犬は飼い主に興味が無くなるときはある?
飼い主さんのあとをどこへでも追いかけてくる子も多いでしょう。テレビを見ているときはソファの上で横にぴったりと付いたり、キッチンでご飯を作っているときは足元で待っていたり、トイレの中でさえも入ろうとする子もいます。
一方で、「今はそっとしておいてほしい」「構ってほしくない」と飼い主さんに対して興味を無くしてしまう瞬間も存在します。いざ、犬のべったりがなくなると飼い主としては寂しいですが、犬がこのような気持ちになるには、ある特徴があります。
飼い主に興味が無い犬の特徴①ひとり遊びが好き
人間と同じで、今自分が集中しているときは飼い主さんであっても無関心になります。例えばお気に入りのオモチャを独占しているときや、大好きなオヤツを食べているとき、ボールで遊んでいるとき、など。
とくに散歩に出かけたときはお友達の犬と遊んだり、草花のニオイを嗅いだり、飛んでいるチョウチョが気になって追いかけてしまいますよね。
このように犬の本能をかきたてるようなものが目の前に飛び込んでくると、飼い主さんには興味が向かなくなります。犬のこれらの行動は犬の本能によるものなので、決して邪魔をしてはいけません。むしろ思いっきり堪能する時間を設けてあげましょう。
飼い主に興味が無い犬の特徴②離れた場所で寝る
さっきまでべったりだったのに突然付いてこなくなったり、そういえばどこにいるんだろう?と犬を探すこともありませんか?
犬が飼い主さんから離れた場所で寝るようであれば、「今は構わないでほしい」という気持ちかもしれません。さらに自分の寝床やケージなどの落ち着いた場所で寝るのであれば、なおさらその気持ちが強いと考えられます。
犬も人間と同じで、眠いときは寝たい、落ち着きたいときは落ち着きたい、喋りたくないときは喋りたくない、というワガママな一面があります。
飼い主さんと遊んでいて急に遊びを止める子もいますが、それも「もう飽きた」「もう休みたい」という気持ちのあらわれでしょう。犬にとって寝床やケージは「寝る場所」「落ち着く場所」「安全な場所」であるため、犬が寝床やケージで寝ているようであれば、決して邪魔をしないであげてくださいね。
飼い主に興味が無い犬の特徴③尻尾が下がっている
犬の尻尾には、気持ちが顕著にあらわれます。
尻尾を高く上げて左右に小刻み振っているときは「楽しい」「嬉しい」という気持ちが隠れています。しかし同じように高く上げている状態でゆっくりと振っているときは、「緊張」「こちらの様子を伺っている」という気持ちをあらわしています。
また、地面に近いほどの低い位置で尻尾を振っている場合は、「警戒」「油断できない」という意味になります。信頼する飼い主さんに対してこの行動をする子はほとんどいないと思いますが、大好きなオモチャやオヤツなどの大切なものを守る場合などには、「飼い主であっても警戒しているよ」という意味で示すかもしれません。
このように、「尻尾を振っている=犬が喜んでいる」と安易に考えるのは禁物です。
まとめ
飼い主さんのことが大好きな子、飼い主さんから一時も離れたくない子、独立心が高い子、ひとりで過ごすのが好きな子、など犬にも多種多様な性格があって、飼い主さんに対して「こうしてほしい」「しないでほしい」という願望も持っています。
もし愛犬が自分に対して興味が無いことを示す行動をしたとしても、悲しむ必要はありません。犬も人間と同じで気まぐれで本能のままに生きているので、「今は自分に興味が無いんだな」と察したら、そっとしておいてあげましょう。