犬の口唇炎の症状や発症の原因、治療法や予防法まで

犬の口唇炎の症状や発症の原因、治療法や予防法まで【獣医師監修】

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気づいたら、わんこの口周りが荒れている、赤くただれて腫れている。そんな状態に気づいたら、口唇炎を疑ってみたほうがいいかもしれません。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。仙台市の動物病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

口唇炎について詳しく知ろう!

口を開けた犬

口唇炎とはその名前の通り、口や唇といった口周りが赤く腫れたり、ただれたりする病気です。また、わんこが自分で患部を引っ掻くことで、悪化させてしまいやすい病気です。

症状

口唇炎の主な症状は以下の通りです。

  • 口周りの炎症
  • 口周りの脱毛
  • 口周りの悪臭
  • かゆがるような仕草
  • 口内炎の併発

口唇炎の原因

犬の口

口唇炎の原因は、大きく4つに分けられます。

遺伝によるもの

唇が垂れている犬種や、短頭種に発症が多いとされます。ホルモンの分泌異常等、何らかの遺伝的要因が関係していると考えられていますが、はっきりしたことはわかりません。具体的には、以下のような犬種に注意が必要です。

  • ブルドッグ
  • パグ
  • セントバーナード
  • ジャーマンシェパード
  • ドーベルマン
  • ポインター
  • マスティフ
  • グレートデーン
  • ボクサー 等

外傷によるもの

わんこ同士の喧嘩や、硬いものを噛んだことによる外傷から細菌に感染し、発症する場合があります。

アレルギーによるもの

直接的な外傷ではなく、アレルギー反応による痒みで引っ掻いてできてしまった傷口から感染することもあります。アレルギーの原因物質としては、食べているごはん、特定の植物や除草剤、殺虫剤の他、ごはんを食べている食器の素材が関係している場合もあるので注意が必要です。

寄生虫によるもの

寄生虫に感染し、引っ掻いてしまったことでできた傷口から感染することもあります。主に、毛包虫による寄生が知られています。

口唇炎の治療と予防

犬と獣医

口唇炎の治療は、その原因や症状の進行具合によって異なりますが、主に以下のような方法で行っていきます。

物理的要因の排除

硬いものを噛んだことによる外傷から発症した場合には、原因になるような硬いおもちゃや硬いおやつを与えないようにすることが第一歩です。また、アレルギー反応に端を発している場合には、動物病院で何のアレルギーなのかをしっかりと検査してもらい、アレルギー源に近づかせないようにします。

投薬治療

炎症に対する直接的な治療としては、抗生物質、場合によっては抗炎症薬による投薬治療がメインとなります。また、患部を引っ掻いて悪化させてしまわないよう、完治するまではエリザベスカラーを着けることになる場合が多いでしょう。

患部洗浄

炎症の度合いがひどく、患部が汚れている場合や、悪臭がひどい場合には、薬用石鹸で患部を直接洗浄したうえで、投薬治療を行っていきます。

予防法

遺伝的要因によるものは予防は難しいですが、遺伝リスクの少ないわんこで口唇炎を予防するには、以下のようなことに注意をしていくことが望ましいと考えられます。

  • 口周りを定期的にチェックする
  • アレルギーの有無を事前に知ってアレルギー源を排除する
  • 食後や遊んだ後等、口周りを清潔に保つ
  • けがの危険のある硬いものを排除する

まとめ

女性獣医師と白い犬

いかがでしたでしょうか?口唇炎は命に関わる病気ではありませんが、痒みや痛みを伴いますし、治療となればエリザベスカラーを着けなければならない等、わんこにとっては大変なストレスになります。こまめなチェックで早期発見し、動物病院で適切な治療を受けることが必要です。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 すいか

    以前愛犬の口の縁に白いプチっと小さい出来物がありました。幸い出来物が広がったり炎症が大きくなったりすることなく、ちょうど別の不調で抗生剤を飲んでいましたので治りが早く大事に至りませんでした。かゆみを伴う症状は人間より犬の方が治りが遅い気がします。かさぶたが出来ても引っ掻いてしまったりするのでかわいそうですが根気強くエリカラ生活を続けてもらわないといけません。
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