愛犬とのドライブ! 事前準備や楽しみ方

愛犬とのドライブ! 事前準備や楽しみ方

愛犬とドライブを楽しみたい!でも、大人しく座っていてくれるだろうか。車酔いは?犬にかかるストレスは?そんな不安を一緒に解消していきましょう。

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楽しいドライブにするために

「愛犬とドライブを楽しめたら、少し離れた場所にある広い公園に行ったり、長時間のお留守番をさせたりしないで済むのになぁ~」

そうは思うものの、うちの子は車が嫌いだから、車酔いをするからと、ドライブに消極的になってはいませんか?

実は、私もそのうちの一人。うちのくるる(トイプードル/1歳/♂)も車に酔いやすいので、まだ遠出はしたことがありません。しかし初めてドライブしたときと今とを比べると、表情や仕草ががまるで違います。ここでは、くるるの様子を例に挙げ、楽しいドライブにするための注意点をまとめていきたいと思います。

ドライブの時間

初めてのドライブは、5~10分にしてあげてください。

くるるの初ドライブは、ペットショップから家までのおよそ30分。父の腕の中でずっと震えていたと聞きました。これは可哀想ですね。ストレスを感じているときに見せる動きです。

まずは車に慣れてもらうこと、怖くないとわかってもらう必要があります。エンジン音にびっくりする子もいるかもしれないので、まずはエンジンをかけないで車に乗るだけ。出来たらお気に入りのお菓子やおもちゃを。焦らず少しずつ、ですね。

初めてのドライブが病院までの道のり、というのも犬にとってはトラウマになってしまうかもしれません。くるるは、車で10分かかる海岸が大好きです。「ドライブ=楽しいこと」になってきたので、病院までのドライブも嫌がりませんよ。ちなみにドライブ中何をしているかというと、少し開けた窓から入ってくる風を、必死にぱくぱく食べています(笑)

長時間のドライブが出来るようになっても、休憩はお忘れなく。一時間に一回以上は取ってあげてくださいね。

車内環境

ドライブ時の車内温度は、20度前後を保ってください。私は少しだけ窓も開けるようにしています。犬にとって温度は重要です。今の時期は、あらかじめクーラーをかけて車内の温度を下げてあげた方がいいですね。

匂いにも注意してください。車内は匂いがこもりがちです。こまめな空気の入れ替えを行い、たばこは吸わないこと。これで車酔いも軽減します。

犬とのドライブでなくても安全運転を心掛ける必要がありますが、人よりも小さな体は少しの揺れにも敏感です。いつも以上に注意深く運転してあげてください。ブレーキをかけたときに犬が荷物の下敷きに!…なんてことのないよう、できるだけ荷物は片づけておきましょう。最近は、犬が乗っていることを示すシールを後方に貼っている車をよく見かけます。これがあれば、のんびり安心して運転できますね。

ひざに乗せるときは

助手席や後部座席に座る人のひざの上に乗ってドライブを楽しむ犬、あなたも見たことがあるはずです。じっと大人しく座っていたとしても、急なブレーキやクラクションの音、大きなトラックが通り過ぎたときなどにびっくりして車外へ飛び出してしまうかもしれません。窓を開けるときは、少しだけにしましょう。

私は先日、窓を全開にして、外に身を乗り出すようにドライブする犬を見かけました。犬は慣れた顔で平然としていましたが、見ているこっちはハラハラドキドキ。いつ何が起こるかわかりません。いくらひざの上に乗せて抱っこしていると言っても、思わぬ事故につながることもあります。楽しいドライブになるよう、危険は回避しましょうね。

ドライバーは、犬をひざの上に乗せて運転してはいけません。これはドライバーも犬も、どちらにとっても大変危険です。それに、運転の妨げと見なされたら「道路交通法違反」で罰せられることもあります。

車中に残さない!

そして最後に。

これは悲しい事故を起こさないために、絶対に守らなければならないことです。

少しの時間だから大丈夫だろう、その軽い気持ちが、こんなにもかわいい犬の命を奪ってしまうことになったら?想像しただけで、いたたまれない気持ちになります。

いくらエアコンをつけていても、急に壊れることだってないとは言い切れません。車中に残さない。これは、私にも簡単に出来ます。犬の命が少しの注意で守られると知っていても、まだ「少しだけ。」を唱えますか?

事前の準備

ドライブ中の注意点について触れましたが、それに加え事前準備をしておくことも大切です。

①まず、食事はドライブの2~3時間前までに済ませておきます。車酔い防止のためですね。必要であれば酔い止めを飲んでおきましょう。車酔いには生姜が効く、とも言われていますので、薬を飲ませるより先にそういったもので対処した方がよいのではないかと思われます。スライスした生姜にお湯、はちみつを加え飲ませるといいようです。

②トイレは必ず済ませておきましょう。ドライブ中にトイレを我慢しなければいけないのは、犬の不安を増やすことになります。

③犬が落ち着いて座ったり、寝たりする場所を確保してあげること。私は後部座席にドライブボックスを設置しています。

ドライブボックス

入るとこんな感じ。

ドライブボックスに入る犬

基本的には母が後部座席で抱っこしていますが、眠くなったら自分でこのボックスに入り寝ていますよ。ホームセンターで手に入ると思います。「ただの箱にしか見えないけど、本当に意味あるのかなぁ…。」と買うのをためらいましたが、これはおすすめです!くるるも落ち着いて見えます。私は中にクッションやタオルを敷いて、くるるの好きな噛むおもちゃを置いています。リードをつける金具が付いているので安心です。

他には、

  • セイフティハーネス→シートベルトにくくりつけるタイプのハーネス
  • ソフトクレート→柔らかい素材でできたクレート(ケージ)
  • ドライブシート→前後の座席にくくりつけ、犬が座席から落ちるのを防ぐ

などがあります。

どれを使用しても、これで安心だというものはありません。気をつけて見ていてあげることが一番大切ですね。

まとめ

花と犬

さわやかな風に吹かれて、愛犬とドライブを楽しむ。さあ行くぞ!と勢い込んでも、なぜだかしょんぼりしているように見える…。なんて寂しいことにならないためにも、まずは車に慣れてもらうことから。

ピーピー鳴くくるるにおろおろし、車酔いするくるるにあたふたし、はじめは家族みんなてんてこまいでした(笑)でも犬ってすごいんです。必ず慣れるんですね。

「ねぇくるる。くるるの苦手な夏が過ぎ、涼しくなってきたら、少し遠出してみない?ここに集まってくれた皆さまにも、もしかすると会えるかもしれないよ!」

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