犬に与える一日のおやつの量とカロリーの目安
犬に食事以外の間食を与える場合、おやつを与えることによってカロリーの摂りすぎになってしまったり、栄養バランスが崩れてしまったりしないよう注意しなければなりません。
人間と同様に犬も偏った食生活を続けていると、肥満などの生活習慣病を発症してしまうからです。
カロリーで例えるならば、一日に必要な摂取カロリーの10%~20%を超えておやつを与えないようにすることを目安にすると良いです。
そのためには、おやつのカロリーを把握し、一日にどれくらいの量を与えることができるのか計算しておくと良いです。
そこで必要なのが、犬のおやつは一体何カロリーくらいあるのかということです。
おおよその目安をご紹介しますが、みなさんのお家にある愛犬のおやつもぜひカロリーをチェックしてみてください。
同じジャンルのおやつでも商品によってカロリーに差があるようですので、あくまでも目安としてお考えください。
ジャーキー
ジャーキーには添加物や塩分や脂肪分が多く含まれており、摂取過多になりやすいという特徴があります。
そのため、肝臓や膵臓に負担がかかりますし、とくに硬いジャーキーは胃や腸などの消化器へも負担がかかりやすいです。
ジャーキーには、牛・鶏・鹿・豚・鶏など、様々な原料のものがあり、カロリーや栄養素も変わって来るので注意が必要です。
カロリーを調査してみた!
今回は5種類の別々のジャーキーを参考にどれくらいのカロリーなのか調査してみました。
- ジャーキーA:372kcal
- ジャーキーB:368 kcal
- ジャーキーC:335 kcal
- ジャーキーD:260 kcal
- ジャーキーE:293 kcal
(※100g辺りのカロリーを比較)
同じ「ジャーキー」と名のつくものでも、商品によって100kcal以上も差があることがわかりました。
ガム
ガムはm犬の歯の健康維持や、ストレス発散のために与えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。ですが、意外とカロリーがあるので与えすぎには注意が必要です。
また、よく噛まずに飲み込んでしまい、喉に詰まらせて病院へ運ばれてくる犬も多いようなので、与え方にも十分に注意しましょう。
カロリーを調査してみた!
- ガムA:370kcal
- ガムB:313kcal
- ガムC:228kcal
- ガムD:340kcal
- ガムE:350kcal
(※100g辺りのカロリーを比較)
商品や原料によってカロリーに100kcal以上の差があることがわかりました。
ビスケット
ビスケットは私の愛犬たちも大好きなおやつだったのですが、食べカスが口の中に残りやすく、歯垢や歯石の原因になりやすいということがわかり、与えなくなりました。
カロリーも高く、愛犬のポメラニアンは肥満の原因にもなってしまいました。
カロリーを調査してみた!
- ビスケットA:370kcal
- ビスケットB:344kcal
- ビスケットC:400kcal
- ビスケットD:415kcal
- ビスケットE:380kcal
(※100g辺りのカロリーを比較)
複数のビスケットを調査したのですが、カルシウムやタンパク質やミネラルの含有量は表示されているものの、カロリー表示がないものが多かったです。
A~Eの中には、低カロリー・おから使用・豆乳使用・無添加・野菜などとパッケージに書かれているものもあり、健康に良いビスケットのように感じました。
しかし、カロリーには大差ありませんでした。
ボーロ
ボーロが大好きな犬も多いのではないでしょうか。
私の初代愛犬も大好きで、ボーロ以外のおやつは口にしないほど大好物でした。
ビスケットと同様、食べカスが口の中に残りやすく、歯垢や歯石の原因になりやすいこと、カロリーが高く肥満の原因になりやすいことに注意して与えましょう。
カロリーを調査してみた!
- ボーロA:279 kcal
- ボーロB:380 kcal
- ボーロC:440 kcal
- ボーロD:338 kcal
- ボーロE:340 kcal
(※100g辺りのカロリーを比較)
カロリーに大きな差はありませんでした。
しかし、ダイエット用・低カロリー・砂糖ゼロと書かれているのにカロリーや糖質や脂質の含有量の表示がない商品も多くありました。
まとめ
ほとんどのおやつのパッケージに「一日の目安量を守って与えてください」と書かれており、「体重○kg以下○個まで」と目安が書かれています。
しかし、私は驚きの表示を目にしたことがあります。
ジャーキーとして販売されているものだったのですが、総合栄養食と書かれており、「主食として与えてください」と書かれていたのです。
さらに表示を見てみると、私の愛犬(男の子)の場合、一日に一袋(400g)では足りない計算なのです。
もちろん、私はおやつとして一日に数本しか与えませんでした。
しつけの際やお留守番のご褒美としておやつを与える方がほとんどだと思いますが、可愛い愛犬からのおねだりに負けて、与え過ぎてしまわないようにしたいですね。