1.過去にトラウマがある
圧倒的に多いのが、小さい頃に犬に噛まれてケガをしたことがある、犬に追いかけられて怖い思いをしたことがある等といった、過去のトラウマが原因で犬が苦手になってしまったという人です。
こういったトラウマから犬が苦手になってしまった人は、犬に対して恐怖心を持っていますから、犬を近づけないように特に注意が必要です。「うちの子はおとなしくて良い子だから大丈夫」と無理強いするのは絶対にやめましょう。
2.衛生面が気になる
犬の匂いが気になったり、舞い散る毛が気になったり、感染症が不安だったりと、衛生面の問題から犬が苦手という人もいます。「うちの子はちゃんとお手入れしているから清潔」と思っても、体臭はなかなか抑えきれませんし、抜け毛もゼロにすることは不可能です。
とはいえ、そういった人を少しでも不快な気持ちにさせないためにも、愛犬の定期的なシャンプーやブラッシングなど、日常のお手入れをしっかりすることが大切です。
3.犬の予測できない行動が不安
犬は、猫や他の愛玩動物と比べると、突然飛びかかったり、突然吠えたりと、私たちが予測できない行動をとりがちです。
そういった犬の行動に恐怖を感じ、どう扱っていいのか分からなくなってしまい、犬を苦手に思う人もいます。犬の行動をコントロールできるように基本のしつけを怠らないことはもちろんですが、おでかけ中に他の人に不用意に飛びかかったり吠えかかったりしないよう、リードの長さや力加減、周囲の状況に注意を払っておく必要があります。
4.アレルギーを持っている
犬を好き嫌いといった感情に関わらず、アレルギーを持っているために近づけないという場合もあります。犬アレルギーは、主に犬の毛やよだれ等の分泌物が体内に入ることによって引き起こされます。
症状はアレルギーの程度によって異なりますが、くしゃみや鼻水が止まらなくなったり、皮膚が炎症を起こしたり、場合によっては呼吸困難等の重篤な症状を引き起こすこともあります。生まれつきのこともあれば、ある日突然発症する人もいます。
「犬を好きになってもらいたい!」「犬の魅力をわかってもらいたい!」という気持ちを持つのは当然ですが、無理強いをすることは禁物です。
お互いの考え方や感じ方を理解し、犬が好きな人も嫌いな人も気持ちよく暮らせる社会にしたいですね。
5.飼い主の言動がきっかけ
愛犬家の皆さんには耳の痛い話になるかもしれませんが、犬そのものが嫌いだったり苦手だったりするわけではなく、犬を飼っている人の言動がきっかけで犬が苦手になってしまったという声もあります。
公共の場でのマナーがなっていなかったり、犬のしつけができていないのに平然としていたり、周りの人の迷惑を考えずに振る舞う飼い主さんの言動が犬が苦手な人を増やしてしまっているとしたら、とても悲しいことですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?犬好きの私たちはついつい忘れてしまいがちですが、不特定多数の人がいる場所に犬を連れて出かけるときには、「犬が苦手な人もいる」ということを常に意識して行動しなければなりません。