今からはじめる愛犬のための認知症予防!発症率が高い犬種とは?

【獣医師監修】今からはじめる愛犬のための認知症予防!発症率が高い犬種とは?

犬も高齢化が進んでいる近年、わんこの認知症の発症も増加傾向にあります。その中でも、特に発症率が高い犬種があることをご存知ですか?認知症の症状と予防法をまとめました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

こんな症状があったら要注意!

食べた

「○○さん、ごはんはまだかい?」
「嫌ね、おじいちゃん、さっき食べたばっかりでしょう」

これは、認知症患者さんとの典型的な会話ですが、当然ながら、言葉を話せない愛犬の認知症は会話の中で気づくことはできません。では、どんな症状が出たとき、私たちは認知症を疑えばいいのでしょうか。

以下にいくつかの特徴的な症状を挙げてみました。

無駄吠えが増えた

特に、昼夜逆転は犬の認知症の典型的な症状です。
いつも、夜は大人しく寝ていたのに、やたらと夜中に吠えるようになった等、昼夜逆転の傾向が見られる場合には要注意です。

同じところをぐるぐる回っている

部屋の中をずっと歩き回っている、散歩に出てもまっすぐ歩かずにぐるぐると回ってしまうといったことも、わんこの認知症の特徴です。

性格が狂暴になった

凶暴

些細なことで牙を剥いだり、唸り声を上げるようになった等、それまで穏やかな性格だったのが突然狂暴になったときには、認知症だけでなく、何かの病気が隠れている可能性が高いです。

粗相が増えた

室内の決まったトイレでできていたのに失敗が増えた、散歩でしかトイレをしなかったのに室内で漏らすようになってしまった、といった粗相も認知症の兆候です。

人間社会でも、認知症の壮絶な介護が話題になることが少なくありませんが、わんこの場合も同様です。
特に昼夜逆転の症状があまりに顕著になってしまった場合、辛い介護やご近所への迷惑で手の打ちようがなくなり、飼い主さんが泣く泣く安楽死を求めてくるといった悲劇も少なくないそうです。

認知症は早期発見と早期治療が重要です。
少しでもおかしな行動があったら、すぐに動物病院に相談することをおすすめします。

圧倒的に発症率が高い犬種は柴犬です!

認知機能の低下を示した犬を犬種ごとにまとめた調査データが、2002年に発表されました。
この調査によると、全体の約20%を占めて断トツで発症率が高いのが、柴犬という結果でした。
さらに、2位は柴犬の雑種で全体の約5%、3位は雑種(約4%)、4位は日本犬(約3%)、5位は日本犬の雑種(約2.7%)と、トップ5をほぼ日本犬が占める結果となりました。

わが家の愛犬も柴犬ですから、このデータを知ったときにはがく然としました。
柴犬飼いみなさん、認知症は他人事ではないですよ。

;柴犬の写真

今からできる!認知症の予防策

では、わんこの認知症を予防する方法はないのでしょうか。
100%の予防策ではありませんが、毎日の食事に気をつけてあげることでリスクを下げることは可能です。

認知症予防のために、特に積極的に摂りたい栄養素をまとめました。

認知症予防に効果的な栄養素

多価不飽和脂肪酸

脳神経細胞の細胞膜機能を保護してくれる栄養素で、よく耳にする名前としてはDHA、EPAがこれに当たります。
いずれも、鮭やマグロ等の魚類に多く含まれる栄養素です。
毎日のおやつを肉から魚に変えてあげてみてはいかがでしょうか?

抗酸化物質

ビタミンE、ビタミンC、βカロテン、セレン、カロテノイド、フラボノイド等がこれに当たります。
いわゆる緑黄色野菜に含まれている栄養素です。
フードのトッピングに添えてあげることで、ごはんの見た目も鮮やかになり、一石二鳥です。

αリポ酸、Lカルニチン

細胞のエネルギー代謝の効率を上げてくれる栄養素です。
αリポ酸は緑黄色野菜やレバー等に、Lカルニチンは牛肉の赤身等に含まれます。

注目の栄養素 オメガ3脂肪酸!

最初に挙げた多価不飽和脂肪酸の1つですが、特に注目したいのが、オメガ3脂肪酸です。
実際に認知機能が低下した犬に対し、オメガ3脂肪酸強化食を与えたところ、認知機能が回復したというデータがあるんです。
わが家では、市販のフードを選ぶ際にオメガ3脂肪酸が含まれているかを基準のひとつにしています。

栄養補助食品の活用も

また、すでに認知症を発症してしまっているわんこには、これらの栄養素を重点的に摂取できる療法食や栄養補助食品も市販されています。
かかりつけの獣医さんと相談のうえ、症状緩和のために試してみる価値はありますよ。

まとめ

かわいい愛犬には、少しでも長生きしてもらいたいもの。
でも、いくら長生きをしてくれても、認知症で私たちのことがわからなくなってしまったら…。

最後まで介護して看取ってあげたいという気持ちは変わらなくても、何もわからず孤独になってしまう愛犬の気持ちを考えただけで切なくなってしまいますよね。

認知症予防のために今からできることとして、食生活のちょっとした工夫からはじめてみませんか?

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    10代 男性 ひーこ

    これはいぬの年齢です13さいですがよなかにとくに2時間おきにたべたがるたべてもまだほえるのでまたあげるそそうもしまりがわるいのかトイレいがいにもしてしまいますまだ飼い主の顔はわかるようですが痴呆でしょうか⁉
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