犬も虫歯になります!
一般的に犬は虫歯になりにくいと言われています。
しかしこれは「歯垢がたまりやすい臼歯がない」「あまり噛まずに飲み込む」「餌の中の炭水化物が少ない」などの、犬の特徴から理由付けられたものです。
しかし現代の日本で飼われている犬たちは、甘いものを食べたり、柔らかいごはんを与えられたりしていて、虫歯になりやすい条件がそろっているのが現状です。
そのため、犬も虫歯になることがあるかもしれません。
では、具体的にどのような食生活や習慣があると虫歯になりやすくなるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
虫歯になる習慣その1:甘いものばかり食べている
甘いものは虫歯菌の栄養源となります。
虫歯の原因菌として代表的なストレプトコッカスミュータンスという菌が、最も好きな栄養源は砂糖です。
なので甘いもの食べると、虫歯になりやすくなります。
人間のケーキやクッキーなどを愛犬にちょこちょこあげていませんか?
少量でも習慣的に甘いものを口にするワンちゃんならば虫歯になる確率が上がるので、人間のオヤツをあげるのは控えましょう。
虫歯になる習慣その2:歯に挟まりやすいものばかり食べている
犬は本来、硬い餌をあまり噛まずに飲み込む生活をしていたので、歯の間に細かいカスが詰まるということは少なかったはずです。
しかし、ペットとして人間と生活するようになって、柔らかい半生フードや、とろみのある缶詰なども食べるようになりました。
このようなフードは食いつきもよく、喜んで食べてくれるので飼い主さんも与えてしまいがちですが、虫歯のことを考えると、このような歯に挟まりやすいフードはできるだけ避けるべきだと言えます。
炭水化物の少ない、良く噛んで食べられる硬いフードが理想ですね。
虫歯になる習慣その3:歯磨きをしていない
人間も「歯磨きしないと虫歯になるよ!」と小さい頃から言われますよね。
これは犬も一緒です。
歯の間や、歯と歯茎の隙間に食べカスや歯垢が溜まっていくと虫歯になります。
なのでしっかりと歯磨きを飼い主さんが行ってあげましょう。
しかし、歯磨きをした方がいいと分かっていても、歯磨きを嫌がるワンちゃんも多いのでなかなか難しいですよね。
歯ブラシが苦手なワンちゃんはガーゼなどで歯の表面の汚れを取り除くだけでも効果があるといわれています。
小さい頃から歯磨きに慣れさせたり、歯磨きに良い印象を付けたりしながら、歯磨きが出来るワンちゃんになれるといいですね。
虫歯になる習慣その4:歯周病になっている
歯周病になると歯茎が下がり、歯と歯茎の間に隙間ができます。その隙間に食べカスや歯垢が溜まって、そこから虫歯になっていきます。
歯周病の予防のためにも、原因とされる「歯垢の付着」や「細菌の繁殖」が起こらないようにすることが大切です。
また、老犬や小型犬は歯周病になりやすいといわれるのでよく注意してあげましょう。
まとめ
- 甘いものばかり食べている
- 歯に挟まりやすいものばかり食べている
- 歯磨きをしていない
- 歯周病
などの犬の虫歯の原因になる習慣として挙げてきました。
ただの虫歯とあなどっていると、進行して手術をしなければならなくなるかもしれません。
私の愛犬も歯磨きが嫌いで、歯磨きをサボっていると虫歯や歯周病が進行してしまいました。歯周病で手術もしたので、ちゃんと口腔ケアをしてあげていれば痛い思いをさせずにすんだのではないかと悔やまれます。
そしておじいちゃん犬になった今はほとんどの歯が抜けてしまっています。
私のように愛犬に痛い思いをさせないためにも、この記事で学んだ「虫歯になりやすくなる習慣」を止めてしっかりと予防することから始めてみましょう!
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女性 コアラ