ペットフードとは
一言で言うと、ペットに与える目的で作られたものです。
ペットフードの定義は、公正取引委員会から官歩告示された「ペットフードの表示に関する公正競争規約」には「ペットフードとは穀類、デンプン類、糟糠類、糖類、油脂類、果実類、豆類、魚介類、肉類、卵類、野菜類、乳類、果実類、キノコ類、藻類、ビタミン類、アミノ酸類、その他の加工物などを原材料とし、混合機、蒸煮機、成型機、乾燥機、加熱殺菌機、冷凍機などを使用して製造したもの、または天日干しなど簡易な方法により製造したもので、イヌ・ネコの飲食に供するものをいう」と、記載されています。
ペットフードの歴史(日本)
日本では、1960年に国産初のドッグフードが発売されました。
この時のフードは今のような形ではなく、粉末だったそうです。
それから3年後の1963年には日本ペットフード株式会社が設立されました。
これも日本初のペットフード専業会社です。
そして1964年にドッグフードは今の形のようなものになりました。
現在ではライフステージ別(年齢別)、水分含有量別、目的別、形状別などに分けられ、さまざまな種類があります。
ペットフードの法律(日本)
1960年に初めてのドッグフードが発売されてから、48年後「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」が作られました。
それ以前は愛がん動物いわゆるペット動物のえさに関しての法律はなく、公正競争規約しかありませんでした。
ちなみにこの法律のできた背景は、ペットを飼う人口が増えたからではなく、平成19年に起こったアメリカでのペットフードにメラミンが混入し、ペット動物が多数なくなったということからです。
ドッグフード選び
以上のような背景がありますが、日本原産のペットフードは法律が緩いため、信用できません。
また、形状で半生フードがありますがこれは水分を多く含んでいますので、ドライフードと比べるととてもカビやすいです。
(それぞれの水分はドライ10%以下、半生25~35%)そのため、ドライフードに必要のない防かび剤などが添加されています。
そのように添加物がやたら多いと、若い時はよくても年をとった時に内蔵他に不都合が起きるのではないか、と考えました。
そこで外国産のフードにも目を向けました。
中でもヨーロッパ産、特にEU加盟国の原産のフードは信用ができました。
なぜならばEUは添加物に厳しく、日本で使って良い添加物もEUではいけないことになっているからです。
そして、日本に輸入代理店があるもの、流通量があるものを選びました。
輸入代理店があれば、原産国で日本向けに加工してくれます。
本国では添加物少なくしていても、輸送中痛むことを考え、輸出するものに関しては添加物が多めに入っています。
いわゆる「正規品」というものです。
それに対して「並行輸入品」というものは、原産国本国で流通用にしたものを、日本に輸入しているものです。
価格は確かに正規品より安いですが、パッケージや加工をしていないので、購入してみたらカビが生えていた、なんていうこともあります。
流通量は結構重要です。
なぜなら代理店で輸入するにもかなりの量を持ってくるからです。
流通量が少なければ在庫を抱えるようになり、在庫が余っているようであれば劣化している可能性があるからです。
また、外国原産のフードは非常にシンプルです。
日本のように、サイズ別だったり、犬種別だったりということはありません。
日本人は素直ですから、チワワのオーナーさんがチワワ用と書いてある餌を買うわけです。
要は企業側の売るための方法です。
私が選んだフード
そんな形でいろいろ探しまくり、見つけたフードが「ヤラー」というオランダ原産のフードです。
これはヨーロッパではシェアが多く、オーガニック認定原材料を使用した自然食です。
種類は「パピー」「小型犬用(これは最近できました)」「一般成犬用」「消化器系が敏感な犬用」「老犬用」「ベジタリアン」以上です。
私の愛犬は小型犬ですが、老齢なためパピーを選びました。
老化によって消化吸収率は下がるので、なるべく高カロリーのものを食べさせる必要があったからです。
また、ヨーロッパでは大型犬が多いので、粒も大きく硬いものがほとんどです。
愛犬は根尖膿瘍により歯を少し失っていますので、食べやすいものをと考え、パピーにしました。
食べさせてから
食いつきもよく、便の状態もいいです。
また、涙焼けや手足の先を痒がるのが減りました。
毛艶や体形は老犬らしい状態を維持しています。
病気らしい病気もせずに、毎日元気いっぱいにしてくれています。
とてもありがたいことです。
犬は自分で餌を選ぶことはできませんので、飼い主がしっかり調べていいものを食べさせてあげたいですよね。
いいフードを選んで食べさせるということは、愛犬の健康維持と長生きをさせることができるということです。