースの位置から測定します。
エキスポートペディグリー
犬が輸出されるとき、発行される血統書のことを言います。
エストラム
英語の学術用語であり、発情のことを言います。日本では、ヒートと呼ぶことが多いですよね。
オクシパット
犬の後頭部のことを言います。
犬に関する専門用語【か行】
カストレート
オス犬の両幸丸を外科手術によって除去し、去勢することを言います。
キュロット
パピヨンなどにみられる、大腿部後ろの長い飾り毛のことを言います。パンツトラウザーと呼ばれることもあります。
クロッピング
ドーベルマンやグレートデンなどの犬種において、耳を立てるために行われる、断耳のことを言います。
権勢症候群(けんせいしょうこうぐん)
犬と飼い主との主従関係が確立されておらず、問題行動を起こしてしまうことを言います。アルファシンドロームと呼ばれることもあります。
コーディッドコート
縄上の被毛が、上毛と下毛で自然に絡み合っていることを言います。コモンドールやプーリーなどの被毛が、コーディッドコートと呼ばれています。
犬に関する専門用語【さ行】
サイトハウンド
サイトハウンドに属している猟犬は、長肢の大型犬種です。獲物を高速で追走し、捕らえることができます。アフガンハウンドやサルーキなどが属しています。
ショーマンシップ
ドッグショーで、犬とハンドラーが、ショーの雰囲気を盛り上げることを言います。
スパイクカラー
犬が引っ張るとスパイクが首に食い込むようになっており、強情な犬や悪い癖のある犬の矯正のために使用される首輪のことを言います。家庭犬のトレーニングに使用されることはありません。
セッティングペーパー
被毛を少量ずつ分け、巻いて包み込むための紙のことを言います。被毛を保護することが目的であり、長毛犬種に使用されます。
ソードテール
ラブラドールレトリバーなどの、真っすぐ下に垂れた尻尾のことを言います。
犬に関する専門用語【た行・な行】
タックアップ
グレーハウンドやウィペットなど、胴の深さが腰よりも浅く、お腹が巻き上がった状態のことを言います。
チッピング
ハサミで被毛の先を切ることを言います。
トレース
毛色がフォーンであるパグの背筋に沿った黒い線のことを言います。
ナローフロント
ボルゾイなどの、前胸の幅が狭いことを言います。
犬に関する専門用語【は行】
パイル
密生している下毛のことを言います。
鼻鏡(びきょう)
犬の鼻の表面のことを言います。犬の健康状態を知るためのバロメーターになることがあります。健康な犬の鼻の表面は湿っています。
フェザーリング
サルーキなどの、胴・耳・尻尾・肢にある飾り毛のことを言います。長く、羽毛状になっています。
ベイシング
犬を入浴させることを言います。
ボッシィ
肩の筋肉が異常に発達してしまった状態のことを言います。
犬に関する専門用語【ま行・や行・ら行・わ行】
マンソン裂頭条虫(まんそんれっとうじょうちゅう)
犬や猫などを終宿主としている、体長が1mほどもある条虫のことを言います。寄生している犬の肛門から、虫が垂れ下がっている状態で発見されることがあります。
四つ目(よつめ)
両目の上にタンの小さな斑がある状態のことを言います。色の濃さによって、リッチタンやライトタンと呼ばれています。ダックスフンドなどにみられます。
ライム病
マダニが媒介する感染症です。犬が感染した場合、神経症状がみられます。
りんご頭
チワワなどの、盛り上がった後頭部のことを言います。りんごのように丸いことから、りんご頭と呼ばれています。
鷲鼻(わしばな)
ボルゾイなどの、前頭部から鼻先にかけ、なだらかに盛り上がっている状態のマズルのことを言います。
まとめ
犬に関する専門用語を30個ご紹介しました。みなさんがご存知の専門用語はいくつありましたか?「これ知ってる?」と、犬友さんにも出題してみてくださいね。