動物好きです!よりもうちの子との相性が大事
世の中には動物が大好き!という人は溢れるほどいます。
お見合い会社、出会い系サイトに登録されているプロフィールを見ても、全体の半数以上の人が【動物が好き】と書いています。
動物が好きと言うワードは、【優しさ】のアピールに利用していることが多いようです。
我が子を愛してやまない独身者は【うちの子が認めてくれるか?】の相性の方が重要です。
ペットを飼っている独身者が恋人と別れた理由
- 恋人が遊びに来ると愛猫が下痢をするようになった
- 喧嘩したときにうちの子を【その犬】と言った
- どっちが大事か?と聞かれ正直に答えたらふられた
- 相手が語る未来予想図にペットの存在がなかった
- ペットへの接し方を見てガッカリした
- 犬は犬という価値観の折り合いが付けられなかった
- 可愛がっているのになつかない
- 無断で叱る
など、ペットへの愛を理解できない人からすれば、人間よりもペットを優先するなんて信じられないことでしょう。
ですが、恋人が欲しい、結婚がしたいと思う気持ちはあっても、我が子を犠牲にしてまで手に入れなければならない物も人もないのです。
まして、恋人よりも付き合いの長いペットを引き合いに出して【どっちが大事なのか?】などは愚問で、人間性を疑います(笑)
動物が好きじゃなくても大切に思って尊重してくれることが大切
我が子を溺愛していることも、生活のすべてにおいてペットが優先されることも、動物好きじゃない人からすれば理解に苦しむかもしれません。
【いつも、ペット優先】と思われることもたくさんあります。
動物は好きでも嫌いでもないけれど、恋人が家族として暮らしているペットは大切な家族として接する。このスタイルは実はありがたいのです。
いくら犬が好きでも、我が子との相性が悪かったり我が子が大きなストレスを感じたりしていては交際も結婚もできません。
ですが、相性が悪くても【歩み寄る】ことはできます。
そして、家族として接して互いを認め合えれば【適度な距離感】で共生することができるのです。
好き嫌い、なつくから可愛いという感覚も、もちろん大事ですが将来を考えるときに【家族として共に生きられるか?】がイメージできることはとても重要なポイントです。
優先順位は恋人よりもうちの子ファースト
恋人との時間よりペットのお世話の時間が優先されるのは人として当たり前のことです。命に責任を持つということは、動物好きではない人にも、自分の手に1つの命の生死をすべて握っていると考えれば、いい加減なことはできないと理解できると思います。
たまには二人でゆっくりしたい。二人だけでデートしたいのは飼い主も思うことです。ですが、ペットは飼い主がいないと生きていけませんから優先順位は譲れないのです。
そして、はるかに短いペットとの時間を犠牲にして何か優先したいと思わないのです。
食事、排泄が日々のスケジュール
猫の場合は、健康であれば1日程度なら置き餌、置き水で清潔なトイレを用意しておけば、命にかかわるような状況になることはあまりありません。
ですが、やはり万が一のことを考えると長時間のお留守番や外泊は避けたいものです。
犬の場合、健康であっても犬種によっては食後の様子に注意が必要なこともあります。また、排泄を長時間我慢させると体へ悪影響を及ぼします。
お散歩が必要で、食事は毎食用意します。
そうなると、犬だけで長時間の留守番をさせることも、旅行へいくこともできません。
愛犬をお留守番させて出かけてきても、ご飯の時間には帰ります。
恋人ともっと一緒にいたい気持ちも、もちろんありますが、動物とともに暮らすときに私たちは誓いを立てているのです。
【どんなことがあっても、どんなときも、いつも一番大切にするよ】って。
デートや旅行もペットも一緒
猫の場合は、慣れない環境で体調を崩しやすい子が多いので旅行の場合は、訪問型のペットシッターさんを頼むか、家族や友人に食事とトイレのお世話を頼むこともあります。日常のデートであれば、【ごめんね】とお留守番をお願いします。
犬の場合は、デートはドッグランやドッグカフェまたは、おうちでまったり。
旅行の場合はペット可ホテルを見つけて一緒に連れていきます。
車内に置いたまま、買物や食事はしないので、一緒に入れる飲食店を探すか交代で食事や買物を済ませてくることになります。
恋人とのデートや旅行でも、必ず中心になるのは愛犬なのです。
それを、心から一緒に楽しめる恋人なら最高ですが【ただ犬が好き】というくらいでは苦痛に感じてしまうかもしれません。
そして多くの【自称動物好き】な恋人が言うのです。「やっぱり、動物がいると大変だよね...」と。
理解してくれたのか、理想と違ったのか(笑)その言葉から、この人とは長くお付き合いしていくのは無理かもしれないな、と感じとるのです。
話題の中心はペットのこと
お付き合いも長くなってくると、二人の話題もペットのことが多くなってきます。
その日のペットの様子や、体調のこと。嬉しかったことや、可愛らしかったことなど。送る写真や動画も、ペットと一緒に写っているか、ペットのものが多くなります。
好きな人には、見てほしいのです(笑)我が子のベストショット!
