犬の床ずれの予防と対処方法について

犬の床ずれの予防と対処方法について

お気に入りに追加

犬の床ずれは高齢になるとできやすくなります。犬の食事量が減ることや運動量が減り、筋力の衰えから痩せていきます。このことで、骨が突出したり皮膚が弱く傷つきやすくなったります。そして寝たきりになったシニア犬は、寝返りをうつことが難しくなり、床ずれができることがあります。ここでは、犬の床ずれについて考えていきます。

3262view

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の床ずれの予防と対処方法

#床ずれできた#

  • 2~3時間ごとの体位変換 (マットや皮膚の状態により違う)
  • 皮膚の清潔を保つ
  • 床ずれ好発部位の除圧

犬も床ずれは、痛みをともない、一度できてしまうと治るのに時間を要します。寝たきりになってしまったら、予防が大事になってきます。犬に床ずれができないようにケアをしてあげましょう。

我が家の愛犬は、右向きで寝てばかりです。一度寝ると同じ体制で、5時間ほど寝ていることがあります。そんなときには、犬の床ずれ防止のため、2~3時間経過したら寝返りをうたせます。

筋力の低下から、右足が特に力が入りにくく、歩いていても右側に倒れこむことが多いです。その影響からなのか、寝るときにも常に右向きで、寝返りをうたせても寝心地が悪いのか、短時間でバタバタと手足を動かし落ち着かなくなります。最終的には右向きで落ち着くため、先日愛犬の腰骨のところに床ずれができてしまいました。

寝返りのうたせかた

#右向きで寝る愛犬#

  • 犬を一度だき起こす
  • 嫌がる場合、クッションなどで犬の身体の角度を少し変える

背中を支点にして足を持って回転させる寝返りのうたせかたは、内臓に負担がかかります。寝返りは、犬を一度だき起こして座った状態にしてから、逆方向に横にさせるやり方でおこないます。

寝返りを嫌がる犬の場合、クッションをはさみ身体の角度を少々変えるだけでも違います。犬が床ずれにならないよう、一定部位に圧がかからないようにしていきます。

皮膚の清潔を保つ

#シャワー後の愛犬#

犬が下痢になると腸液(消化液)が出てきて、肛門の粘膜をただれさせます。腸液はアルカリ性でタンパク質を溶かすため、肛門の粘膜が溶かされてただれとなります。

犬のオムツが尿や下痢で汚れたままになっていると、肛門の粘膜のただれが悪化し、床ずれの原因になるため、まめに犬のおむつの交換をし、汚染がある場合はシャワーなどで洗い流し、清潔を保っていく必要があります。

床ずれ好発部位の除圧

犬の寝返りをうたせる他、ベットと身体の接地面の圧を緩和していく必要があります。

  • 犬の床ずれ防止マット
  • 犬の枕の使用 (骨の出ているところを浮かせる)
  • 床ずれ好発部位のマッサージ

犬の床ずれが起こる原因

#毛布の上でリラックスしている愛犬#

  • 同じ箇所に長時間圧がかかっている時
  • 犬が床ずれになると皮膚や皮下組織が死ぬ
  • 床ずれから感染症になる可能性がある

床ずれは褥瘡(じょくそう)ともよばれています。犬の同じ箇所が長い時間ベットや床に接触していると圧迫されて血流が悪くなり、皮膚や皮下組織が死んでしまうことを言います。

床ずれの初期は犬に赤みが出て、進行すると犬の被下組織、筋肉、骨まで破壊が起きます。犬の床ずれは、皮膚の深いところに達すると黒くなり、潰瘍形成されます。床ずれから、感染が起こることもあり、重篤になると命に関わることもあります。

犬の床ずれが発生する条件

#壁にもたれて寝る愛犬#

犬の床ずれになりやすい環境

  • 寝たきりの老犬や病犬に多い
  • 犬自身、体の向きを変えられない
  • 皮膚が薄い
  • 痩せている
  • 下痢や尿などでおむつが汚れている
  • 栄養状態が悪い

犬の床ずれは、上記の環境で発生しやすくなります。特に犬の栄養状態が悪い際に床ずれができると、治癒も遅くなります。

犬の床ずれの好発部位

ベットの接地面で、犬の骨が出っぱっている部分が床ずれの好発部位と言われ、犬の床ずれができやすい部分になります。頬、肩、腰、足首などがその部分にあたります。

犬の床ずれに関するまとめ

105212626 女性に抱きしめられている犬

床ずれは、犬にとって痛みをともない、長期間にわたって辛い思いをしてしまいます。まずは、犬に床ずれができないように、常に身体を観察しましょう。また、寝たきりになってしまった犬は、どんなに飼い主さんが頑張っても床ずれができることがあります。犬に床ずれができてしまったら、獣医さんに相談しながら悪化しないようにケアをしていきましょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 てとめろ

    シニア犬になった我が家の愛犬も床ずれを気にしてあげるようになりました。まだ散歩をする元気はあるものの、やはり寝る時間の方が長くなってきています。また昔は寝返りも多かったですがそれも減りましたね。対策として、我が家の床にはマットをしいたり、寝床にはより厚めの毛布を敷いています。これで少しでも負担が軽くなればいいのですが…(^_^;)
    また痩せることも床ずれの原因なんですね。これからはそういう点にも気にしてあげようと思いました。シニア犬になるとやはり食事量も減ってくるので何とか、ごはんをかえたり、ふりかけをかけたりと食欲を出してもらえるように頑張っています。これからも元気でいてもらえるようにこの記事を参考に頑張ります。
  • 投稿者

    女性 匿名

    愛犬も9才になりました。まだまだ元気ですがいずれ老化が見えてくると思います。床ずれ予防には何が良く、介護用品は何があるのか勉強中です。
    高反発マット、ブレスエアーが体重を分散させて床ずれ予防になるそうです。
    うちの子は大型なので人間用が良さそうです。
    床ずれしやすい所は毛を刈ってあげると良いですね。
    排泄物で汚れたら部分浴が良いようですが、無水シャンプーも利用してみたいです。
    足腰が弱り散歩が難しくなっても、車椅子などを利用して身体を起こした状態で過ごすと、認知機能も胃腸も健康的に保てるようです。
    食ムラがあることが気がかりですが、何とかしなくてはなりません。フードをふやかしたり缶詰め、手作りを利用して食べさせて行きます。
    何かと気遣うことが増えて行くので日々勉強です。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    うちのワンコは、17歳の柴犬です。昨年の9月に突然倒れ、仰向けの状態でハーハー言ったまま1晩過ぎました。なんとか回復しましたが、斜頸が残り、足が弱り、左周りにしか歩けなくなりました。左側を下にしてしか寝なくなりました。白内障も進み、耳も遠くなり、寝る時間が増えて来ました…。ある日の朝、左頰が、赤く陥没していたので、何かで怪我でもしたのかと思い病院へ駆け付けましたら、床擦れとの事。毎日薬を付けていますが、頰なので、折角の可愛い顔が痛々しくて、毎日泣いてます。
    一日も早く完治する方法はないものでしょうか?(T ^ T)
この記事をシェアする
LINExわんちゃんホンポ(友達に追加する)
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。