犬から人へ感染する3つの病気!症状から治療法・予防法まで

【獣医師監修】犬から人へ感染する3つの病気!症状から治療法・予防法まで

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犬がかかってしまった病気が人間に感染する可能性があるということをご存じでしたか?一体どのような病気が犬から人へ感染してしまうのでしょうか。またその病気に感染してしまうことで起こる症状や、治療法、予防法を紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬から人へ感染する病気1.パスツレラ症

病院のベッドに寝かされる犬

パスツレラ症とは、犬の口の中に存在するパスツレラ菌によって引き起こされる病気です。実はこの病気、犬が感染している際に起こる症状として、私たちが見分けることができる症状はほとんどないと言われています。

人間に感染してしまうことで起こり得る症状には、ぜんそくが悪化してしまうなどの呼吸器官に関わる症状が発生したり、噛まれた場所が炎症を起こしてしまうといった症状が挙げられます。

特にこのパスツレラ症の7割が呼吸器官に関わる症状が出ると言われており、最悪の場合、肺炎が重症化するケースもあるので注意が必要です。

もしも人間が感染してしまった場合には、病院で抗生物質を投与することで治療する方法があります。早めの発見が重症化を防ぎますので、上記のような症状が出た場合には、なるべく早く病院へ行くようにしてください。

パスツレラ症の予防法

マスクをした女性

パスツレラ症に感染しないためには、どのような予防法をとるべきなのでしょうか。先ほども話に出てきたとおり、パスツレラ症を引き起こすパスツレラ菌というのは、常に犬の口の中に存在しています。

人間に感染してしまった多くの場合、犬に噛まれたり引っ掻かれた場所から感染してしまったり、犬と直接口を付けてしまうことで感染してしまっています。そのため、まずいくらかわいいからと言って、愛犬とキスをすることは控えましょう。

また、もしも噛まれたり引っ掻かれてしまった場合には、その傷をしっかりと洗うようにしてください。日頃から爪の手入れをしておくというのも予防するために大切ですね。

犬から人へ感染する病気2.レプトスピラ症

布団の中からこちらを見る犬

犬がレプトスピラ症に感染している場合、食欲不振や嘔吐などの症状に加え、おしっこの匂いがいつもより強くなるという変化が表れます。しかし犬の場合、自然治癒することが多い病気ですので、気付かない飼い主さんも多いです。

しかし、この病気も犬から人へ感染してしまう病気の1つですので注意が必要です。人間に感染した場合、最初は発熱や頭痛など、風邪とよく似た症状が現れます。しかし、一般的にこの段階で自然治癒してしまうことが多いので、気付いていない人も多いのです。

しかし、この段階では治らず重症化してしまうと、咳をした際に出血をしたり、臓器が傷つけられることがあるため、危険な病気です。妊婦さんが感染した場合、流産の可能性が高まりますので、より注意が必要です。

治療法は最初の段階の場合は薬の投与で治療が完了します。しかし、重症化してしまった場合には、違う抗菌薬(ペニシリンやアンピシリン)を投与したり、輸血が必要となってきます。

レプトスピラ症の予防法

手洗いする人

この恐ろしい病気から身を守るためには、犬の尿の取り扱いに注意する必要があります。なるべく素手で触らないようにしたり、取り扱った後はしっかり手を洗うということが基本の予防法となります。

また犬を感染から守るというのも予防法としては重要です。まずレプトスピラ菌の主な原因はネズミをはじめとする野生動物が発生源とされています。そのため、ネズミとの接触を避けるほか、外出時の水たまりを舐めるようなことも警戒する必要があります。

犬から人へ感染する病気3.回虫症

氷を当てる犬

こちらの回虫症も犬に感染した際はほとんど症状が出ないため、わかりにくい病気です。しかし、人間に感染した場合には、発熱や倦怠感、視力障害などが起こります。中には肺や脳に達してしまい、咳が止まらなくなったり、てんかんの発作を引き起こす原因ともなります。

この回虫症は、感染した犬と遊んだままの手で食べ物を口にしたりすることで、口の中に病原体が入ってしまうことで犬から人へ感染します。

残念ながら回虫症の感染による治療法は確立されていないため、風邪と同じような治療を勧められることも多いです。しかし、視力障害が起こった場合には、眼科でレーザー治療を受けることができます。

回虫症の予防法

消毒

先ほども話に出てきたとおり、回虫症の病原体が口から体内に取り込まれることで発症します。そのため、犬と触れ合った後はしっかりと手を洗い、殺菌してから食事をするなど、手洗いで予防することが基本となります。

犬を予防する場合には、基本的に幼い犬(6ヶ月頃まで)が感染しますので、6ヶ月を過ぎる頃まで病院で駆虫薬投与をしてもらうことで、回虫症から守ることができますよ!

まとめ

犬を診察する女性

いかがでしたでしょうか。犬から人へ感染する病気があるというのは、非常に恐ろしいですよね。普段、私たちが何気なく行っている行為が、愛犬から病原体を取り込み、感染してしまう恐れがあるのです。基本的には遊んだ後の手洗いを忘れないこと、そしてキスはしないことが大切です。

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