犬の散歩に水を持ち歩くのはなぜ?
愛犬とのお散歩には色々な持ち物が必要ですが、なかでも水は必ず持ち歩くべき物の1つです。
荷物になったり容器を準備したりしなくてはいけませんが、容器は100均で販売されている物や、自宅にあるペットボトルを活用する方法もあります。
愛犬との散歩に水を持って行くべき理由を以下で詳しく説明します。
水分補給で熱中症を予防するため
犬も人間と同じように熱中症になります。全身が毛皮で覆われている犬は熱中症になりやすく、5月頃から注意が必要だといわれています。
犬は、パンティングと呼ばれている「ハッハッ」と呼吸することで、口の中の水分を発散させて体温調節をしています。高温多湿の場所にいたり過度な運動をしたりすることで、この機能が上手く働かずに高体温や脱水になり熱中症になります。
熱中症は、重症化すると死に至る怖い病気です。夏場の暑い時間帯に外出しないことや、散歩時にはこまめに水分補給をするなどの対策が必要になります。
万が一熱中症になってしまった時には手元に水があれば、愛犬にかけて体を冷やすことができます。冬には、飲水量が減少してしまう傾向にあります。
水分量が不足すると、腎臓病などの原因にもなりかねません。散歩時に水分補給ができるように水を持ち歩くようにしましょう。
犬のおしっこを流すマナー水を入れる
散歩中に、愛犬が排泄した際に流す水のことを「マナー水」と言います。臭いの減少や排泄した場所への配慮が目的で、最近では、散歩の際の最低限のマナーだと考えられています。
住宅地や人通りの多い場所では、水をかけた後にトイレシートなどで吸わせる方法もあります。
なかには、「汚れが広がるだけ」や「水をかけるだけでは消臭にはならない」といった意見もありますが、犬のおしっこをそのままにすると、周りの人に不快な思いをさせてしまいトラブルの原因にもなる可能性があります。
愛犬がおしっこをした後には、マナー水でしっかりと流す配慮が必要です。
汚れ落としや怪我の応急処置として必要
散歩中に水溜まりに入って汚れてしまったり、落ちているうんちを踏んでしまうこともあります。水を持っていれば、その場で洗い流すことができます。
また、散歩中に落ちているガラスの破片やプラスチックなどで足を切ってしまったり、アスファルトで肉球が擦り切れたりすることもあります。怪我をした場合には、炎症を予防するためにも早めに水で流すことが必要になります。
怪我などは滅多にないことですが、いざという時のためにも水を持って行くことをおすすめします。怪我をした際には、軽傷でも病院で診察してもらいましょう。
犬の散歩に便利な水ボトル(水筒)おすすめ10選!
散歩時に水を持ち歩くためには容器が必要です。ペットボトルなどで対応できますが、ペットショップや通販サイトには、色々な機能がついた水ボトルが販売されています。
ペット用の水ボトルは、ボトルと水飲み用のボウルが一体化したものやペットボトルに装着するものなど様々りますので、使用目的に合わせて選ぶことができます。口コミや評価の高いペット用水ボトルをご紹介します。
リッチェル お散歩ハンディシャワー ライトピンク S サイズ
<おすすめポイント>
- ワンタッチ開閉
- 2通りの使い方
- 低価格
ペットボトルに装着して使用するタイプの商品です。給水用の受け皿の向きを変えることでシャワーとしても使用できるため汚れを流すのに適しています。受け皿に水が溜められるので、手軽に水分補給ができます。カラナビ付きなので、リードやバッグに引っ掛けて携帯できます。
COTOP ペットウォーターボトル (350ml)
<おすすめポイント>
- 片手で給水
- 水漏れ防止機能付き
- 食品グレードの素材
水飲み用のボウルとボトルが一体化しているので片手で操作ができます。ボウルに残った水をボトルに戻す事ができるので、車の中など水を捨てられない場所での給水に便利です。
ロック機能とシリカゲルシートが付いているので水漏れに強く、持ち運びにも便利です。人体に悪影響を及ぼす懸念があるBPA(ビスフェノールA)は含まれておらずFDA(アメリカ食品医薬品局)承認済み。ボトルはABS食品グレードのポリマー素材が使用されています。
Vihir 犬用水入れウォーターボトル (286ml)
<おすすめポイント>
- 骨型でデザイン性が高い
- うんち袋を収納できる
- 肩掛けができる
骨型のボトルでデザイン性が高いボトルです。骨の両端が給水用ボウルと、ロール式のゴミ袋の収納になっています。
ショルダーストラップは長さが調節でき斜めがけもできます。ボタンをスライドさせて水を出すことができロック機能付きなので水漏れしにくく飲み口に残った水を戻すこともできます。
PETKITウォーターボトル (400ml)
<おすすめポイント>
- 浄水機能付き
- 水漏れ防止機能付き
- 片手で給水
ココナッツ活性炭フィルターが搭載されているので、水道水のカルキ臭の除去ができます。飲み口にはアンチバクテリア機能が付いているので、菌が繁殖しづらい仕様になっています。
水漏れしにくく片手で給水できボトルへ水を戻すことができます。
S.P.B. ハンディウォータラー(200ml)
<おすすめポイント>
- デザイン性が高い
- 軽量
