犬の包皮炎とは
犬の包皮炎とはオスのわんちゃんが患う疾患です。ペニスを包んでいる包皮に炎症が起きてしまい細菌が包皮内で増殖してしまい膿が出てしまいます。
犬の包皮炎の症状
包皮炎の症状としては、包皮から黄色いクリーム状の膿が出ている、ペニスをいつも気にしている(舐めたりにおいを嗅いだりしている)、おしっこをする時に痛みのためちびちび排尿する。などの症状が見られます。
炎症がひどくなってくると局部から出血してしまうこともあります。
犬が包皮炎になってしまう原因
包皮炎になってしまう原因として、犬の場合はほとんど、包皮には常在菌がいますが、この常在菌のバランスが崩れてしまうことで、病原性の細菌が優位になってしまうことが主な原因と言われています。
そのほかに、免疫力の低下やストレス、陰茎に傷がある、栄養不良、ホルモン不均衡などの原因があげられます。
犬の包皮炎の治療について
包皮炎の治療方法として、投薬治療や患部の清潔をたもつためにこまめに洗浄をして治療していきます。再発しやすいので、しっかり治療しても予後はきちんと予防に努めましょう。
包皮炎の洗浄方法
お風呂に入る時は特に包皮内を洗浄してあげることで常在菌のバランスが保てるので良く洗ってあげましょう。基本はぬるま湯で洗ってあげることが良いとされていますが、生理食塩水や消毒液などで包皮内を洗浄していきます。
お散歩あともぬるま湯で薄めた犬用の薬用シャンプーで洗ってあげるとよいです。消毒液の中には粘膜に使えないものもあるので使用するときには獣医師によく相談してください。
包皮炎は危険な病気でしょうか?
動物病院の先生曰く、包皮炎はそれほど危険な病気ではないとのことですが、包皮炎から、尿道炎、そして膀胱炎、腎盂腎炎へと進展してしまう場合もあるそうなので、しっかりと完治をさせるよう努めましょう。
また、ペニスの近くの内股付近などに湿疹などを誘発してしまう場合もありますので、やはり清潔にしていることが一番です。
犬の包皮炎の予防方法
散歩から帰ってきたり、排尿した後は、局部を薄めた薬用シャンプーなどで洗ってあげましょう。性腺からの分泌液の量をへらすため、去勢手術などをすることも有効です。
足が短いわんちゃんは、排泄後に地面や床などの雑菌の多い場所に患部が接触することが多いのでペニスの先の毛を短めにカットしておくことも予防法の1つです。
他の症状や病名で犬の病気を調べる
犬の包皮炎の他にも、気になる犬の病気や、普段見ない行動をとっていて心配なときに病気を調べることができる辞典がありますので、ぜひ活用してみてくださいね。↓
犬の病気大辞典!知っておきたい基礎知識【症状や病名から調べる】
犬の包皮炎に関するまとめ
今回は犬の包皮炎について、なぜ包皮炎になってしまうのかという原因から症状、また治療法などに至るまでお伝えさせていただきました。オスのわんちゃんを飼っている飼い主さんに参考になっていただけたら幸いです。
我が家のボーダーコリーも急にペニスからポタポタと血が出て驚いたことがありました。
きちんとした知識を持ち、獣医さんの指示に従うことで包皮炎を完治することはすぐに出来ますので、日頃から愛犬の様子をよく観察して愛犬の健康維持に努めていただけたらと思います。
ユーザーのコメント
女性 PON
30代 女性 まろんママ
女性 シュナ
女性 ぽーる
うちの子もちょうど一年ぐらい前にかなり舐めていたのでちょっと心配になり別の目的で動物病院に連れて行ったときに診てもらったのですが、ばい菌が入っただけでしょうということで抗生剤を出されて何とかひどくならずに済みました。もしかしたら包皮炎の前兆だったのかもしれません。
白い膿までは出ていませんでしたが、舐めたことにより赤くなって炎症を起こしていました。
確かに男の子は散歩にいくと、電柱や壁など他のワンコがマーキングしたところにオシッコをかけます。そのときに自分のおちんちんが付いてるのが私もとても気になっていました。
そういうところから何かしらの病気が感染することも考えられます。
かといってさせないわけにもいかず。。。
なので、記事にあるようにお散歩から帰宅後は薄めたシャンプーで洗うようにしています。
ただ、逆に神経質になってしまうとデリケートな部分なので洗うときはほどほどにした方がいいと思います。
40代 女性 ゆか