暑い季節もひんやり美味しい「寒天」を使ったごはん
今回ご紹介するレシピは、「寒天」を使ったツルンとした口あたりの初夏にぴったりのごはんです。わんちゃんに必要な蛋白質もしっかり摂れる美味しく食べやすいごはんは、暑さで食欲が落ちてしまったわんちゃんや、シニアのわんちゃんにもおすすめです。
それでは、作ってみましょう!
材料
(作りやすい分量 半量でも作れます)
- トマト缶の汁と水を合わせて・・・300CC
- 水・・・200CC
- 粉寒天・・・6g
- 鶏挽き肉・・・150g
- 卵・・・2個
(与える分量は、その日の運動量、食事内容、お腹の調子に合わせて加減してください。また、アレルギーのある食材を与えないようにご注意ください。)
作り方
1、鍋に寒天と分量の水を入れてよく混ぜ、火にかけて混ぜながら2分ほど煮溶かします。そこにトマト缶の汁と水を合わせたものを混ぜ合わせて、沸騰させます。
2、「1」の鍋に、鶏挽き肉を入れて加熱し、溶き卵を流し入れます。
3、ラップを敷いたバットに「2」を流し入れて、粗熱をとって冷蔵庫で冷やしたら出来上がり。
このレシピのポイント
寒天で口あたりやさしくヒンヤリ食感。暑い季節でも食べやすいごはんです。さっぱりとした見た目ですが、卵と鶏肉でわんちゃんに必要な蛋白質がしっかり摂れるレシピです。
寒天で固めたものは常温で溶けないので、パーティーメニューなどにもおすすめ。ひとくちサイズに切り分けても、またフォークなどでクラッシュゼリー状にしても食べやすいです。
ちょっとアレンジ
トマト缶の果肉を細かく刻んで入れても、さらに美味しく作れます。椎茸や昆布のパウダー、削り節粉、水の代わりに出汁など、お好みでご使用ください。刻んだきのこを入れるのもおすすめ。今回は戻した干し椎茸でさらに旨味アップで作ってみました。
最後に季節の緑の野菜を散らすと、美味しそうに仕上がります。(刻んだきゅうり、茹でたグリンピースやアスパラなど)ちょっと多めに作って、人間用にオリーブオイルと塩で食べてもとても美味しいです。
わんちゃんの身体によい食材
トマト
身体の熱を取り、水分を補って乾きを解消する作用があります。食欲を高めて消化を促す働きもあるので、夏の食欲不振や夏バテにぴったりの食材です。
監修食育指導士による補足
トマトは加熱して食べるほうがおすすめです!
- ●リコピンの吸収率アップ
- ●かさが減って量がたくさん摂れる
- ●生で摂取すると身体が冷える(夏は生食もおすすめ)
- ●うまみ成分のグルタミン酸が増える
- ●酸味がマイルドになり食べやすくなる
など、加熱することで様々なメリットがあります。トマトの皮が嫌いな子は、湯むきしてあげると食べる子もいます。
寒天
善玉菌のえさになる水溶性食物繊維が豊富です。
鶏肉
身体にエネルギーを補給し、気力や体力を高めてくれる食材です。疲れている時に特におすすめ。
まとめ ~美味しく食べて、本格的な夏の準備をしよう~
今回ご紹介いたしました「鶏肉と卵入りトマト寒天」いかがでしたでしょうか。鶏肉と卵がたっぷりのこのレシピ、さっぱりとした見た目以上に、美味しくとても食べ応えのあるわんちゃんごはんです。
粉寒天を使ったことがないという方も、「きちんと水で溶いてから沸騰させる」ということに気をつければ、意外と簡単に使えます。寒天は一度固まると室温では溶けないので、暑い時期に持ち運ぶヒンヤリおやつや旅先のごはんにもぴったり。
ツルンと美味しい栄養たっぷりごはんで、元気に夏を迎える準備をしましょう。
監修食育指導士による補足
トマトと卵の組み合わせには、以下のような効果があるといわれています。
- ビタミンC+たんぱく質→美肌
- ビタミンC+鉄→貧血予防
- ビタミンC+β-カロテン+たんぱく質→白血球活性化、免疫力アップ
さらにオリーブオイルを加えることでトマトに含まれるリコピンの吸収率が4~6倍に!抗酸化作用で身体の中の酸化を抑え老化防止も期待できます。また、チーズをプラスすれば脂肪燃焼効果を得ることもできます!