わんちゃんも美味しく食べて、強い身体に!
今回ご紹介する「鮭と小豆とかぼちゃのトマト煮込み」は、季節の変わり目を健康に過ごせる食材を組み合わせたごはんです。
お肌の健康が気になる、いつまでも元気に過ごしたい、シニアのわんちゃんにも特におすすめです。
鮭、小豆、かぼちゃがどんなふうにわんちゃんの身体に良いのでしょうか?人間も一緒に食べられる、簡単で美味しいレシピをご紹介いたします。
それでは作ってみましょう!
材料
(作りやすい分量、写真は3皿分です)
- 生鮭・・・3切れ
- トマト水煮・・・果肉を2個
- かぼちゃ・・・70gほど
- 小豆水煮・・・大さじ2
- オリーブオイル・・・少量
作り方
1、浅い鍋かフライパンに、つぶしたトマト、小さく切ったかぼちゃ、小豆の水煮、水を少量入れて弱火で沸騰させます。
2、「1」の鍋に、生鮭を入れて火が通るまで煮込みます。
3、そのまま人肌まで冷まし、器に盛りつけ、オリーブオイルを少量かけたら完成です。
必ず鮭の骨を取ってから与えて下さい。食べさせる量は、お腹と相談してくださいね。
このレシピのポイント
- 抗酸化作用の高い食材を組み合わせているので、いつまでも元気に過ごしたいシニアのわんちゃんに特におすすめです。
- 鮭の栄養をまるごと余すところなく摂取できます。
- 栄養たっぷりで美味しいスープが食欲をそそります。味付けをすれば、人間も一緒に食べられます。
わんちゃんにおすすめの食材
鮭鮭
抗酸化作用の高い「アスタキサンチン」というカロチノイド色素、栄養素の代謝や細胞の再生に関わる様々なビタミンB群が豊富。胃腸を温めて、消化機能を改善する効果が期待できます。
小豆
強力な抗酸化作用があるサポニンと小豆ポリフェノールが豊富。身体の余分な水分を出す作用に優れていて、むくみや吹き出ものにも効果が期待できます。またビタミンB群も豊富で、お肌の健康にとても優れた食材です。
監修栄養管理士による補足
小豆は利尿作用が強いので、もともと尿量が少なく、濃い色の尿をしている場合は逆効果になりますが、むくみや膿を持ったできものの解消に効果が期待できます。
かぼちゃ
豊富に含まれるβカロテンは抗酸化作用があり、体内で効率良くビタミンAに変化します。胃腸の働きを助け、身体を温める作用もあります。ほのかな甘味は心も温めてくれるので、元気がないときにもおすすめです。
監修栄養管理士による補足
かぼちゃにはビタミンEも豊富に含まれており、老化防止の働きがあります。
また、赤血球の合成を助け、新しい細胞を生成するために欠かせない葉酸も多く含まれます。
トマト
抗酸化作用の高い「リコピン」「βカロテン」、ビタミン、カリウムも豊富に含まれています。食欲を高めて、消化を促す働きもあります。
ちょっとアレンジ!
我が家ではこのレシピに、国産の「蕎麦の実」を柔らかく茹でたものを一緒に煮込みました。血管を丈夫にする「ルチン」(ポリフェノールの一種)が豊富に含まれています。また、肌の調子を整えるビタミンB群も豊富です。
また、「椎茸パウダー」も少量くわえています。刻んだきのこを一緒に煮込んでも、美味しさと栄養がさらにアップします。
まとめ ~美味しく食べて、心も身体も元気に
今回は、「鮭と小豆とかぼちゃのトマト煮込み」をご紹介いたしました。
我が家の愛犬は10歳ですが、最近皮膚に小さなできものがあることが気になっていました。そこで、デトックス効果の高い食材でもある「小豆」を普段からごはんに取り入れています。
面倒そうに思える小豆も、水からゆっくり茹でれば意外と簡単。浸水の必要もありません。ポリフェノールを逃さないように、茹でこぼしもしません。他のごはんを作っている片手間で茹でられます。
病院に行くほどではないけれど、なにか体質改善できないかな?と思われている方も多いかもしれません。
美味しく食べて身体の内側から健康に!ぜひ、たまにはこんなごはんを、愛するわんちゃんと一緒に囲んでみませんか?
監修栄養管理士による補足
抗酸化作用が強い鮭のアスタキサンチンと、小豆やかぼちゃの栄養を、美味しいアレンジでデトックスメニューができますね。