男性嫌いな犬と女性嫌いな犬
私の周りにも男性嫌いな犬や女性嫌いな犬がいるのですが、なぜそうなってしまったのか飼い主さんにもわからないそうです。
- 女性の獣医さんには噛みついてしまうから、男性の獣医さんが診察する日に病院へ行くようにしている
- お散歩のときに擦れ違う人が「可愛いね」と声をかけてくれたとき、女性には喜んで寄って行くのに、男性のことは無視する
- なぜか女性を怖がり、男性には大丈夫
など、いろんな犬がいます
犬が男嫌いまたは女嫌いになってしまう理由は何なのか、私なりにまとめてみました。
男性はカラダが大きいから怖く感じる!?
個人差はありますが、女性と男性を比べるとカラダの大きさに違いがありますよね。
女性だって、犬から見ると大きく見える存在だと思うのですが、男性はさらに大きいですし、大きいものが急に近づいてきたり声をかけてきたりしたら、怖いと感じてしまう犬もいるのではないでしょうか。
対策
立ったまま近づいたり触ろうとしたりすると怖がらせてしまうことがあるので、怖がらせてしまわないよう、しゃがんだり座ったりして、犬と同じ目線で接してあげると良いのではないでしょうか。
男性または女性に慣れていない!?
- 男性と暮らしている or 女性と暮らしている
- 男性に囲まれて暮らしている or 女性に囲まれて暮らしている
- ペットショップのスタッフやブリーダーが、男性だけだった or 女性だけだった
など、男性または女性と過ごすことには慣れているけれど、あまり男性または女性と接したことがなく、男性または女性に慣れていないことが男嫌いまたは女嫌いになってしまうこともあるのではないでしょうか。
「嫌い」というよりは、「慣れていないから不安」という気持ちなのかもしれません。
対策
男性または女性と接する機会を作ってあげることで慣れていくのではないでしょうか。気軽に男性または女性と接する機会を作ってあげることができる公園やドッグランがおすすめです。
同じ公園やドッグランでお散歩している男性または女性(飼い主さん)になら話しかけやすいですよね。
男性は声が低いから叱られているように感じる!?
犬を叱るときは高い声で叱るよりも低い声で叱った方が良いと言われることがありますが、確かに犬も嬉しいときは高い声を出し、怒っている時は低い声を出しますよね。
女性と比べると男性は声が低く、男性に話しかけられると叱られているような気持ちになってしまう犬もいるかもしれません。
対策
犬と仲良くなりたいときは、なるべく高い声で楽しく明るく声をかけてあげると良いのではないでしょうか。
私たち人間も慣れない人に低い声で話かけられると怖いなという気持ちになってしまうことがありますが、犬も同じように感じることがあるのかもしれません。
子犬の頃に男性または女性から怖い思いをさせられた!?
うちの愛犬ポメラニアンの女の子は男性の獣医さんが大好きです。これは、生まれて初めてワクチンの接種を受けたとき、注射をしてくれた獣医さんが女性だったからです。
とても痛い思いをさせられ、そのときの獣医さんが女性だったことから、病院では男性の獣医さんでなければ大人しく診察することができません。
このような犬が意外と多いらしく、お父さんから厳しくしつけをされ、お母さんが甘やかしてくれたことで、男性は怖いけど女性は優しい、そんな風に捉えてしまった犬もいるようです。
あまりにも厳しくされると、ただ単純に怖い存在になってしまったり、虐待のように感じてしまう犬もいるかもしれませんね。
対策
特定の怖い人間はいるかもしれないけれど、男性または女性の全てが怖い存在ではないんだよということを教えてあげると良いのではないでしょうか。
男性にトラウマがある犬は男性と接する機会を多く作ってあげる、女性にトラウマがある犬は女性と接する機会を多く作ってあげるなどし、慣れさせてあげると解決できるのではないでしょうか。
まとめ
子犬の頃の体験がトラウマになってしまい、男嫌いや女嫌いになってしまう犬が多いように感じます。
子犬の頃にはいろんな人や犬と接する機会をたくさん作ってあげて、楽しいことや面白いことをたくさん経験させてあげると良いのではないでしょうか。
男性または女性の一人暮らしである場合、愛犬に異性と接する機会を作ってあげられないことがあると思いますが、公園やドッグランなどで異性の飼い主さんに声をかけるなどし、仲良くできる機会を作ってあげると良いと思います。
うちのミックス犬の男の子は、元の飼い主さんに捨てられ放浪していたとき、男性から「来るな!」と言って石を投げられていたそうなのですが、今でも男性には近づこうとはせず、男性には唸り声をあげることがあります。
成犬になってからも恐怖体験をしたことが男嫌いや女嫌いに繋がってしまうこともあるようです。