犬がお腹を壊した時に与えてはいけない食べ物 その①「クッキー」
クッキーにもいろんな種類がありますが、とくに硬いクッキーや油っぽいクッキーを与えるのは避けましょう。
硬いクッキーは消化の際に胃や腸に負担がかかりやすく、下痢が悪化する可能性が高いからです。
お腹を壊した原因が胃や腸にある場合には与えないようにしましょう。
犬がお腹を壊した時に与えてはいけない食べ物 その②「ジャーキー」
ジャーキーにもまたいろんな種類がありますが、とくに硬いジャーキーを与えるのは避けましょう。
クッキーと同じことですが、硬いジャーキーは消化が悪く胃や腸に負担がかかります。
お腹を壊した原因が胃や腸にある場合には与えないようにしましょう。
犬がお腹を壊した時に与えてはいけない食べ物 その③「脂肪量の多い肉」
次のような脂肪が多い肉は与えるのを避けましょう。
- 牛肉の場合:ばら肉、サーロイン、リブロース、かたロースなど。
- 豚肉の場合:ばら肉、ロース、かたロース、そとモモなど。
- 鶏肉の場合:皮付きの手羽、皮付きの胸肉、モモ肉など。
脂肪量の多い肉は消化の際に胃や腸に負担がかかりやすく、疲れさせてしまう可能性が高いからです。
お腹を壊した原因が胃や腸にあり、胃や腸の疲れが原因である場合には与えないようにしましょう。
ちなみに、脂肪量の少ない肉の代表格は鶏のササミですが、若鶏肉100g中の脂肪量は0.8gと非常に少なく、タンパク質が豊富です。ササミ以外の肉でも脂身が多い場合にはそぎ落としたり、茹でて脂肪を落とすようにしましょう。
犬がお腹を壊した時に与えてはいけない食べ物 その④「加工食品」
加工食品には食品添加物が多く含まれているため、胃腸の調子が悪い場合には与えないようにしましょう。
食品添加物はドッグフードやおやつにも含まれていますが、発ガン性物質や体にとって有害な物質が含まれている可能性もあります。
食品添加物の中で発ガン性物質に指定されているものがあり、「亜硝酸ナトリウム」と「プロピレングリコール」です。
亜硝酸ナトリウムは、発色剤としてジャーキーに使用されていることがあります。プロピレングリコールは、乳化剤や保湿剤として使用されていることがあります。お腹を壊したときに限らず、与えないようにしたいものです。
添加物に関してはペットフード安全法で使用上限が決められていて、基準を満たしたものが販売されているので基本的に口にしても問題はないのですが、気になる場合はできるだけ含まれていないものを選ぶようにしてください。
犬がお腹を壊したときの対処法
お腹を壊すと食欲がなくなってしまう犬がほとんどですが、中にはお腹を壊していても食欲があり、しっかりごはんを食べようとする犬もいます。
お腹を壊したときは、半日~1日程度絶食させることで胃や腸を休ませてあげると回復が早いです。ただし、脱水症状になってしまってはよくありませんので、水分補給(水)はしっかり行いましょう。
お腹を壊した原因が何であるかわかっている場合には自宅で対処しても良いと思うのですが、原因がわからないのでは正しく対処することができません。病気である可能性や異物を誤飲してしまった可能性もあるため、必ず獣医さんに診てもらいましょう。
下痢が続く場合は脱水症状を引き起こす可能性がありますし、下痢止めや抗生物質での治療が必要となることがあります。元気がある場合でも素人判断せず、すぐに病院へ連れて行ってあげましょう。
まとめ
お腹を壊した原因が胃や腸にある場合、ストレスが関係している可能性も考えられます。
ストレスの原因には運動不足やコミュニケーション不足が多く挙げられていますが、運動不足である場合にはお散歩や遊びで解消してあげ、コミュニケーション不足である場合にはたっぷり触れ合ってあげましょう。
私の愛犬の男の子はもともと胃腸が弱く、定期的にお腹を壊してしまうため、獣医さんに相談して常備薬を処方してもらっています。
お腹を壊す頻度が多い場合には、一度詳しい検査を受けてみると良いのではないでしょうか。