犬ぞり体験!初心者のための用語や犬種など

犬ぞり体験!初心者のための用語や犬種など

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犬ぞりが真っ白な雪景を駆け抜けていく様子を見たことがありますか?犬ぞりというと南極やシベリアなど極寒地域のものだと思いがちですが、国内でも体験できる場所があるんです。今回は犬ぞりに関する基本的な情報や、おすすめの犬ぞりツアーをみなさんにお伝えいたします。

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犬ぞりとは

犬ぞり

犬ぞりとは冬のアクティビティの一つで、操縦者がそりにつながれた犬たちに指示を出し、雪原を走り抜けるスポーツです。現在では犬ぞり体験や、レースなどのイベントも開催されており、メジャーな存在となりつつあります。

北極やアラスカ、国内では北海道など、高緯度にある寒冷地域では寒さや雪のために馬が荷物を運ぶことができません。そのため、スノーモービルが一般的に使われるようになるまでは、寒さに強く忍耐力のある犬がそりを引き、人間や荷物の運搬の役割を担ってきたという歴史があります。

そり犬は、自分の体重と同程度の重さのものを引くことができるといわれています。体重30キロの犬7頭で、200キロを越える重さを運べるとは驚きですよね。

犬ぞりの用語集

犬ぞり

マッシャー

そりに乗って犬に指示を出し、犬ぞりをコントロールする操縦者です。「mushing(マッシング)」から派生しており、ドライバーと呼ばれることもあります。

コマンド

マッシャーが犬たちに出す指示のことです。言葉の他にも、口笛や犬笛などがあります。犬ぞりのコマンドの一例をご紹介します。

  • 「マッシュ」 進め
  • 「ゴーアヘッド」 直進
  • 「ジー」 右に曲がれ
  • 「ハー」 左に曲がれ
  • 「ハイク」 走れ
  • 「ウォー」 止まれ

そり

そりは人間や荷物を滑走させて運ぶ道具ですが、犬ぞりは犬につけたハーネスとそりをリードでつなぎ、犬がそりを走らせます。犬ぞりのそりにはいくつか種類がありますが、バスケット型は重量が軽くレースに向いており、トボガンそりは操縦性がやや劣りますが、重心が低いので安定して物を運ぶことができます。

ファンタイプ

ファンタイプは、犬を1頭ごとにそりとつなぐ方法です。「ファン(fan)」は扇という意味があり、犬たちが広がって走る様子が扇の形に似ていることから、このような名前がつけられました。ファンタイプは、周りに遮るものや障害物がない場所で犬ぞりをする時に適しています。

タンデムタイプ

タンデムタイプは、犬を2列に並ばせ縦のラインでそりにつなぐ方法です。「タンデム(tandem)」とは「縦に並んだ状態」を意味しており、道幅の狭い場所や森の中、山道などの走りにくい地形を進む時に適しています。

タンデムタイプで走る時は、それぞれの犬が並ぶポジションが重要になります。ポジションによって役割が違うため、それぞれの犬の性格や体力を踏まえて犬の配置を考えることも、犬ぞりの醍醐味の一つです。

リードドック

犬ぞりの先頭を走る前列の犬たちです。リードドックはマッシャーの指示通りに進路をとる重要な役割があり、マッシャーへの忠実さやとっさの判断力、賢さや勇敢さが求められます。群れのボス犬が必ずしもこのポジションにつくとは限らないようです。

ポイントドッグ

「スイングドッグ」と呼ばれることもあるポイントドッグは、リードドッグのすぐ後ろを走ります。足が速く、耐久力があってタフな犬が、このポジションに適しています。

ホイールドック

チームの一番後ろで、そりに一番近い位置にいる犬たちです。マッシャーと他の犬との間に位置するので、どちらにも協調性があることが求められます。

犬ぞりに適した犬種

シベリアンハスキー

シベリアンハスキー

シベリアンハスキーはシベリア原産の犬で、チュクチ族のそり犬として活躍してきました。がっしりとした筋肉質な体なので、犬ぞりを引くのに適しています。

体重は15〜28キログラムで、被毛は非常に厚い下毛を持つダブルコートです。攻撃性は低く、明るい性格をしています。

カナディアン・エスキモー・ドッグ

カナディアン・エスキモー・ドッグはカナダ原産の犬種で、エスキモードッグやキミックと呼ばれることもあります。古くからイヌイットと共に暮らしてきた犬種で、犬ぞりの他にもアザラシやホッキョクグマの狩りなども行ってきました。筋肉質で引き締まったボディをしており、非常に体力があるので長距離の走行に向いています。

