愛犬との車中泊
車で寝泊まりをする車中泊。犬と遠出する人が増えたこともあり、必然的に犬と車中泊するというのも選択肢の一つとなってきました。また、災害時に犬を連れて車中泊をするというケースも耳にすることが増えました。災害時はまだまだペット同伴で避難所へ入居するのは難しいといわれています。プライバシーを守るためにも車中泊をしたいという方も多くいます。
しかし車中泊は普段の屋内での宿泊と違い、車内で安全に宿泊するためには少し工夫が必要です。今回はそんな車中泊について、「愛犬と車中泊するときに必要なものと注意点」をご紹介します。
愛犬と車中泊するときに必要なもの
愛犬と車中泊をする時に必要なものをご紹介します。基本的に普段のお散歩や生活で必要なものが同じように必要になります。
- リード、首輪、鑑札
- お散歩セット(おしっこやうんちの処理グッズ、犬用ソックス、ライトなど)
- フードとお皿
- 水とお皿
- おもちゃ
- 犬用ケージ
- タオル
- ペットシーツ
- トイレットペーパー
- 応急手当グッズ
これらの普段のグッズと共に、車中泊では夜寝る時の環境を作ってあげる必要があります。犬用の寝床を車内に作る際には、普段から使っている犬のにおいが付いている毛布やベッドがあれば犬も安心して休むことができます。人間の防寒具だけでなく、犬用の防寒具も忘れずに持っていきましょう。
愛犬と車中泊するときの注意点
愛犬との車中泊では人間だけの旅行よりも、より注意を払いたいものです。
①こまめに休憩をはさむ
車での長時間の移動は犬にとっても負担がかかります。普段と違う動きというのは好奇心旺盛な犬にとっては喜ばしいものだとしても、やはり疲れてしまうもの。また、外に連れ出してこまめにトイレをさせる時間を確保してあげましょう。休憩の際はなるべく草地などの犬がにおいを嗅ぐことができるような、リフレッシュできる場所がおすすめです。
なお、犬が寝ているようであれば、休憩のたびに無理に連れ出す必要はありません。しかし少なくとも2時間に1回は様子を見ながらこまめに休憩を取るようにしましょう。
②車内トイレの準備
犬がトイレに行きたいタイミングで外に連れ出せるとは限りません。車内にもペットシートを用意して、犬がトイレをできるように準備をしておきましょう。動いている車でするのは難しいと思うので、出来れば休憩の時間にトイレに促せたらいいですね。なお、ペットシートを設置するのはフラットなラゲッジがよいでしょう。粗相をした際の処理のためにも、犬を乗せるスペースには防水シートを敷いておくのもおすすめです。
③車内に残す場合の注意
犬と車中泊をする場合、どうしても犬を置いて人間だけで外に出るタイミングがあるかもしれません。基本的には犬を連れて行っているならば、犬を放置するようなことは避けてほしいですが、どうしても車を離れる場合は、温度調整を万全に行いましょう。
真夏には数分で車内温度が50℃を超えるといわれています。真夏でなくとも春先から冷房無しの車内は犬にとって危険であることが確認されています。すぐ戻るからといって冷房を切らずに、温度管理には注意を払ってください。もちろん冬には寒くないように対策をしましょう。
また、人間が車を離れる場合、危険だからとエンジンを切る場合があります。前述した通り、エンジンを切ってしまうと車内温度が急激に変化してしまいます。人間が車を離れる場合は、安全のためにも犬が自由に動き回れないようにケージやクレートなどに入れた上で待たせるようにしましょう。飼い主さんがいないと車の外に向かって吠え続ける犬もいます。こういった場合はカーテンやマルチシェードなどで目隠しをしてあげましょう。
いずれにしても長時間車内に残すのは絶対にやめましょう。
④迷子対策
遠出した場合、普段とは違う環境の中で思わぬ事故巻き込まれることがあります。犬が車や出先で飛び出してしまい、迷子になるといったことも起こり得ます。そんなときのためにも、必ず鑑札や連絡先を記載した迷子札を身に着けさせるようにしましょう。もちろん犬が飛び出しをしないように工夫することが一番ですが、旅先では何が起こるかわかりません。
旅先で犬が迷子になってしまい、二度と会えなくなったなんて悲しい事故が起こらないように、念には念を入れて対策をしたいものです。
まとめ
普段から車に乗ることに慣らしておくことは、いざという災害時の時にも役に立ちます。また、愛犬との遠出はリフレッシュにもなり、とても楽しいものです。しかし、普段とは違う環境のため、いつも以上に注意が必要です。しっかりと準備と対策を行い、楽しい車中泊旅行ができるといいですね。
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40代 女性 まお