夏食材で愛犬を元気に!
今年も暑い夏がやってきました。今年も猛暑になると予想されています。飼い主の皆さんは、愛犬が厳しい夏を元気に過ごせるようにさまざまな対策を講じられておられるかと思いますが、夏食材を与えるというのもひとつの手です。
旬の食材は、その時期の体に必要な栄養素や成分を豊富に含み、体調を整えてくれます。夏が旬の食材には、水分補給や疲労回復に効果が期待されるものがたくさんあります。
こうした食材を愛犬の食事やおやつに取り入れれば熱中症や夏バテの予防ができ、愛犬の元気をサポートすることができます。では、愛犬にはどのような夏食材を与えたらよいのでしょうか?犬も食べられる夏食材を7つご紹介していきます。
犬も食べられる夏食材①レタス
シャキシャキとした食感でみずみずしいレタスは、私たちが夏に食べたくなる食材のひとつですが、犬に与えてもOKです。レタスは約95%が水分で、夏の水分補給に適しています。また、ビタミンCやE、カロテン、カルシウムなども含んでいます。
生のまま小さくカットするか、電子レンジで短時間で熱を通して刻んで与えましょう。
犬も食べられる夏食材②トマト
トマトはビタミンCやカリウム、そして抗酸化作用のある赤い色素のリコピンなどが豊富です。
普通サイズのトマトとミニトマトに含まれている栄養素の種類に大差はないものの、栄養価はミニトマトのほうが高いです。トマトも水分が多い野菜なので、水分補給ができます。
トマトの未熟な果実、葉、茎、ヘタにはトマチンというアルカロイドの一種が含まれています。有毒物質ですので、これらの部分は犬に食べさせないように気をつけましょう。
皮のまま小さくカットして与えても大丈夫ですが、消化不良が心配な場合は湯むきして、皮を取り除いてから与えるのがおすすめです。ミニトマトをそのまま与えると、丸飲みをして喉に詰まらせる恐れがあります。
犬も食べられる夏食材③きゅうり
約96%が水分ですので、夏の水分補給を目的としたおやつに向いています。東洋医学においてきゅうりは体の熱を取り除くと言われていますが、与え過ぎると内臓まで冷やしてしまい、下痢につながる可能性があります。
生のまま厚めの輪切りにしたり、スティック状にカットしたり、食べやすい大きさにカットして与えるといいでしょう。ただし、早食いや丸飲みをする犬は喉に詰まらせる恐れがあるので、細かくカットして与えましょう。
犬も食べられる夏食材④スイカ
犬は基本的に甘い物が好きなため、スイカの甘みも好む傾向にあるようです。スイカは約90%が水分ですが、利尿作用や疲労回復の効果があるカリウムも豊富で、夏バテ対策におすすめの食材のひとつです。
種と皮は取り除き、小さくカットしたり、細かく刻んだり、薄くスライスするなどして与えるといいでしょう。
犬も食べられる夏食材⑤メロン
カリウムが豊富なスイカの約3倍もカリウムを含んでいるのがメロンです。水分も多く水分補給になる上に、吸収されるのが速い糖分を含んでいるため、夏バテなどで食欲がない犬に与えたい食材です。
種と皮は取り除き、小さくカットして与えましょう。
犬も食べられる夏食材⑥梨
梨は品種が多く、品種によって旬の時期が異なります。主に夏から秋にかけてが旬と言えますが、中には冬に旬を迎える梨もあります。約90%が水分である梨は、水分補給に役立ちます。また、アスパラギン酸が含まれており、夏バテで疲れた体の疲労回復に効果が期待できます。
梨の未熟な果実や種にはアミグダリンという有毒物質が含まれており、これらを与えると中毒症状を起こし、死に至るケースもあるので要注意です。
犬に梨を与えるときは、皮をむいて芯と種を取り除き、小さくカットして与えましょう。
犬も食べられる夏食材⑦鯵
鯵は夏が旬の青魚です。上質なタンパク質のほか、ミネラルやビタミンなどがバランスよく含まれています。また、鯵のような青魚は必須脂肪酸の一種であるEPAやDHAが豊富です。
焼いた身をほぐして骨を取り除き、小骨が残っていないか確認してから与えましょう。鯵の干物は塩分が高いのでNGです。
まとめ
犬も食べられる夏食材をご紹介しました。夏の愛犬の体によい効果をもたらす食材も、与え過ぎると下痢をしてしまったり太ってしまったりと、逆に健康を害してしまうこともあります。愛犬が喜んで食べても、与え過ぎないように注意しましょう。
また、どんな食材もアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。初めて与える食材は、愛犬の様子を見ながら少量ずつ与えるようにしましょう。愛犬が何らかの食物アレルギーを持っていたり、持病があったりする場合は、かかりつけ医に相談してから与えることをおすすめします。