犬が散歩中に歩かなくなってしまう理由
犬が散歩中に歩かなくなる理由はさまざまです。犬の気分や気持ちであったり、体の具合が悪いなど様々なケースが考えられます。
今回は、犬が散歩中に歩かなくなってしまう理由や、楽しく歩いてもらうための対策法を4つ解説します。
1.飼い主が抱っこしてくれるのを分かっているから
犬が散歩中に歩かなくなってしまうのは、飼い主が抱っこしてくれるのを分かっているからです。愛犬が散歩中に歩かなくなってしまった時、抱っこしていませんか。そうすると、犬は「歩かない=抱っこしてもらえる」と覚えてしまいます。
「それでは困る!」「何とかしたい」とお考えなのであれば、抱っこすることをやめてみましょう。抱っこが癖になってしまっている場合は、抱っこして100歩進んでみてください。その後で犬を地面に下ろし、優しく声をかけながら歩き出します。「もう少し歩こうか?」「よし、もうちょっと頑張れ!」など、優しく声をかけながら歩くように促してみてください。
無理にリードを引っ張ると犬は反抗したくなります。声をかけ続ければ歩き出しますので、明るく笑顔で声かけを続けてみてください。いきなり「今日から抱っこは無し!」ではなく、少しずつ減らすことが大切です。
2.お散歩することに満足したから
犬が散歩中に歩かなくなってしまうのは、お散歩することに満足したからです。
犬がお散歩をする理由には、
- 体を動かしたい
- 外のニオイを嗅ぎたい
- 縄張りのパトロールをしたい
- 情報を集めたり交換したい
- おともだち犬に会って交流したい
などが考えられます。犬それぞれにお散歩の目的は違いますが、目的を果たし、お散歩に満足してしまうと歩かなくなってしまうことがあります。
いつも同じコースをお散歩していませんか?たまには違うコースを歩いてみてください。ひとつ手前の角を曲がるだけでも犬にとっては大きな変化になります。立ち寄る公園を変えてみる、いつものコースを逆回りに歩いてみる、いつもより1時間早くお散歩に出てみるなど、小さな変化でも犬には大きな刺激となりますよ。
3.向こうへは行きたくないから
飼い主が向かう方向に行きたくない時、向こうへは行きたくない!と伝えたくて散歩中に歩かなくなってしまうことがあります。苦手な何かがあるのかもしれません。
「庭にいる犬に吠えられるから」「長い階段を歩かされるから」「車の通りが多いから」「苦手なニオイがするから」など、理由は様々。愛犬が嫌がる理由になりそうなものに心当たりはありませんか?いつも同じ場所で歩かなくなってしまうのであれば、その先に嫌な何かがあるのでしょう。
どうしてもその先に行かなければならない理由がないのであれば、そこはお散歩コースから外してみましょう。愛犬が楽しくお散歩できるコースに変えてみるのもひとつの方法です。
4.休憩したいから
犬が散歩中に歩かなくなってしまうのは、休憩したいからです。
犬それぞれに体力は違います。身体能力の高い大型犬だからといって、激しい運動に慣れているわけではありません。犬種によっては、1日2回30分ずつのお散歩やそれ以上が必要な場合もありますが、15分~20分程度が適切である犬もいます。
散歩中に歩かなくなってしまった時は、そこが安全な場所ならその場で少し休憩させて歩き出すまで様子を見ましょう。特にパグやシーズー、フレンチブルドッグなどの短頭種は、激しい運動や長時間の散歩が苦手で、途中で休憩をしたがる場合も多いです。散歩をしている時にゼイゼイと荒い息をするような様子が見られたら、休憩を入れながら散歩しましょう。
体力に関係なく、散歩中にどこか立ち寄って休憩することを楽しみにしている犬もいます。歩かなくなってしまった時は、公園や広場に立ち寄って休憩したり、景色を楽しんだりする散歩も良いかもしれません。
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まとめ
犬が散歩中に歩かなくなってしまう理由を4つ解説しました。
- 飼い主が抱っこしてくれるのを分かっているから
- お散歩することに満足したから
- 休憩したいから
- 向こうへは行きたくないから
我が家のポメラニアンも抱っこが癖になってしまい、散歩中に歩かなくなってしまったことがよくあり、そんな時に声掛けが大事な事を知りました。
愛犬が散歩で歩かなくなってしまった時は、優しく声をかけ続けてみてください。毎日のお散歩が愛犬と飼い主さんにとって楽しいものになるようにしてくださいね。