レバーの栄養素をご存じですか?
レバーはカロリーが高そう、たくさん食べると良くないんじゃ・・・とご心配な飼い主さんも多いと思います。ここではまず、レバーの持つ栄養価と注意点をご紹介します。
レバーの栄養と効果
レバーは脂質が少なく良質なタンパク質を含んでいるだけでなく、ビタミンAやビタミンB群、葉酸、鉄、亜鉛といったミネラル類も豊富です。ビタミンAは過剰に摂取すると過剰症となるリスクがありますが、量を守れば問題ありません。ビタミンAは目の機能や皮膚を健康に保ち、粘膜を強くし免疫力を高める効果をもたらします。がん予防としても効果的です。
さらに、レバーに含まれる亜鉛は傷の治りに不可欠であり、精神安定作用もあります。
その他、レバーといえば鉄分!と連想される方も多いかと思いますが、レバーに含まれる鉄と葉酸は造血作用があるため、貧血対策として非常に効果的です。
レバークッキーの作り方
犬用のレバークッキーは市販されている商品もたくさんあります。でも意外と簡単に自分で作ることも出来てしまいます♪
小麦粉にアレルギーがある場合には米粉や玄米粉など、その子にあった食材でお好みの硬さで作ることが出来ます。オーブンの焼き時間や水分の量を調整することによって、シニアの子や噛む力が弱い子にはソフトクッキーに、顎が強く固めのオヤツが好きな子にはハードクッキーへとアレンジ可能です。
正真正銘の無添加、無着色で保存料なしの愛情たっぷりのレバークッキーを作ってみませんか?
では、次にレシピをご紹介します。
材料
- 新鮮なレバー:100グラム
- 米粉:50グラム
- 無調整豆乳:15cc
- オリーブオイル:小さじ1~小さじ2
我が家では鶏レバーを使用しましたが、牛や豚でも大丈夫です。ビタミンAの過剰摂取については、毎日大量に長期間に渡って食べ続けなければさほど問題ないと言われていますが、気になる場合には、ビタミンAの含有量の少ない牛のレバーをお薦めします。(牛、豚、鶏の順に含有量が多くなってきます。)
米粉については、小麦粉、玄米粉、オートミールなど、他の物でも代用可能です。また、豆乳はなくてもOKですが、多少、水分を入れた方が生地を成形しやすくなります。お腹を壊さない子であればヨーグルトや牛乳、水でも構いません。
オリーブオイルについても、ごま油など他の油でも問題ありません。
なお、上記の分量は目安ですので、少しずつ混ぜながら調節してください。
必要な調理器具
- お鍋
- ザル
- フードプロセッサー
- 大きめのフードボール
- ゴムベラ
- まな板
- 包丁
- クッキングシート
- サランラップ
作り方
(オーブンで焼くため、完全に火が通っていなくても問題ありません。)
(棒状にせずに薄く延ばして型抜きを使ってかわいい形にしても楽しいですよ!)
犬用レバークッキーを作る時の注意点
特に難しいことはありませんが、棒状にして輪切りにする際、我が家では3,4ミリ程度で切るようにしています。
なお、生地を柔らかめに作るとキレイな円形にはなりにくくなってしまいます。もし見た目にこだわるようであれば、型抜きをしたり、包丁で正方形に切れ目をいれると良いと思います。
クッキーの硬さは焼き時間によって調整することが出来ますが、基本的に全体量に対し、レバーの分量が多いと柔らかめになり、粉類が多いと固めに作ることが出来ます。
市販されているクッキーの硬さとその日持ちの良さに、いかに多くの粉類と保存料使われているか、驚ろかれてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
オーブンで焼いた後にまだ少し柔らかいかなと思ったら、トースターで少し焼くと固めのクッキーになります。ソフトクッキーの方が日持ちは悪くなってしまいますので、ご注意下さいね。いずれにしても冷蔵庫保存で早めにお使い下さい。冷凍したり、お友だちのワンコさんにお裾分けしてみてはいかがでしょうか?
与える量についてですが、我が家では1日最大3枚としています。(体重5キロの小型犬)使いきれるか心配であれば、レシピの半量から始めてみても良いかと思います。
我が家の愛犬はこのレバークッキーが大好きです。作り始めるとソワソワウロウロ、キッチンの前でずっと待っています(笑)
なお、オーブンで焼いていると部屋中にレバーの香ばしい香りがしてきますので、部屋の換気はしっかりと行ってくださいね!