みんな知ってるメジャーブランド「ペティオ」
ペティオは株式会社ヤマヒサが運営する、ペットケア事業部門のフラッグシップブランドです。
「ペットと人が幸せに暮らせる共生社会の創造」をスローガンに掲げ、犬、猫を中心としたフードやオヤツ(スナック)、首輪・リード、オモチャ、給水器やハウス等の家具、お手入れ用品、日用品等を開発・製造・販売しています。
見覚えのあるロゴなのに、意外と知られていないのが「ペティオ」の意味。
「Pet」(ペット)にイタリア語で用いられる、小さく愛らしいさまを表現する接尾語(-ino)を合わせた造語だとのこと。
サッカーのロナウド選手がポルトガル語で用いられる小さいものにつける相性「ニョ」を合わせて、「ロナウジーニョ」と呼ばれるのと同じ所以だったんですね。
人よりペットの方が物理的に大きい場合もありますが、弱くて小さな存在であることは事実。
ペティオの製品は、そんなペットの命を大切に育むものでならなければならない、というメッセージが込められています。
そんなペティオの製品に、ぐぐぐいっと迫ってみましょう!
ペティオのフードやオヤツの話
「国産」好きですか?
海外で採れた作物や作られた製品にネガティブなニュースが相次いだことも手伝い、数年前から「国産」であるということを特徴の1つとして掲げている製品が爆発的に増加していますね。
食品ならば「安心」をイメージづけ、衣服なら「縫製が確か」をイメージづける。
つまり、品質がいいことの代名詞として「国産」というキーワードを用い(場合によっては)価格にも反映されています。
けれど、この「国産」。
完全に日本国で作られたという意味ではない事をご存知ですか?
・加工食品の場合(一部を除き)原産国の表示義務はありません。
例えば、中国で作ったリンゴジュースを濃縮・冷凍して輸入し、日本国内で解凍したり水分を加えて100%果汁に加工したりした場合、「国産」と表示できます。
大量のギョウザを輸入し、日本国内で小分け包装しても「国産」と表示できます。
つまり、最終加工地が日本であればいいのです。
・牛肉の場合
生体の牛を輸入し、国内のどこかで3ヶ月以上飼育すれば「国産牛」となります。
震災直後、福島の牛を北海道に運び、一定期間経過したら「北海道産」と表示できるということでも話題になりましたね。
・国産大豆や国産小麦
100%国産でなくていいのです。
最終製品に50%以上の国産品が入っていれば「国産大豆」「国産小麦」と表示できます。
後の半分弱がどこの原産なのか、消費者に知らせる義務はありません。
この様に、日本の法律による「国産」表示は、消費者にとって非常に曖昧な基準になっているものが少なくありません。
ペティオの回答
ペティオでは一般的な道義に乗っ取ったものを「国産」、消費者が本来期待している、原産地も加工も引っ括めた、純粋な国産品を「純国産」と表示しています。
ペティオの「国産」は
・国内で製造管理された原料を国内自社工場で加工。
添加物は不使用。
ペティオの「純国産」は
・国産原料のみを使用し国内契約工場で加工。
添加物は不使用。
と「国産」の言葉の使い方を明らかにしています。
また、ペティオではペットフードやオヤツができるまでの行程を紹介。
「ペティオの工場見学」
http://www.petio.com/useful/factory/
一時期、大手メーカーのフードやオヤツは危険とまことしやかに伝わり、手作り感溢れる小さなショップが持て囃されたりしましたが、大切なのはそういう事ではない。
ペットショップではなくブリーダーから子犬を迎えるのが善とされているのに、その実、悪徳ブリーダーだった事が発覚していたりするのですから・・・飼い主自身がきちんと情報を見極めること、そして、その材料となる情報を提供されているのかどうか?それが愛犬にふさわしいフードやオヤつを選ぶ、第一歩ではないでしょうか?
ユーザーのコメント
30代 女性 38moto
自宅にあるものを確認したら国産の方でした。ジャーキ―など肉を原料としているおやつだったら、きっと純国産を探していたと思います。
ペットフードの表示基準は今でもあまいような気がします。もっと厳しい基準があっていいのに、と常々思いながら飼い主がしっかり見極めて判断しなくてはならないなと改めて思いました。
愛犬に添加物のアレルギーはないので、極端な量ではなければそこまで心配はしていないのですが、着色料だけは違います。天然由来のものかどうかを確認しています。以前これで愛犬が大変な目にあったので、おやつでも着色料の有無や成分だけはしっかり見ています。
カリカリボーロも着色料が含まれていますがβ-カロテン・銅葉緑素なので、このおやつは安心して続けていけそうです。
40代 女性 匿名
犬と暮らしたことのある方なら一度は目にしたことのあるであろう、とても有名な日本のメーカーですね。
中国産のペット用おやつを食べたアメリカのワンコの死亡事例がニュースになってから、やはり国産!と確信した飼い主さんは多いと思います。確かに、中国産よりは国産、純国産の方がより安心かと思います。
ペティオの国産、純国産のおやつは無添加で保存料も不使用とうたっているようです。
メーカーのHPを確認したところ、ペティオのナチュラルスタイルという純国産のシリーズは、添加物を一切しようせずに作られたおやつのようです。基本的に、牛肉や鶏肉を乾燥させたジャーキータイプのおやつのようですが、水分量が20%以下とジャーキータイプにしては少し多めなのかな?どうやって商品をもたせているのだろう?と少し不思議な感じもありますが、ペティオさんの企業努力なのかもしれないですね。
自分で精肉からジャーキーを作ってみると、冷蔵庫保存でも日持ちは良くありません。商品として売れているジャーキーの持ちの良さにいつも驚いてしまいます。
国産シリーズのおやつについても、保存料は不使用のものもあるようです。ただ、酸化防止剤や発色剤が使われているようでした。
発色剤は肉を鮮やかな赤色に発色させる役割と共に、肉の保存料の役割もしてくれるもので、発ガン性の高い物質を発生させます。ごくたまに少量与えるのであれば、さほど気にすることはありませんが、毎日、与え続けることは少し考えてしまいます。
記事にもあるように、大手メーカーだからダメで、手作り感溢れる小さなお店の物で無添加無着色と書いてあるから安心というわけではないと思います。
国産だから安心!というのも残念ながら違うと思います。
とても分かりづらく記載されているものも多いのですが、保存料が不使用でも酸化防止剤や発色剤がその役割を肩代わりしているものもあります。
私が愛犬のおやつを選ぶ際は、まず中国産ではないこと、そして裏面の原材料を確認の上、保存料、着色料、酸化防止剤、発色剤等の合成添加物が入っていないものを購入するようにしています。
女性 シナモン