犬
犬は人間に対して無償の愛を与えてくれる存在であり、とても忠実です。
犬は人間にとって最高のパートナーになる可能性を十分に持っています。
犬が、人間の命を救ってくれることもあります。
犬に命を助けられたというお話は、誰でも1度はきいたことがあるでしょう。
え?まだ聞いたことがないって?
でも、大丈夫です。
ここでこれから最近起きたとても素晴らしいお話をご紹介させていただきます。
路上に捨てられた新生児
これは地元紙に載っていたニュースです。
2018年5月14日(月)の夜、ウルグアイ南部のカネローネスという場所でそれは起きました。
若い女性が赤ちゃんを産み、あろうことかその直後に路上に遺棄したのです。
出産
地元紙によるところ、その女性は精神的に複数の問題を抱えており、彼女は家族に妊娠していることも出産したことも何も話していませんでした。
彼女は、1人で出産した後、保健所に行き、流産したと嘘の報告をしていました。
犬の存在
新生児が捨てられた路上のすぐ近くに、1匹の犬が住んでいました。
その犬は”ロットワイラー”という犬種で、もともと闘犬として使われていたこともあり、攻撃性の高い性格なのですが、反面とても頭がいいのもこの犬種の特徴で牧牛犬としても使われていました。
でも、飼い主さん曰く、「この子はとても従順で優しい性格の子です。」とのことでした。
第一発見者
その犬が一番最初に道に捨てられていた新生児を見つけ出し、夜ということもあり、新生児を抱き込むように寄り添って、体を温めていたようです。
そして、朝が来たときに、その犬は飼い主である年配の男性に吠えて赤ちゃんのことを知らせました。
病院
男性が赤ちゃんを見ると、まだへその緒がついていたそうです。
男性は裸の赤ちゃんを自分の着ていたジャケットで包み、すぐに病院に連れて行き、赤ちゃんはへその緒を切ることも含めて、必要な手当をうけることができました。
ヒーロー
その結果、赤ちゃんは無事、生き残ることができました。
犬が路上に捨てられていた新生児をすぐに発見してくれたこと、その体を温めてくれたこと、そして飼い主に吠えて知らせてくれたこと、そのすべてが赤ちゃんを救うこととなりました。
この犬は赤ちゃんの命の恩人であり、そしてヒーローとなったのです。
過去にも
2008年にも似たようなケースが報告されています。
アルゼンチンで14歳の母親に捨てられた新生児を、子育て中の母犬がくわえてその場所から約50メートル先の自分が生んだ子犬たちのところに運び、赤ちゃんの体を温めていました。
当時、外は寒い冬だったので赤ちゃんはこの犬に保護されたおかげで死なずにすんだと医者が語っています。
この件に関しては当時CNNのニュースで報道されました。
http://edition.cnn.com/2008/WORLD/americas/08/22/argentina.dog.tale/
最後に
犬が人間に与えてくれるのは、見返りを求めない無償の愛に他なりません。
そんな犬達を私達人間は、素晴らしいパートナーとして、もっと大切に扱わなければならないのではないでしょうか?