老犬の痙攣に慌てないために!

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老犬の痙攣に慌てないために!

老犬の痙攣は、心臓や脳に異常があるために起こる場合もありますので、いつ痙攣が起きても落ち着いて対処できるように、その原因や特徴について知っておきましょう。

老犬が痙攣を引き起こす病気

トイプードル

老犬になると、筋力の衰えによって、足が小刻みに震えたりすることがあるものです。

また、眠っている時に、ピクピクと口や手足を動かしている時もあります。犬も人間と同じで、夢の中でお話ししたり、走り回ったりしていることもあるでしょう。時には、怖い夢にうなされている場合もあるかもしれません。

しかし、老犬の場合には、痙攣の原因が病気にある可能性も高くなってきます。

どのような原因で痙攣が起こっているのか、飼い主が見極めることは難しいと思われますが、痙攣を引き起こす病気について、正しい知識を備えておくことで、いざという時にも冷静に観察し、判断することが可能になることでしょう。

痙攣を引き起こす病気として、よく知られているものに、てんかん発作が挙げられますが、てんかん以外の病気で痙攣が起こる可能性もあります。では、それらの病気について詳しく見ていきましょう。

心臓病が原因の痙攣の場合

心臓は、体中の血管に血液を送るポンプの役割を果たしています。心臓の機能が低下すると、不整脈や低血圧など、体のあちこちに障害が起こります。 

そして症状が進行していくと、口から泡を吹いたり、痙攣したり、失神する場合もあります。

老犬になると、体力の衰えもあるので、激しい運動や、長時間のお散歩など、心臓に負担がかかるようなことは避けるべきでしょう。

脳腫瘍が原因の痙攣の場合

脳腫瘍と一口に言っても、それが脳にできた「できもの」である場合や、体の他の部分から転移してきた場合などもあります。

脳腫瘍は、良性腫瘍か悪性腫瘍かに分けられますが、良性か悪性かに関わらず、実際にワンちゃんに異常が現れる場合があり、それは腫瘍のできた部位によって決まってきます。脳腫瘍が原因で痙攣が起こる場合、脳の局所だけに異常があるときには、部分的に痙攣が起こり、脳の両側に異常があると意識を失う全般発作となり、全身に痙攣が起こります。

特に老犬の場合には、痙攣の原因が脳腫瘍にあるケースが多いので注意が必要です。

門脈シャントなどの肝臓の病気が原因の場合

門脈シャントは、先天的に血管に異常があることが原因で起こることが多い病気なので、老犬になって発症する可能性は少ないかと思われますが、症状としては、特に食事をした後に、痙攣を起こしたり、ふらついたり、よだれが出たりする場合があります。

心臓発作による痙攣と、てんかん発作による痙攣を見分けるには 

犬の顔

老犬の心臓発作による痙攣と、てんかん発作による痙攣を見分けるには、以下のようなポイントがあります。普段から注意してワンちゃんを観察していれば、気が付くことも多いので参考にしてください。

心臓発作による痙攣

心臓発作による痙攣は、前触れもなく突然、起こります。特に、お散歩などの運動をした後や、興奮した後に起こりやすい傾向にあります。

痙攣が続く時間は、比較的短く、長くても1~2分程度で終わることが多いようです。そして、心臓発作による痙攣は、収まったあとには普通の状態に戻るというのが特徴です。

てんかん発作による痙攣

てんかん発作による痙攣では、その多くの場合、何か前兆があるものです。

数日前から、うろうろしたり、不安そうな鳴き声を出したり、よだれが出たり、と様々ですが、これらの症状に飼い主が気が付かないというケースも多いのです。

特に、老犬の場合は、認知症の症状と間違われることもあるようです。

てんかん発作による痙攣は、たいてい、心臓発作による場合より、持続時間が長いことが特徴といえます。中には、1、2分で終わることもありますが、たいていは、5~10分ほど続き、長い場合には1時間を超えてもおさまらないこともあります。さらに、重篤な場合には、意識が戻らないうちに、再び痙攣が起こるというケースもあるようです。

