絶対にあげないで!犬が食べたら最悪死に至る食べ物5つ

絶対にあげないで!犬が食べたら最悪死に至る食べ物5つ

愛犬にたまの贅沢として野菜や果物を与える人は多いと思います。しかし、中には犬が食べてしまうと中毒症状を引き起こす食べ物もあります。今回は犬が食べたら最悪、死に至ってしまう恐れのある食べ物をご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬が食べたら最悪死に至る食べ物とは

おやつを待つ柴犬

犬は普段から私たちが食べている野菜や果物の多くを口にすることができます。飼い主としても同じ物を共有できるというのは嬉しいですよね。しかし、中には犬が食べてしまうと体に悪影響を及ぼし、最悪死に至る食べ物もあります。

ここでは犬が食べたら最悪死に至る食べ物をご紹介しますので与えないようにしましょう。

1.チョコレート

チョコレート

犬に与えてはいけない食べ物の代表格として知られているチョコレートは、テオブロミンという成分を含んでいます。この成分が犬にとって有毒となります。

テオブロミンは人間にとっては無害ですが、犬は体の構造上、分解しにくい成分であるため体内にとどまってしまいます。そのため、嘔吐や下痢といった中毒症状が半日ほどで現れるのです。

小型犬の場合は125g程度、中型犬は250g程度、大型犬は約700g程度のチョコレートを食べると昏睡状態に陥り、最悪死に至る危険性があると言われています。チョコレートのカカオ濃度によっても変わってきますので、注意してください。

2.キシリトールガム

キシリトールガム

キシリトール と聞くとガムが一番に思いつきますが、犬にとってはキシリトール自体が有害です。

キシリトールを摂取してしまうと、膵臓からインスリンが分泌されますが、犬の場合、インスリンの分泌が過剰に働いてしまいます。その結果、低血糖や肝障害などを引き起こしてしまいます。

キシリトールは少ない量でも上記のような症状を引き起こし、最悪死に至る危険性がありますので、愛犬に与えることはもちろん、愛犬が拾い食いしないよう気をつけましょう。

3.ぶどう

ぶどうとレーズン

ぶどうは果物の一種なので与えても大丈夫と思われがちですが、実は犬に与えてはいけない食べ物として有名なチョコレートよりも危険と言われています。ぶどうはもちろん、レーズンなどのぶどう種もNGです。

ぶどうを口にしてしまうと、まず嘔吐症状から腎臓に異常が発生します。その後、急性腎不全を引き起こし、最悪の場合、死に至る事例も報告されています。

ぶどうが危険な食べ物として認知されたのは、比較的最近のため、知らなかったという方も意外と多いです。果物であってもすべて食べられるわけではありませんので気をつけましょう。

4.アボカド

アボカド

アボカドも犬にとって有害な食べ物であると比較的新しく認知されるようになりました。これはアボカドに含まれているペルジンという成分が原因です。

アボカドを食べてしまうと、嘔吐や下痢の症状を引き起こすだけでなく、脱水症状や呼吸困難を引き起こし、最悪死に至ることもあります。

アボカドの種類によっては、ペルジンが多く含まれる種類もあり、日本国内で手に入るアボカドの多くはペルジンが多く含まれる種類ですので要注意です。

5.玉ねぎ

玉ねぎ

玉ねぎもチョコレートと同じく犬が食べてはいけない食べ物として有名です。玉ねぎはもちろん、他のネギ科の野菜も中毒症状が現れるため危険です。

玉ねぎにはアリルプロピルジスルフィドという成分が多く含まれており、この成分が赤血球を破壊して貧血症状を引き起こすなど悪影響を及ぼします。少量であっても中毒症状が引き起こされるため、注意が必要です。

玉ねぎの場合、症状の進行は遅いですが、時間が経過すると共に着実に悪化していく恐ろしさがあります。玉ねぎを口にしてしまった際は、症状が出ていなくても病院へ連れていくようにしましょう。

まとめ

飼い主の食事を見る犬

犬が食べてはいけない物の中には、中毒症状を引き起こす可能性が高まる量が記載されていることが多いです。しかし、あくまでそれらは目安であり感受性には個体差があります。その量に達していなくても中毒症状を引き起こしたり、死に至る危険性があるため、少しでも危険な可能性があるのであれば与えるのはやめましょう。

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