私が手作りご飯を作ったきっかけ
我が家の愛犬は2011年生まれの現在7歳のウェルシュコーギーの男の子です。我が家にやって来たのは生後3か月の頃。その頃の体重は4.7kgで、まだまだパピーちゃん真っ盛りでした。
1歳になるまではブリーダーさんが食べさせていたフードを与えることにして、その後は徐々に完全な手作りご飯に切り替えるつもりでいました。しかしいろいろなサイトや書籍で、手作りご飯を調べていたので、実際に愛犬に与えるのは、さらに1年後の2歳の頃からになりました。
2歳になった愛犬はまさに立派な成犬で、体重も13.1kgと順調に成長してくれました。日本や英国、米国ケネルクラブの、純血種の理想的な姿を定めた規定に「スタンダード」があります。それによるとコーギーのスタンダードの体重は、13.5kgを超えてはならないという決まりがありました。
そこで一つ目の私の勝手な思い込みが起こり、「うちの子は今13.1kgだから、これ以上体重を増やさないように気を付けよう」との結論が出てしまいました。我が家のわんこは別にショードッグなどにするわけではないので、元気ならば体重なんて関係なかったはずなのに・・・。
さらに追い打ちをかけたのは、以前、我が家にいた先代コーギーの存在です。現在の子は2代目なのですが、初代コーギーと14年間過ごしてきた中で、その子は椎間板ヘルニアを発症して、2年間寝たきりの生活を送りました。
その事からも、今回の子にはそんな思いをさせまいとして、椎間板ヘルニアの原因になる体重管理には、手作りご飯は最高の選択肢だね!と思ってしまったのです。もちろん手作りご飯は無添加ですし、自分で作っているので安心ですし、愛犬が食べてくれさえすれば何の問題もないものだと思っていましたから。
手作りご飯を食べていた期間
手作りご飯は一日二回、ほぼ毎食食べていました。食べていた期間は2013年の5月頃から2014年の5月頃までの約1年間です。
作っていた手作りご飯の内容
手作りご飯の内容は、書籍やサイトで調べたものになります。具体的には魚や肉、穀物、野菜や卵など、犬が食べてはいけないもの以外はバランスよく与えていました。加熱食も生食もどちらも与えました。手作りご飯推進派に大人気の馬肉ももちろん与えましたよ。
カロリーや栄養素なども大まかにですが計算し、ほぼ毎食きっちり与えていました。栄養素で足りなさそうなものはサプリメントまで用意し、しっかりきっちり行っていました。さらに犬は雑食に近い肉食なので、猫の手作りご飯ほどの苦労がなかったのです。
実はこの時、我が家の猫たちも猫用に作った手作りご飯を食べていました。
愛犬の様子
手作りご飯に対しての愛犬の反応は、それはそれは大変嬉しいもので、毎食鼻をならすほどの喜びようです!
もともと大食漢で食いしん坊、怖いくらい食欲旺盛なコーギーですから喜ばないわけはないのですが・・・。魚だろうと肉だろうと加熱していようが加熱していまいが関係なく喜んで食べてくれました。
手作りご飯をやめた理由
ではなぜそんなに愛犬に喜ばれた手作りご飯をやめたのかと言いますと、担当獣医師に指摘されるほど体重が減少してしまったのです。我が家の愛犬は、少し食べすぎるとすくにお腹を壊すのです。特に病気ではないのですが、もともと少しだけお腹が弱い子なのです。
そのため手作りご飯でカロリーを補うほどの量を食べさせると、間違いなくお腹を壊してしまいます。なので与える回数を増やしたり、足りないカロリーをオイルで補ったり、いろいろとしては見たのですが、なかなかうまくいきません。
また野菜などはくたくたに煮てスープごと与えても、根菜などは形がそのまま出てきたりしていました。いろいろな書籍やサイトなどで、さんざん手作りご飯に対して、勉強をしてから始めたはずなのに、思ったような結果が得られませんでした。
現在、完全な手作りオンリーのご飯はその1年間でやめましたが、やはりとても喜ぶので時々手作りご飯を与えています。決して手作りご飯を否定しているわけではなく、愛犬に合った与え方があるという事を理解する事が大切なのだと思っています。
我が家のように、実際に体重の減少が見られたので、ダイエットを目的としているならば手作りご飯は最適だと思います。
まとめ
手作りご飯は、カロリーを抑えながら食べごたえのある量を維持できるので、我が家の愛犬は非常に喜びました。また私はきっちりとカロリーの計算までしていましたが、実際にはそこまで神経質にならなくても大丈夫なようです。
ダイエット目的など、様々な理由から手作りご飯を考えている方の参考になればと思い、今回ご紹介しました。フードも優秀ですが、手作りご飯は愛情を込めて作る事ができるので、今後も愛犬の様子をよく観察しながら続けていこうと思っています。