伊勢で有名な「おかげ犬」ってなに?

伊勢で有名な「おかげ犬」ってなに?

お気に入りに追加

サブレや手ぬぐい、木綿の置物・・・。伊勢で有名な、愛くるしい表情の「おかげ犬」を知っていますか?今回は、江戸時代にタイムスリップし、ほっこりするおかげ犬のお話をご紹介します!

5449view

江戸時代に伊勢神宮ブームが巻き起こった!?

伊勢神宮の鳥居

三重県といえば、1番に伊勢神宮を思い浮かべる方も少なくはないでしょう。それは、江戸時代の人々も同じだったようです。

「伊勢に行きたや 伊勢路が見たや せめて一生に一度でも」

古くから、伊勢神宮は”日本人の心のふるさと”とされてきました。特に、江戸時代は伊勢神宮ブームが巻き起こり、多いときは日本人の6人に1人がお参りしたともいわれています。

江戸時代の人々は、伊勢神宮へ参拝に行くことに強い思いを抱いていました。そのため、仕事を抜け出して参詣に行く奉公人や、親に内緒で参詣する子どもが多かったそうです。このように、コソコソと陰に隠れてお参りに行ったのが「お蔭参り」の由来だといわれています。

「おかげ犬」を知っていますか?

「いざ、江戸から伊勢神宮まで!」とは言っても、江戸時代には車や電車はありません。そのため、ひたすら歩いて伊勢神宮を目指します。それは、なんと片道400kmを超える距離。日数にして15日間を要する、それそれは大層な旅だったのです。

お金も時間もかかりますし、歩ける体力も必要になります。病気や年齢のため、行きたくても行けない人が大勢いました。

そんなときに現れたのが「おかげ犬」です。

どうしても伊勢神宮へお参りに行きたいと願った主人は、愛犬に代理でお参りに行ってもらおうと考えました。

主人は、お金の入った袋を犬の首にをぶら下げて送り出します。おかげ犬を見かけた人は、犬の首にぶら下がっていたお金の中からエサを買い与えたり、宿に泊めてあげたりして、お世話をしたそうです。

おかげ犬からお金を盗もうなどと考える不届き者は、ひとりもいなかったそうな。反対に、ご主人に奉公するおかげ犬を称え、お金を入れてくれる人もいたそうです。それだけ江戸時代の人は、伊勢神宮への信仰が強かったのです。

おかげ犬のお話は、これで終わりではありません。初めは知り合いに愛犬を託し、同行させていたようですが、そのうちに犬だけで伊勢神宮までたどり着いたというケースが出てきました。犬はキチンとお伊勢でお札を買い、再びご主人の元に帰ったというから驚きです。

歌川広重の浮世絵にも描かれている!

ここで気になるのは、「おかげ犬は実在したのか」ということではないでしょうか?

その答えは、江戸時代の浮世絵師である歌川広重の絵を見れば一目瞭然です。歌川広重の作品のひとつである『伊勢参宮宮川渡しの図』には、首にお札を携えた白いおかげ犬がはっきり描かれているのです!

また、福島県須賀川市の「十念寺」には、松尾芭蕉の句碑と一緒に、おかげ犬”忠犬シロ”のものとされる犬塚があります。

愛犬とともにお伊勢参りに行きませんか?

mikikoさん(@micco1578)がシェアした投稿 -

おかげ犬のお話をポケットに詰め込んで、愛犬と一緒にお伊勢参りに行きませんか?

お伊勢さんは、途中までならワンコと一緒に入ることができますし、伊勢神宮の近くにはペット可のお宿もあります。ただし、本殿で一緒にお参りをすることはできないのであしからず。その代わり、ワンコは「衛士見張所(えしみはりじょ)」で無料で預かってもらうことができます。

お伊勢参りの帰りには、おかげ犬サブレや手ぬぐいなど、伊勢お土産もお忘れなく。

まとめ

minoriさん(@y.3nr)がシェアした投稿 -

今回は、江戸時代へタイムスリップし、心がほっこり温まるおかげ犬のお話をご紹介しました。いかがでしたか?

ご主人さまに代わって伊勢神宮へ向かうおかげ犬は、どのような景色を見ながら先を急いだのでしょう。道中では、美味しいものをご馳走してもらったり、温かいお布団を用意してもらったのかもしれません。

その証拠に、歌川広重が描く浮世絵の中のおかげ犬は、どこかいきいきして見えてきませんか?

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 シャンティママ

    お伊勢さんのおかげいぬのお話、四国の金毘羅さんにもあります(o^^o) 金毘羅さんは、わんこも一緒にお参りできますよ。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事をシェアする
LINExわんちゃんホンポ(友達に追加する)
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。