犬とタクシーに乗ろう
そもそも犬はタクシーに乗車できるのかが気になる飼い主さんもいるのではないでしょうか。基本的に犬とタクシーに乗車することは可能です。しかし、犬の大きさや状態によっては一般のタクシー会社を利用できない場合もあります。
最近では、ペットの送迎を専門に行うペットタクシーも増えています。ペットに対する理解もあり、ペットを乗せるための専用車両で移動できるので、ペットとのタクシー乗車に慣れない飼い主さんにおすすめのサービスです。
犬とタクシーに乗車する際のマナー
マナー①キャリーグッズの用意
一般的なタクシー会社では、盲導犬などの介助犬を除き、乗車できる犬の大きさは小型犬程度とされています。犬が自由に車内を動き回らないように、乗車中は必ずケージやキャリーケースに入れるのがマナーです。ペット専用のタクシーの中にはケージ等を無料で貸し出している所もあるので、希望する場合は事前に問い合わせておきましょう。
マナー②基本的なしつけ
タクシーの中で犬が吠えたり暴れたりすると運転の妨げになります。危険を避けるためにも、乗車する際は「待て」「伏せ」などの基本的なしつけができていることが前提となります。抱っこされているときやケージに入っているときに、愛犬が落ち着いた状態でいられるようしつけをしておきましょう。
マナー③抜け毛、汚れ対策
犬とタクシーを使う時は、次に利用する方への配慮が大切です。抜け毛やよだれなどで汚さないよう十分に注意しましょう。洋服を着せておくと毛が飛び散るのを防ぐことができます。通常のタクシーでは、犬の匂いが強いと乗車を断られる場合もあります。対策として、事前にお風呂に入れてシャンプーをしておくと安心です。
マナー④車に慣れさせておく
大人しい性格の犬でも、乗り慣れないタクシーでは落ち着きがなくなる可能性があります。できるだけ犬にストレスがかからないように、普段から車での移動に慣れさせておきましょう。飼い主自身も犬の様子を見て、休憩や水分補給のタイミングや把握しておくと安心です。
マナー⑤排泄を済ませておく
犬をタクシーに乗せる前に必ずトイレを済ませておきましょう。移動中に排泄をしてしまわないよう、乗車中の水分補給は控えめにしておくと安心です。また、愛犬が外でしか排泄をしない場合、乗車中の我慢が膀胱炎の原因になることもあります。長時間の移動の際は必ずトイレ休憩を取ってあげてください。
犬も乗れる東京のペットタクシー5選
東葛ペットタクシー
業界内で最大規模のペット専用送迎タクシーです。引っ越しや旅行など長期間の利用する場合は、食事や散歩にも対応しています。タクシーの後部スペースは、大型犬もくつろげる広さで大きめのクレートを積むことができます。
事前予約が必要ですが、状況によっては当日予約も可能です。動物病院や美容院への定期的な送迎なども受け付けているので、サービス内容について気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
三和交通 ペットタクシー&ペット119番
三和交通のペットタクシーは、犬や猫、小動物などと一緒に乗れるペット専用のタクシーサービスです。東京都と近郊の一部が営業エリアとなっています。 予め指定の動物病院を登録しておくことで、緊急時にスムーズに送り届ける「ペット119番」にも対応しています。
専用車の足元にあるステップで、犬も飼い主も楽に乗り降りができます。車種はセダンタイプとワゴンタイプから選ぶことができ、ワゴンには大型犬に対応できるカーゴスペースが設置されています。
ペットハート便
東京と埼玉を中心に、日本全国に対応しているペットタクシーです。安全、快適な環境のもと、愛玩動物飼養管理士が責任を持って送迎してくれます。軽ワンボックスタイプの専用車で、乗車方法はケージやキャリー、座席や荷室など中から飼い主が決められます。車内で使用するケージやキャリーの貸出は無料です。
犬の送迎以外にも、動物病院の診察や散歩の代行サービスを申し込むことも可能です。利用方法や見積もりの相談は無料で承っているので、まずは気軽にお問い合わせ下さい。
ペット便
東京都杉並区にある「ペット便」は、関東近県内でペット全般の送迎に対応したペットタクシーです。車内にはおよそ1.5畳ほどのスペースがあり、犬はキャリーバッグやケージなしでそのまま乗車できます。
全国に対応した長距離の引越しサービスも行っており、移動する際は飲み水や食事の世話、散歩など、ペットをお世話しながら目的地まで運んでくれます。
出典:ペット便
ペットエクスプレス
東京都世田谷区にある「ペットエクスプレス」は、ペットの種類や頭数に関係なく、一律料金で利用できるペットタクシーです。飼い主の付き添いが基本ですが、ケージやキャリー、座席などのお好みの場所に犬を乗せられます。車載のケージ、キャリーは移動中無料で使用できます。
まとめ
犬とタクシーを利用をする際には準備が大切です。無駄吠えに対するしつけや、ケージで大人しく過ごす練習をしておきましょう。
一般のタクシー会社も条件によっては犬と乗車できますが、運転手がアレルギーを持っている場合などに、やむを得ず断られる可能性もあります。気持ちよく利用するためにも事前に問い合わせておくと安心です。
ペットタクシーは、会社によってサービス内容や料金は異なります。わからない点など気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
ユーザーのコメント
女性 こむぎ