テディベアに寄り添う犬
シェルター
ブルー・レーシー犬の”エリー”(1歳)は、米国テキサス州ダラス近郊に家族と一緒に住んでいました。
家族は、エリーに避妊手術をし、マイクロチップをつけました。
そこまでしておきながら、数カ月後にエリーをシェルターに持ち込んだのです。
エリーは、すべてを失いました。
エリーに唯一残されたのは、たった1つの大きなテディベアにしがみつくことだけでした。
シェルターには収容スペースを確保するために殺処分される犬たちの恐怖の声が響き渡っています。
テディベア
エリーはシェルターで彼女の時間のすべてをテディベアに寄り添って過ごしていました。
幸いなことに、彼女がそこで長く過ごすことはありませんでした。
幸運の光
ニューヨーク市にて個人で犬の救出活動をしているジェニファーさんは、ブルー・レーシー犬を欲しがっていたフロリダ州在住の弟さんに連絡をしました。
ジェニファーさんが、ネットでブルー・レーシー犬を探していたところ、エリーにたどり着きました。
お迎え
ニューヨークにいるジェニファーさんの代わりに、彼女の友人がエリーをシェルターから引き出してくれました。もちろん、エリーの大事なテディベアも一緒です。
エリーは、フロリダに旅立つまで一時預かりさんの家で過ごしました。
その家でエリーは、シェルターより落ち着いて過ごせていましたが、それでもテディベアから離れることはできませんでした。
硬直
一時預かりさんが、エリーをテディベアから引き離してみましたが、彼女は恐怖で固まってしまいました。
しがみつく
そのため、再びエディにテディベアを戻したところ、二度と離れないというようにしがみつきました。
そして、とうとうその日が来ました。
”TWD Transport”がエリーをテキサス州からフロリダ州へ連れて行ってくれました。
時間
エリーはとても臆病でした。
彼女がその殻を破るには、時間がかかると思います。
最後に
しかし、ジェニファーさんは、彼女の弟さんはエリーにとって最高の里親になると確信していました。
その予想どおり、エリーは里親さんのたくさんの愛を受けて日に日に落ち着いてきたそうです。
犬にとっても、愛に勝るものはありません。