洋梨型のかわいらしいフォルムをしたボトルです。キャップに水を入れて使用します。ボトル部分がシリコンでできており汚れが付きづらく取り外して洗うことができます。
軽量でカラナビが付いているためバッグやリードなどに付けて携帯できます。容量が少ないので小型犬におすすめです。
Bateruni ペットウォーターボトル 折りたたみ式 (350ml)
<おすすめポイント>
- 折りたたみ式
- 片手で給水
- 水漏れ防止機能付き
給水用のボウルを折り畳むことでコンパクトになるので持ち運びが便利です。飲み口は大きく飲みやすい形状になっています。片手で給水ができ水漏れ防止機能付き、ボトルに水を戻す事もできます。
Azanxo 多機能ペットウォーターボトル(260ml)
<おすすめポイント>
- 4in1設計
- 安全性に優れた素材
- 水漏れ防止機能付き
260mlの水と200mlのフードを一緒に入れることができます。底の部分にはロール式のゴミを収納でき、背面には簡易スコップが入っています。素材には、BPAは含まれておらず無毒食品級のPC(ポリカーボネート)とABSが採用されており安全性に優れています。
AUTO DOG MUG ペット 用 水筒 オートドッグ マグ (1300ml)
<おすすめポイント>
- 大容量
- 片手で給水
- 水漏れ防止機能付き
直径約10cmの給水ボウルとボトルが一体化している商品です。ボトルを押すことでボウルに水が溜まる仕様になっています。ボウルの底にロックがついていて水漏れを防ぎます。飲み残した水はボトルに戻すことができます。
AUTO DOG MUG PURE オートドッグ マグ ピュア 浄水フィルターつき (440ml)
<おすすめポイント>
- 細菌ウイルス99.9%除去
- お手入れ簡単
- 飲みやすい形状
浄水フィルター付きで、雨水や川の水をろ過することができるので、災害時の備えになります。フィルターは約300回使えます。給水ボウルは直径10cmあり犬が飲みやすい形状になっています。分解して洗えるので清潔に保てます。
ステンレスボトル S(350ml)
<おすすめポイント>
- 計算されたデザイン
- 大きな開口部
- 豊富なカラーバリエーション
持ちやすいように計算されたデザイン性の高いボトルです。キャップ部分が給水ボトルになります。開口部が広いので夏場には氷を入れることができ洗いやすくなっています。カラーの種類も8色あるため好みの色を選ぶことができます。
犬の散歩の水ボトル以外に必要なグッズはある
犬の散歩には、首輪かハーネス、リードがあれば行くことが出来ます。しかし、周りに不快な思いをさせないためや愛犬と快適に散歩するためには、水ボトルの他にも必要なグッズがあります。
お散歩バッグ
散歩に必要なものを入れるためのバッグです。水ボトルや排泄物を入れるため撥水加工や消臭効果があるものがおすすめです。また、ウエストポーチやショルダーバッグなら両手があくので便利です。
リードやカラナビをつけるためのDカンが付いているバッグ、水ボトルを収納できるポケットが付いているバッグなど、高機能なお散歩バッグも販売されています。
マナー袋(うんち袋)
散歩中に犬がうんちをした時に持ち帰るための袋です。愛犬の排泄物は飼い主さんが持ち帰って処理をするのがマナーです。
中身が見えないように、透明度の低い袋や消臭効果がある袋などがおすすめです。香り付きの袋やロール式でコンパクトに携帯できるものなどもあります。
トイレに流せる袋などもありますが、地域によってはトイレに犬のうんちを流しては行けない所もあるので、使用する際には確認しておくようにしましょう。
トイレシート
マナー水をかけた後に、水を吸い取るために持っておく必要があります。また、うんちをしそうな時に敷くと道を汚さないですみます。
ウエットティッシュ
犬の足が汚れたりうんちをした後に、お尻を拭いたりするために持っておくと便利です。また、飼い主さんの手が汚れた時にも使うことができます。
ウエットティッシュはペット用の物を選ぶようにするか、アルコールが入っていないものを選ぶようにしましょう。
迷子札
散歩中に、リードが外れてしまうこともあります。呼び戻しができればいいのですが、パニック時や興奮状態の時には、飼い主さんの声が耳に届かないこともあります。
犬が迷子になってしまうと探すのは大変です。迷子札をつけていれば、飼い主さんに直ぐに連絡することができます。
▼「犬の散歩グッズの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
愛犬の散歩には、水分補給をするためやマナー水として水ボトルを持って行くようにしましょう。散歩中に犬同士が喧嘩になってしまった時に犬の気をそらすために水をかける方法もあります。
愛犬のお散歩には、水以外にもマナー袋やトイレシートなどの持ち物が必要です。愛犬が粗相をした際には、水で流すことや排泄物を持って帰ることは最低限のマナーです。犬が苦手な人もいます。愛犬を守る為にもマナーを守って散歩に行くようにしましょう。
ペット用の給水ボトルは、片手で給水できるものや水をボトルに戻す事ができるものが人気が高いようです。また、デザイン性が高いボトルや名入れができるボトルなどもありプレゼントとしても購入されたりしています。
お気に入りの給水ボトルを見つけて愛犬とのお散歩を楽しんで下さい。