犬が脳震盪を起こす原因や主な症状、治療法から予防法まで

犬が脳震盪を起こす原因や主な症状、治療法から予防法まで【獣医師監修】

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犬の脳震盪について、原因・症状・治療法・予防法などご紹介しています。後遺症の可能性もため、適切な診断と治療が必要です。自宅でもしっかり予防しましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の脳震盪について

女性と白い犬

犬も人間と同じように、「脳震盪」を起こしてしまう場合があります。「脳震盪」というと、運動中のケガや交通事故など、屋外での症状をイメージするかたも多いと思いますが、実は室内で脳震盪を引き起こしてしまう犬も多いようです。とくに老犬を買っているご家庭では、『自宅での脳震盪』には要注意です。

今回は、そんな犬が脳震盪を引き起こしてしまう原因・症状・治療法・予防法などについてご紹介したいと思います。

犬が脳震盪を引き起こしてしまう原因とは?

トリミング中の犬

脳震盪とは、何等かの衝撃によって脳が激しく揺り動かされたことによって引き起こされる脳障害のことを言います。

落としてしまった

愛犬を抱っこしていたら急に暴れ出し、愛犬が床に落下し、頭を強打してしまった。こんな経験をされている飼い主さんも意外と多いようです。

トリミング中に台から落下し、頭を強打してしまう犬もいるようですし、このような事故が起きてしまったとき、脳震盪を引き起こしてしまう可能性が高いです。大事なことは「冷静に判断すること」です。

転んでしまった

老犬に多いのですが、手足がふらつき転んでしまった際に頭を強打し、脳震盪を引き起こしてしまうことがあります。
家中を徘徊してしまわないようにサークルで囲んだりケージの中で過ごさせたり、床をやわらかいもので覆うなど対応が必要です。

交通事故に遭った

交通事故による衝撃によって脳震盪を引き起こすことがあります。脳震盪以外のケガをしている可能性もありますし、冷静に判断し、すぐに病院へ連れて行きましょう。

犬の脳震盪の症状とは?

伏せているレトリーバー

人間の場合、少し前の出来事を覚えていないなどの症状があらわれることがありますが、犬の場合はどのような症状があらわれるのでしょうか。

  • 痙攣
  • 嘔吐
  • よだれをたらす
  • ふらつく

このような症状があらわれた場合、とても危険な状態である可能性が高いです。すぐに病院へ連れて行きましょう。重症である場合、意識を失ってしまうこともあります。何等かの衝撃によって脳震盪を引き起こしているにも関わらず、何の症状もあらわれない場合もあります。

また、衝撃を受けていたことに飼い主さんが気づけないこともありますし、時間が経ってから痙攣や嘔吐などの症状があらわれることもあります。

犬の脳震盪の治療法とは?

聴診器とコッカースパニエル

脳の炎症を抑制するための薬が用いられることもありますし、脳圧を下げるための薬が用いられることもあります。内科的な治療によって経過観察が行われる場合があります。症状が重い場合には、MRI検査などの精密な検査を必要とする場合もあります。

犬の脳震盪の予防法とは?

階段をおりる犬

  • 抱っこしていたら落下してしまった
  • トリミング中に台から落下してしまった
  • 床で滑って転んでしまった
  • 階段から転げ落ちてしまった

これらが原因である場合、飼い主さんによってしっかり予防することができます。

抱っこするとき

抱っこしているとき、急に暴れ出してしまうことがあります。そんなとき、咄嗟に対応することができるように意識していなければなりません。ハーネスやリードを着けていることで落下を防ぐことができる場合もあります。

トリミング中

トリミング中は落ちないようにリードに繋がれていることもあるようですが、私が遭遇したとても恐ろしい体験をご紹介したいです。

開店と同時にトリミングに連れて行ったのですが、愛犬を台に乗せたままスタッフたちが朝礼を始めたのです。たまたま、ソファーやベッドにひとりで上り下りしてはいけない!と教えていたので、台から下りるような行動はしなかったことが幸いでした。

とても恐ろしかったですし、すぐに注意しに行き、二度と行っていません。どのような扱いをされているのか、終始チェックしなければわかりませんが、トリミング中に台から落ちるなんて不注意としか考えられないですよね。全てのトリミングサロンがこのような状態ではありませんが、気になることがあった場合は伝えることが大切です。

床で滑ってしまう

若い犬であれば滑ってしまいそうになっても体勢を整える事ができるかもしれませんが、老犬はそのまま転んでカラダや頭部を強打してしまうことが多いです。床で滑ってしまわないような対策が必要です。

階段

犬が階段を上り下りするということはとても危険なことです。手足や腰や首などにも大きな負担がかかっています。階段から転げ落ちてしまっては、カラダも頭部も強打するでしょうし、上り下りさせないというのが一番の予防法なのではないでしょうか。

まとめ

抱っこされるポメラニアン

犬が脳震盪を引き起こしてしまったとき、最も大切なのは「冷静に判断すること」です。頭やカラダを揺らさないように運び、すぐに病院へ連れて行ってあげましょう。脳震盪はすぐに症状があらわれる場合と時間が経ってからあらわれる場合があります。

また、後遺症にも注意しなければなりませんので、症状が軽い場合でも病院へ行き、獣医さんの診察を受けましょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 マカロニ

    脳震盪は、不意な事故が原因で起こることが多いのですね、気を付けます。うちの犬は、てんかん発作を持っているため、発作を起こしたときも頭を打ち付けないように気を付けます。これは人間のてんかん発作でも同じことだと思いますが、発作時にバタンと勢いよく倒れてしまったり、痙攣中にどこかに頭を強く打ち付けたりした際の怪我が多いそうです。愛犬の発作が始まったら、周りに固いものがない場所へすぐに移動し、発作が収まるのを待ちます。
    またうちの犬も小型犬ですので、トリミングテーブルの話はちょっと衝撃的でした。トリミングサロンに全幅の信頼を寄せていたため、気にしたことがありませんでしたが、確かにお会計中などはトリミング中のわんちゃんはトリミングテーブルの上に乗せたままです。うちの犬にこれまで事故がなかったことを安心しました。これから気を付けて行きたいと思います。
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