飼い犬の三頭に一頭がシニア犬
まだ今程ペットブームではなかった頃は、ドッグフードも今のように犬種別ごとに商品が開発されたり、健康や栄養のバランスを考えたものや、ダイエットフードなどというものはまだ少なく、種類が限られていたように感じます。
おやつも私の昔の記憶を辿れば、(ビーフ)ジャーキーぐらいしか店舗に置いてなかったように思います。
また…今では全国各地にホームセンターの店舗がありますが、昔はホームセンターのような店舗も少なく、ペット用品売り場というコーナーが、ペットショップかスーパーなどにしか置いていなかったような記憶があります。
今のようにペットの健康に関して、飼い主さん自ら気を遣うという意識がなかったのかもしれません。
しかし…今では愛犬に対する飼い主さんの一人一人の健康意識が強くなってきたせいか、ペットの世界でも【長寿化】しているのが当たり前となり、またそれが深刻化となっているようです。
近年では一頭だけでなく多頭飼いする飼い主さんが増えいるのが現状で、もし多頭飼いしている中の一頭が老犬で身体が弱ってきたりすると、散歩も難しくなり…生活にも刺激や張りがなくなり…あまり良い環境ではありません。
ですが愛犬がそうなった時の事を考えれば、多頭飼いをして常日頃から遊び仲間の存在があれば、元気の秘訣となり、それが【長寿犬】となり今のわんちゃん達のパワーの源になっているのかもしれません。
一人暮らしで老犬のお世話をすることは可能か
では、一人暮らしをされている飼い主さんが老犬のお世話をする場合、どういった配慮が必要なのか私なりに考えてみました。
- 足腰が弱くなってくるので、活発な動作が難しくなってくる(段差には充分な注意が必要)
- 排泄するのが難しくなってしまった
- わんちゃん自身でフードを食べなくなってしまった
- 徘徊するようになった
- 夜泣きがひどくなってきた
- 寝たきりになってしまった
- 精神的にも肉体的にも弱くなってしまった
- 病気をして看病が必要になってしまった
などといった症状が出始めてきた場合、一人暮らしの飼い主さんがお仕事を抱えながらの老犬のお世話は限界があるのではないでしょうか。
もし…寝たきりになってしまった老犬の場合は、まず自宅での環境の見直しが必要になってきます。
寝床には、できるだけ柔らかい毛布や敷物を用意してあげましょう。
また、寝たきりになってしまったからと寝たきりのままにしないで、飼い主さんが足の屈伸運動、リハビリなどをして足腰の血行促進をして筋力をつけてあげる事が大事です。
そして何よりも大切なのが、できるだけコミュニケーションをとりながら精神的なケアやしてあげる事が重要です。
また老犬でも刺激を与えながら、気持ちを若く持たせてあげる事も大切です。
特に冬場は体温調節を徹底してあげましょう。
体温調節が低下してくるので、暖かくしてあげる事も大切です。
飼い主の皆さん、ご存知でしたでしょうか?
こういう時代だからこそ、今ではペットの世界にも【老犬介護施設】があるのです。
もし…一人暮らしなどで老犬のお世話が難しくなってしまったら、是非参考にしてみて下さい。
だだ気をつけて頂きたいのが、施設によってはかかる費用が全然違いますので、予め飼い主さんが直接目で見て安心できる施設を見つけ、飼い主さんも老犬になった愛犬にも安心できる施設が1番大切な事です。
長期プラン(3ヶ月以上)※症状により追加料金が発生します
ケア基本料金 (税別) |
小型犬 | 中型犬 | 中型犬(15kgまで) | 大型犬(15kg以上) |
---|---|---|---|---|
月額 | 85,000円 | 95,000円 | 110,000円 | 150,000円 |
1泊当り | 2,833円換算 | 3,064円換算 | 3,666円換算 | 4,838円換算 |
入居金(税別) | 小型犬~中型犬(15kgまで) 200,000円 | 大型犬(15kg以上) 350,000円 | ||
お預かり金 | 小型犬~大型犬まで 100,000円※病気受診費用等に使用(契約終了時に残金は返金) |
短期プラン※症状により追加料金が発生します(初めてのお泊りのわんちゃんは10%OFF)
ケア基本料金 (税別) |
小型犬 | 中型犬 | 大型犬 |
---|---|---|---|
1泊 | 6,500円 | 7,500円 | 15,000円 |
保証金 | 1泊~14泊まで30,000円 15泊以降からは50,000円 ※病院受診費用等のお預かり金 |
介護レクチャープラン
4泊5日標準コース 料金(税別) 短期プランのケア基本料金にプラス10,000円
老犬介護施設によってはサービス内容や利用料金に違いがありますが、ここの施設では、飼い主さんの代わりとなって手厚いサポートが用意されているようです。
- わんちゃんの症状に合わせドライフードから流動食まで介助してくれるようです。
- 寝たきりのわんちゃには、ペットシーツやオムツ、マナーパット等を完備してあり常に清潔にケアをしているようです。
- 病院から処方されたお薬を指示に沿って服用介助するようです。
- わんちゃんの体調や状態に合わせて、歩行の介助。ハーネス、車椅子等が必要なわんちゃんも、しっかりサポート。
- 老犬の場合、短時間で床擦れの症状がでるので、そんなわんちゃんには、床擦れ防止マットを前頭に使用
お預かりの流れについて
- 1:カウンセリングの電話予約
- 2:施設の見学、ご説明
- 3:店舗にてカウンセリング
- 4:ご契約
- 5:ご利用開始
まとめ
子犬の頃からわんちゃんを飼っている飼い主さんならば尚更ですが、『まさか…うちの愛犬に限って!』と愛犬が老犬となり…また長寿になってきた事で、飼い主さんも愛犬の老化現象に戸惑う方も多いのではないでしょうか。
しかし、一人暮らしの方が老犬のお世話をするとなると、老犬の介護状況にもよりますが、それも軽い症状のうちだけのような気がします。
やはり一人暮らしでは家を留守にしがちな飼い主さんの方が多いと思うので、なかなか一人で老犬の介護は難しくなってくると思います。
もし一人暮らしの方が老犬(愛犬)の介護が難しくなり、老犬介護施設を利用したいと思う場合は、サービス内容や利用料金をよく把握し納得してから契約を結んだ方が良い思います。
やはり経営者一人一人の考え方やルールも施設によって違ってくると思うので、そこは飼い主さんの責任で判断をしなければいけません。
できるだけご自身の目と耳で確認してから依頼をした方が安心して任せられるかと思います。