そして、てんかん発作による痙攣は、落ち着いたあとでも、普通の状態に戻るまでには時間がかかるという場合があります。

痙攣が起きている時に、やってはいけないこと

カメラ目線の犬

老犬が痙攣を起こすと、飼い主は不安でオロオロしてしまうことでしょう。

しかし、心配してとった行動が、ワンちゃんを危険にさらすことにもなる場合があります。

まず、ワンちゃんの体をゆすったりしてはいけません。また、抱きしめてあげたくなるかもしれませんが、呼吸ができなくなる危険性があるので、やめるべきです。

また、大声を出してしまうと、それが刺激になって、悪化させてしまうこともあるので、注意が必要です。

老犬の場合、このような痙攣が起こると、体力的にもかなり消耗してしまいますから、痙攣がおさまった後は、できるだけ安静を保つことが大切です。

また、老犬が初めて痙攣を起こした場合には、すみやかに病院へ連れていきましょう。

▼老犬を飼うときに知っておきたい基本的な知識についてもっと知りたい方はこちら
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  • 40代 女性 TIKI

    記事を読んで、今まで愛犬が寝ている際に足がピクッピクッと動いているのが夢を見て動いていると思っていましたが、もしかしたら軽い発作だったかもと思ってしまいました。もう13歳のシニア犬なので、様々な原因が考えられます。記事にあるような心臓発作とてんかん発作の違いなどをよく理解して、いざという時に慌てないよう対処したいと思いました。
  • 20代 女性 小夏

    老犬の痙攣って、慌ててしまいますよね。。
    いろんな病気や症状を知っていても驚くと思います…。
    でも少しでも落ち着いて対処できるように知っておくべき知識ですね!
    特に我が家の愛犬の犬種が、心臓病になりやすいと言われているだけに、この記事を読むと痙攣に敏感になってしまいますね。一概に心臓病だけが理由とは言えなくていろんな理由があり得るのですが。
    愛犬の変化には敏感すぎくらいほうがいいのかもしれませんね〜。老犬になればいろんなところに不調が出てくるので その変化や、おかしな痙攣に早く気づくことができれば早く愛犬にも負担をかけずに対処できるかもしれませんね!
  • 50代以上 女性 K9-ABC

    痙攣と言っても、色々な原因で起こる事を学びました。様々な原因で痙攣が起こることを知っているだけで、もしもの時に冷静に、愛犬に安全な対処ができると思います。突然の出来事に慌てないように事前に勉強しておくことは、また、実は飼い主の自分の安心感につながるのだと思いました。
  • 50代以上 女性 がんちゃん

    10歳のミックスですが、
    先月に2回、今月2回痙攣しました。
    1回目の時に病院に連れていき、犬ドックに行きましたが、異常なし、
    犬ドックでは。首から下しか、検査はわからないとの事で、脳まで調べるならMRI を施設のある病院に行かないといけないと言われました。
    もし、異常があっても犬の脳の手術をほとんどの飼い主はしないし、手術をする先生も少いらしい、熊本の一人いらっしゃるそうです。
    痙攣が起きたら、慌てず回りにぶつからないように物をどかし、発作の起きていた時間を計るように、記録してくださいとの事。
    頻繁に起こるようなら、薬の投与を考えないといけないと、薬も発作止めから酷くなると、精神安定薬になると1週間入院になります。
    結局、飼い主がどこまで、お願いするかによると思います。難しい所です。
  • 40代 女性 ぽんた

    つい先月に我が家の愛犬ポメラニアンもうすぐ19歳が夜中に突然、痙攣を起こしました。突然だったのでとりあえず呼吸確保ぐらいしか出来ませんでしたが、為になる記事はどんどん載せて欲しいです!
    救急病院へ駆け込み三日間の検査入院をさせましたが詳しい検査はもう老犬なので麻酔を使えずMRIなどCTなど精密検査などは出来ませんでしたが、脳圧を下げる薬と、てんかん薬など処方されました。
    もともと心臓に持病があるので主治医と相談しながら今後の相談などしました。(主治医は循環器が得意な所です。)
    老犬なので色々と今後色々な病気にかかるかも知れませんが約19年間も一緒に暮らした愛犬なので最善は尽くすつもりです。
    救急病院の病院は色々な専門医の先生方が沢山いるので、神経内科の検査などもやりました。本当、人と同じ事をするんだな~と。
    ネットで専門医が居る病院を探して正解でした。
    今は落ち着き大好きな散歩も再開し、ゆっくりながら少しずつ前に歩いています。
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