犬たちの叫び
首輪が泣いている
これからご紹介するのは、平山ガンマンさんのフェイスブックからの引用文です。
首輪が、声を出しながら泣いている
この首輪から聞こえてくる犬たちの叫び
体を返して!心を返して!命を返して!
と、首輪が泣いている
ここに並べられた写真の首輪は、洗って干しているものでもなければ、日替わり用に保管しているものでもない。
これは殺処分された、犬たちの亡骸とも言える
悲しすぎる、それなのだ。
私たちは、葬られた犬猫たちに、謝ることは出来ない。
なぜなら、首輪は返って来るが命は帰って来ることは
ないからだ。
命を奪うということは
それほど罪深く、謝り切れないものであることを、この社会は忘れてはいないだろうか。
この首輪たちにどんな理由をつけ、どんな言い訳をしても
虹の橋を渡った子たちに謝り切れない。
この首輪を見て
人は無関心でいられるのだろうか
人は本当に何も感じないでいられるのだろうか
この悲しい首輪は
直接的な問題、そしてこの社会の平和問題への証明であり
彼らのその無念を殺処分廃止の五文字を持って
償う以外は他になにもその対価は存在しないことを思い知るべきです。
それでも今
私は、謝りたい
この首輪たちに・・。
ganman
平山ガンマンさんのフェイスブック:https://www.facebook.com/ganmann.hirayama
犬の収容数と殺処分数(今回は犬のみ取り上げています)
環境省の調べから~平成28年度の全国の保健所の犬の収容状況
犬の引き取り数 41,175頭(飼い主持ち込み 4,460頭、所有者不明 36,512頭)
犬の返還数 12,854頭
犬の譲渡数 17,646頭
犬の殺処分数 10,424頭(保管中の病死、自然史も含む)
上記につきましては犬251頭詳細不明となっています。
その説明は上記ページには見当たりません。
数字が合わないことから考えても、環境省のこの数字が果たして正確なものであるのかどうかは、疑問の残るところです。
犬の殺処分が減少した理由
しかしながら、確かに犬の殺処分数は年々減少傾向にあります。
それは、飼い主さん達の意識が向上したことにもよるかもしれませんが、まだまだ無責任な人たちによって、途中で遺棄する飼い主は確実に存在しています。
殺処分数が減ったのは、動物の遺棄を犯罪として取り締まる法律を制定するなど行政の取り組みの影響も少しはあるかもしれませんが、全国的に動物愛護ボランティアさん達の必死の活動が行われている結果だと言えるでしょう。
2000の野犬たちを救え!プロジェクト
そんなボランティア活動の中で、今回は、上記の『首輪がナイトいる』を書かれた平山ガンマンさんをご紹介させていただきます。
山口県には野犬が2000匹いるといいます。行き場のなくなった野犬たちを殺処分から救うために1800坪の土地を借りてシェルターを建設しています。
平山ガンマンさんは、周南市の野犬問題をきっかけとして、日本の野犬問題を対峙している活動として『2000の野犬たちを救え!プロジェクト』を立ち上げました。
現在、山口県光市に野犬たちを収容するためのシェルターを建設中です。
2000の野犬たちを救え!プロジェクト ホームページ:http://picbear.online/2000_pj
野犬たちを守るために
ガンマンさんは、もともと山口の県民ではありません。
千葉在住の方でした。
しかし、山口県の野犬問題を知り、なんとか野犬たちを救いたいと千葉の自宅を引き払い、現在、同県光市でガンマンさん自身で建設中のシェルターで24時間寝泊まりして、保護している犬たちの世話をしながら、プロジェクト実現のために必死で活動されています。
最後に
全国各地で動物達の命をなんとか救おうと、たくさんのボランティアさん達が、日々頑張っています。
行政はそのボランティアさんたちに、かなり甘えすぎているところが見受けられます。
地区によっては行政が、ふるさと納税などで地元のNPO法人の動物愛護ボランティア団体を支援する動きもあります。
また、一部の企業なども積極的にキャンペーンなどを行って売り上げの一部を、地元で動物愛護のボランティア活動をされている方たちに寄付しているところも出てきています。
個人的にも、様々な支援をしている人たちがだんだん増えてきました。
そうやって少しでも、みんなの意識が変わっていくことで、救われる命は確実に増えていきます。
できることなら、行政もこの動きをもっともっと支援してほしいものです。
本来であれば、行政が本気で取り組まなければならない問題なのですから!
※尚、この記事及び写真の投稿は、平山ガンマンさんの承諾を得て行っております。
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50代以上 女性 匿名