遺棄された子犬たち
命の危険が迫る場所
交通量の多い道路のすぐ傍に、籠に入れられた状態で3匹の子犬が遺棄されていました。
子犬たちには自分たちの身に危険が迫っていることなど判りません。
子犬たちは、無邪気に遊んでいました。
プラスティックのクレートとプラスティックのボトルを半分に切った水入れが置いてありました。
たぶん、子犬たちを遺棄した人が置いていったのでしょう。
死刑宣告
もしも、彼らが道路に飛び出てしまえば、間違いなく車にはねられてしまいます。
そんな生と死の境に子犬たちは遺棄されてしまったのです。
子犬たちは、手遅れになる前に『Howl Of A Dog』という動物愛護団体が救出しました。
3匹以外に周囲に子犬が残っていないか確認されましたが、他にはいなかったそうです。
ルーマニアでは、まだ多くの人達が犬に避妊・矯正する習慣がなく、妊娠して子犬ができてもいらなかったら、捨てるという事が繰り返されています。
子犬はまだ自分で生きて行く方法を知りません。
つまり子犬を捨てるという行為は、彼らに死刑宣告をしているのと同じなのです。
新しい門出
子犬たちは、汚れとノミにまみれていました。
彼らには、「ジェーン」、「ジャック」、「ジュリア」と命名されました。
成長
彼らは今、ルーマニアの『Howl Of A Dog』で元気に成長を続けています。
最後に
『Howl Of A Dog』では、ヨーロッパだけでなくアメリカとカナダでも里親探しを行っています。
3匹は他の保護犬たちと一緒に仲良く暮らしながら、家族になってくれる人たちを待ち続けています。