犬の毛の仕組み
長毛種と短毛種では、長毛種の方が抜け毛が多いイメージですが、実は毛の長さは関係がありません。抜け毛の量は毛の長さではなく、「ダブルコート」と「シングルコート」という毛の構造が関係しています。
ダブルコートは上毛と下毛からなり、シングルコートは上毛と少しの下毛からなります。ダブルコートの犬は年に2回(春と秋)に換毛期が訪れ、主に下毛が生え変わります。
ダブルコートの犬種
- チワワ
- 柴犬
- ウェルシュコーギー
- ダックスフンド
- ゴールデンレトリーバー
- ラブラドールレトリーバー
- シェットランドシープドッグ
- フレンチブルドッグ など
シングルコートの犬種
- マルチーズ
- ヨークシャーテリア
- プードル
- グレーハウンド
- シーズー など
犬の毛を掃除するアイデア
①まずは抜け毛を防ぐ
ブラッシングをすることで、床に落ちる前の毛を除去することができます。また毛玉ができにくくなるだけでなく、毛をキレイに保ち、血行促進、さらにマッサージ効果も期待できます。毎日行えば、皮膚病の予防にもなります。ニオイや汚れが気になる場合は、シャンプーを合わせて行いましょう。とくに換毛期は大量に毛が抜けるため、より回数を重ねてブラッシングをしましょう。
②掃除は隅から
毛は軽いので空気中をふわふわと舞い、部屋の隅や角にいつの間にか溜まっていきます。部屋の真ん中を掃除して満足し、隅や角に溜まった毛の量に驚くことも。部屋の掃除をするときは、まず部屋の隅や角を見てみましょう。
③カーペットの毛は軍手で
カーペットに絡みついた毛は、掃除機やコロコロでいくら頑張ってもなかなかとれないですよね。そこで便利なのが、100円ショップで簡単に手に入る、滑り止め付きの軍手です。この軍手をはめて擦るだけで、いとも簡単に取り除くことができます。
④空気清浄機を駆使
空気中に舞っている毛は、空気清浄機を駆使しましょう。目に見えないダニやノミ、ホコリだけでなく、ニオイも除去してくれます。ペットの毛に対応した空気清浄機がオススメです。
⑤家具の配置を変える
毛は軽いので、風に乗って様々な隙間に入り込みます。家具と家具の間や小物の隙間などに入り込んだら掃除が大変ですよね。そこで、隙間を開けないようにする、小物を置きすぎない、家具と家具はくっつける、などのちょっとした工夫をすることで、掃除がとても楽になります。
⑥たたみは新聞紙で
新聞紙を水で濡らし、たたみに撒きます。その上からホウキで掃くと、毛が舞い散らずに集めることができます。そのあとは乾いた布でしっかりと拭きましょう。
⑦エアコンは歯ブラシで
エアコンのフィルターなどに付いた毛は掃除機などで吸い込み、取り切れない毛は、使い古しの歯ブラシで水洗いしましょう。
まとめ
犬と暮らしていると、抜け毛問題は仕方のないもの。溜まった毛はダニやノミの温床となるので、こまめに掃除しましょう。
可愛い愛犬のために、生活環境は常にキレイに整えておきたいですね。