夢の登竜門!タレント犬になるには
愛犬をタレント犬にするためには、動物専門の芸能事務所に所属することが近道です。
各事務所とも、オーディションを行っているので、気になる方は一度調べてみることをおすすめします。
オーディションといっても、特別高い技能が要求されるわけではなく、人間の芸能事務所のオーディションより合格しやすいようですよ。
高給取り?タレント犬のギャラ相場
さて、気になるタレント犬のギャラ相場ですが、CMやドラマなどのテレビ出演では、1本30万円程度、雑誌やポスターの写真撮影では1本5,000〜15,000円程度となっています。
ただし、所属している事務所によって仲介料等が異なるため、一概には言えないので注意が必要です。
一般的に大手事務所になるほど、ギャラは高額となるものの、大手事務所になれば登録料などの諸費用がかさむという場合が多いようです。
このギャラ相場は、輸送費と生活費を基準に算出されていますが、他にもギャラを決める際には、以下のようなものが考慮されます。
人気度
人気や知名度が高く、世間への影響力を強く持っているほどギャラが高くなるのは、人間もタレント犬も同じです。
ソフトバンクのCMで有名になった「お父さん犬」のカイくんは、1本80万円ほどのギャラをもらっていたそうですよ。
演技の難易度
タレント犬となるには、基本的なしつけができていることが最低条件ですが、CMやドラマに出演するとなると、基本的なしつけ以上の演技を求められる場合があります。
演技の難易度が高ければ高いほど、つまり、わんこが芸達者であればあるほど、ギャラは高くなります。
ちなみに、一般的に犬よりも猫の方が訓練が難しく、演技ができる個体が少ないことから、猫の方がギャラが高く設定されています。
撮影スケジュール
移動時間や拘束時間の長さによって、ギャラも左右される場合があります。
また、スケジュールの緊急性によっても金額は異なります。
緊急の出演依頼に対応できれば、手取りも少し多く得ることができるかもしれません。
意外な盲点も!タレント犬にかかる費用
テレビで1本30万円と聞くと、「月に1本決まるだけでも丸儲けなのでは!?」と期待してしまうかもしれません。
ですが、ペットをタレント犬にした経験のある飼い主さんの多くが、「タレント犬で儲けを出すのは難しい」「趣味の延長程度に考えた方がいい」と口を揃えます。
それは、タレント犬には意外と費用がかかるからです。
ふだんの食費やワクチン代等の医療費はもちろんのこと、タレント犬として活動するためには、こまめなトリミングなどのケアも欠かせません。
また、その他にも以下のような費用が必要になります。
登録料
事務所にもよりますが、タレント犬として事務所に所属する場合に、登録料が必要な場合があります。
また、オーディションの際にも費用がかかる場合もありますので、募集要項等をよく確認するようにしましょう。
モデルブック掲載料
盲点になりやすいのが、このモデルブック掲載料です。
一般的に、各事務所では所属しているタレント犬の情報をまとめたモデルブックを年度ごとに作成しており、仕事の依頼主は、このモデルブックを見てイメージに合う犬を探し、仕事を依頼してくるわけです。
膨大なタレント犬の中から目を留めてもらうためには、なるべく大きく写真を掲載したいところですが、某事務所のモデルブックでは、1ページぶち抜きだと18万円もの掲載料がかかるのだそう!
チャンスを掴むためにいくらまで出せるのか、なかなか難しいところですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タレント犬の収入だけで生活していくのは至難の業ですが、人気者になってしまえば話は別です。そう考えると、やはりタレント犬は「夢のある職業」といえるのではないでしょうか。
ただし、タレント犬は、向き不向きが大きい仕事でもあります。
飼い主さんの都合や欲だけで、愛犬をデビューさせることなく、飼い主さんも愛犬もお互いに楽しんで仕事に取り組めることが大切ですよ。