体重30〜40キログラムで、寒さに強い被毛を持っています。温厚な性格ですが、自分より下位だと思った者の指示はきかない一面もあります。

アラスカンマラミュート

北極のそり犬として最も古い犬種だといわれているアラスカンマラミュートは、アラスカ北西部で暮らしていたマラミュート族によって、飼われてきた犬だと考えられています。

シベリアンハスキーに似ていますが、アラスカンマラミュートの方がふっくらしており、体も一回り大きいです。四肢は太くがっしりしており、胸や背中の筋肉がとても発達しています。

体重25〜38キログラムで大型犬に分類されます。ダブルコートの下毛は皮脂によってコーティングされているので防水性があります。使役犬として犬ぞりをしてきたという歴史がある犬種で、協調性があり人に対しても従順な性格です。

サモエド

シベリア地方の遊牧民族であるサモエド族は、トナカイの群れを引き連れながらツンドラ地帯で暮らしていました。その中で「サモエド」はトナカイの番をしたり、そりを引いたりするために作出された犬種といわれています。

体重は16〜30キログラムで、大きめな中型犬に分類されます。非常に人懐っこく社交的で、体力も賢さも兼ね備えているので、犬ぞり向きのようです。

おすすめの犬ぞりツアー

犬ぞりを楽しむ親子

冬のアクティビティとして、国内でも犬ぞりを楽しむことができます。おすすめの犬ぞりツアーを紹介しますね。

Outrider

「Outrider」では北海道の天狗平白滝高原では、本格的な犬ぞりを体験することができます。1日コースでは、そり犬たちにハーネスをつけたり、コミュニケーションを取ったりしながら基本的なことを学習し、参加者がマッシャーとなり3~4匹の犬たちとコースを駆け抜けます。

犬ぞりのあとは薪ストーブで温まりながら、一緒に過ごした犬たちと一日をゆっくり振り返ることもできますよ。

マッシングワークス

帯広空港から車で1時間半ほどの北海道鹿追町で、大雪山国立公園の美しい景色を眺めながら「マッシングワークス」の犬ぞりを楽しむことができます。ガイドさんに操縦を教わったあと、雪原や針葉樹の林の中など、変化に富んだ10キロメートル以上のコースを走ります。

マッシングワークスでは二人乗りの犬ぞりを使用するため、親子や夫婦などで一緒に楽しむことができますよ。また小さなお子さんでしたら、ガイドさんの判断で親子3人一緒に乗ることも可能だそうです。犬たちの疾走感あふれる走りを家族で体験してみてはいかがでしょうか。

水上高原リゾート

群馬県水上高原リゾートでは北海道に行かなくても犬ぞりを体験することができます。インストラクターさんと一緒にそりに乗る「体験ドライバープラン」と、講習を受けたあとに参加者がマッシャーとなって犬ぞりを操縦する「マッシングライドプラン」が用意されています。

まとめ

犬ぞり

犬ぞりは古くから寒冷地域の生活を支えてきた文化の一つですが、現在ではレースや冬のアクティビティとして身近なものとなりました。雪の中をマッシャーの指示のもとで犬たちが走り抜けていく様子は圧巻です。

犬ぞりに関わる方たちは、犬たちを家族のように大切にして育て、犬たちと共にそりの訓練を積んでいることでしょう。レジャーとして犬ぞりを楽しむだけではなく、そりを引く犬やそれに関わる方の暮らしにも思いをはせると、また違った魅力が見えるかもしれません。

今回ご紹介したツアーを体験したりレースを観戦したりして、冬の大自然を満喫しながら、ぜひ犬ぞりの面白さを味わってくださいね。

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