日頃のペットの排泄の話もします。
飼い主にとっては、ウンチが緩い、下痢、などは心配で話題にあがります。
恋人にとっては関心がないことも(笑)分かっていますが、つい話してしまうのです。
色気のある話題ではないので、恋人が自分のペットを想ってくれていなければ【そっかー】くらいでスルーされてしまいます。
仕方のないことですが、そんなことよりこっちはさ…と話をすり替えられてしまうと、ガッカリしてしまうのです。
静かで確かな愛情を毎日感じている
男女の恋愛では、感情の浮き沈みや意見の相違、探り合いや、本音と建て前、嘘と優しさなど複雑な人間関係が求められます。
人は相手を傷つけると分かっていながら嘘もつくし、自分本位で相手を簡単に裏切ります。
どんなに愛を語っても、永遠ではなく来月には心変わりしているかもしれません。でも、私たちのペットは違います。飼い主さんへの愛は永遠で心変わりはしないのです。
ペットは嘘をつくけど、裏切らない
盗み食い、イタズラなど悪いことをして叱られると嘘をついてとぼけて見せます。
すぐばれる嘘をついては【ごめんね】とすぐに謝ったり、へそを曲げたりもします。
喜怒哀楽もはっきり示して、意思があります。
でも、ペットは私たち飼い主の愛情を裏切ることは絶対にないのです。
そして、愛情が冷めることもありません。
どんなときも、どんな飼い主でも世界中で一番愛しています。
そして、共に生きられるの時間はとても、とても短いのです。最期の最期まで飼い主への愛は深く優しいものです。
なので、移り変わる薄っぺらな人間の恋愛感情に振り回されることが馬鹿らしく思えてしまうのです。
確かな愛情、愛情表現やまなざしを知っている私たちには、真っすぐな愛情しか届かないのです。
無条件の愛情に勝るものはない
ペットは、飼い主を選びません。
- 外見
- 年収
- 家柄
- 学歴
- 性格
どんな飼い主でも、無条件に愛してくれます。動物たちに人間世界の価値観はありません。
ですから、ありのままの自分を受け入れて共に生きているペットに比べてしまえば、恋人との喧嘩も意見の食い違いも、不要なことに思えてくるのです。
互いの違いを認め合い、求めすぎず尊重し、すべてを受け入れ感謝する。
そんなペットの愛情に勝るものはないのです。
私たちは、恋人すらペットを基準にして選ぶ傾向があるのです(笑)
そして、条件に当てはまらなければ不要なのです。
恋愛や結婚、人間関係に疲れたとき、飼い主さんは思います。
【あなたたちがいてくれれば、一人の方が幸せだわ】
ペットへの接し方で人間性を見抜く
ペットを溺愛している人は、動物への接し方で人間性を見極めようとします。
【動物好き】をアピールしている人が、どこまで動物を思いやれる優しさがあるのか?本物の優しさなのか?うわべだけの気持ちなのか?
それは、動物への接し方に大きくあらわれるので、注意深く観察してしまいます。
都合が悪いときでも、ペットを思いやってくれるか?
以前から計画していたお出かけの予定も、当日ペットの体調が悪ければキャンセルになります。
飼い主としては、相手に申し訳ない気持ちはもちろん大きく心から謝ります。
ですが、こればかりはどうしようもないことです。
無理をして、外出しても出先でさらに体調が悪くなってしまうのは避けたいのです。
そんなとき、
- おうちでのんびり過ごせばいいよ。
- また、次の予定を立て直そう。
- 病院へ一緒に行こう。
などと、ペットを優先して想ってくれていることが感じられる行動や言葉があれば、さらに信頼は深まります。ですが、
- ちょっとくらい大丈夫だよ
- せっかく予約したのに
- 動物がいるとこうゆうことあるんだよね
など、ペットの存在を疎ましそうに、体調不良を軽く考えている言葉があると申し訳なさはどこへやら?(笑)
なんて、冷たい人なのか?と不信感すら感じてしまうのです。
動物番組や映画、動物ドキュメンタリー番組を観た反応
動物が主役の映画、人間と動物が心を通わせる絆を描いた物語など、飼い主さんはつい、我が子との絆や愛情と重ね合わせて、感情移入しやすくなります。
飼い主さんに抱っこされて幸せそうに眠っている子犬の映像だけでも、我が子の幼いころを思い出し涙腺が弱くなってしまう飼い主さんもいます。
人間のために犠牲になってしまった動物の物語や、動物が命がけで人間を助けてくれる物語は、様々な見方があります。
【かわいそう】
【痛かっただろう】
【怖かっただろう】
【勇敢だ】
【優しいな】
【助かってよかった】
など、物語中の動物に対して心を寄せられるのか?どんなふうに感じているのか?は重要なポイントだったりもします。
- 犠牲になったのが人間じゃなくてよかった
- 人間が助かるためなら動物の犠牲は仕方ない
- 別に何とも思わない
このような反応を見てしまうと、ちょっとどうなのだろうと感じてしまうのです。
まとめ
ペットを飼育している人が、恋愛や結婚から遠ざかると言われるのは、愛情を注ぐ対象がすでに存在しているからだと言われます。
ですが、実際には相手を選ぶハードルが高くなってしまうことも原因の1つのようです。
我が子を大切にしてくれるのは最低限の条件です。
将来を共に生きていく相手となれば、自分にもしものことがあったときに自分と同じようにペットを守ってくれる相手でなければ次の一歩を踏み出せないのです。
恋人が自分のペットを嫌う、なつかないなどの理由で、虐待したり放棄したり遺棄する飼い主さんも多くいます。
ペットを選ぶか?恋人や結婚を選ぶのか?自分の幸せのための選択は自由ですが、動物を大切にできない相手と果たして幸せな未来はつかめるのでしょうか?
我が子大好きな飼い主さんの多くが感じていることを分析してみると、動物に対する考え方、我が子への対応を通して、慎重にどのような人間性を持っているのか観察していることが分かります。
命を預かっている飼い主さんは、強い責任感と深い愛情があって、恋愛や結婚の相手を見極めているのですね。
動物が苦手、怖いという人を否定するものではなく、自分の一番身近で一緒に人生を共にすることになるかもしれない相手には、やはり自分と同じくらいペットを愛してほしいと思ってしまいますね。