森の中で3年間も生き延びた犬
建設現場で働いている夫
2015年8月、その男性は、アイオワ州リー郡のウェバーという町で、肥料工場の建設現場で働いていました。それは別の州からの単身赴任でした。
ある日、彼の妻が夫に会いにきました。
形見の犬
彼女は、”ジンジャー”と名付けられた犬を同行していました。
ジンジャーは、彼女の母親の愛犬でした。
彼女の母親は、2か月前に他界しました。
夫婦は母の形見であるジンジャーをとても大切にしていました。
行方不明
しかし、事件は起きてしまいました。
夫婦が宿泊していた部屋から、ジンジャーが逃亡してしまったのです。
チラシ
夫婦は、ジンジャーの目撃情報を求めて、費用をかけてチラシをたくさん作り、探して、探して、探し続けたのですが、残念ながら、ジンジャーを見つけることはできませんでした。
3年後
それから3年後のある日、同州バーリントンにある”Des Moines County Humane Society”(動物愛護団体)に、オーストラリアン・シェパードの目撃情報が入りました。
団体の代表は、その犬がもしかしたら3年前に行方不明になったあの犬ではないかと直感したそうです。代表は、3年前に夫婦が作った愛犬を探すチラシを覚えていたのです。
団体のスタッフは、とにかくその犬を捕獲すべくすぐに目撃情報があった場所に向かいしました。でも、中々犬は現れませんでした。
しかし、諦めることなく捕獲作業を続け、ついに、犬を捕獲することに成功しました。
ビンゴ!
でも、夫婦の連絡先が分かりません。
そこで団体は、捕獲した犬の写真を、地元の迷い犬サイトに投稿しました。
すると、あの夫婦から連絡が入りました。
夫婦は別の州に住んでいたため、ジンジャーの写真や動画を確認のために団体に送ってきたそうです。
送られてきた写真や動画を確認したところ、ジンジャーであることがついに判明しました!
森の中で
ジンジャーは、3年もの長い間、バーリントンの森の中で生き延びていました。
長い放浪生活で、ジンジャーは酷い状態になっていました。
毛はひどく汚れ、伸び放題で、毛玉だらけでした。
森の中で、人間と接することがなかったせいか、最初、ジンジャーは人間をとても怖がったそうです。
治療
更に、フィラリア陽性になっていました…
しかし、それ以外は体に問題はありませんでした。
幸い、フィラリアは治療すれば、治る段階でした。
発見されてすぐにジンジャーは動物病院に入院し、治療を始めました。
再会
ジンジャーの飼い主である夫婦は、現在、ワイオミング州に住んでいます。
夫婦は、もうジンジャーは死んでいるのではないかと諦めていました。
いなくなってから3年もの長い月日が流れたのですから…
実際にジンジャーと再会するまでは、信じられない思いがあったそうです。
でも、会いに行った犬は、間違いなく、ジンジャーだったのです。
下記リンク先に、実際のニュース動画があります↓
Family reunites with missing dog after three years https://t.co/vppuxPDalp
— さくらまい (@kptgg178) 2018年6月24日
最後に
夫婦は、感動の再会をしました。
現在、ジンジャーは、夫婦の元に戻っています。
もちろん、フィラリアの治療も続けています。
奇跡的にジンジャーは森の中で生き延びることができました。
ジンジャーがどうやって生き延びてきたのか?それは誰にもわかりません。
判っているのは、ジンジャーが3年間、確かに生き延びてきたということです。
ジンジャーを保護したDes Moines County Humane Societyのフェイスブックページ:https://www.facebook.com/DesMoinesCountyHumaneSociety/
※尚、この記事及び写真の掲載は、Des Moines County Humane Societyの承諾を得て行っています。