犬がのどに詰まらせやすい食べ物6選

犬がのどに詰まらせやすい食べ物6選

犬はなんでも丸呑みにする癖があるため、喉に物を詰まらせるリスクが高いペットです。食事中に勢いよくご飯を食べてしまい詰まらせるのはもちろん、中には日常の中に溢れる意外なものや、まさか!?と驚いてしまうようなものを口にしてしまうことも。犬が喉につまらせやすいものとは一体なんなのでしょうか?

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬がのどにつまらせやすい食べ物6選

ご飯を食べているノーフォークテリア

1.ドッグフード

ドッグフードの前で伏せている犬

基本的にドッグフードは丸のみしても問題ないように作られています。
しかし、意外に思う方も多いでしょうが、個体によってはドッグフードを詰まらせる場合もあります。特に早食い気味の子や、さらには高齢の犬は、ふだん食べなれているはずのドッグフードでも喉につまらせてしまう可能性があります。

特にパグやフレンチブルドッグ、ビーグルなど、もともと食欲旺盛な犬が喉につまらせてしまうケースが多いので十分に気をつけるようにしましょう。どうしても心配な場合は、ドッグフードを与えるときも気をつけるだけではなく、早食い防止用の食器を利用するなどの対策を取りましょう。

2.肉

肉の塊を齧る青い瞳の子犬

ミンチタイプの肉ならばそこまで心配はないでしょうが、食べ応えのある塊肉は大変危険です。小型犬の場合はもちろんですが、大型犬であっても肉の塊がスッポリとはまってしまい窒息をする事故が発生しています。

肉を与えるとき、せっかくならば食べ応えのあるようにと肉の塊をそのまま与えたり、少し大きめにカットをしてサイコロステーキのようにして与えたりしようとする方も多いでしょうが、肉は噛み切りにくいため、詰まらせてしまう可能性があります。

3.肉や魚の骨

テーブルの上の魚を盗み食いする犬

ぜひ気をつけていただきたいのが骨です。肉を骨つきで与えてしまうと、骨を噛み切れずそのまま飲み込んでしまい、つまらせる原因となります。さらに、魚の骨を十分に取り除けていなかったり、魚を丸ごと与えてしまったりするのも、つまらせる原因となるため大変危険です。肉や魚を与えるときは、できるだけ細かく砕くかミンチ状やペースト状にしてから与えるようにしましょう。
さらに、骨は消化できないので食道や消化管を傷つけたり、詰まらせたりすることもありますので、あげる際にはちゃんと骨がないかどうか確認しましょう。

4.芋類

蒸したサツマイモと座って待つ犬

犬の健康のために、おやつをさつまいもやじゃがいもなどの芋類にしている方も多いでしょう。しかし、芋を大きな塊で与えてしまうと、つまらせてしまう可能性がありますので注意が必要です。特にさつまいもは甘くて美味しいため、犬も大好物であることが多い食材です。

そのためか、目の前にさつまいもを置かれると急いで丸呑みにしてしまうケースがよくあります。芋類を与えるときは、小さくカットする、柔らかく蒸す、もしくは茹でるなどして、噛まなくてもすぐに潰せる程度の硬さにしておきましょう。

5.フルーツ類

りんごを食べているビーグルの子犬

芋類同様、フルーツ類も注意が必要です。特に喉につまらせる事故が発生しやすい食材がリンゴです。りんごは手軽に手に入るだけではなく、犬に必要な栄養素もたくさん含まれているため、おやつ代わりに与えている方も多い人気の食材です。

しかし、リンゴは思っているよりも硬く、大きさによってはすぐに丸呑みができてしまうため、喉につまらせやすい注意が必要な食材でもあります。ふだんからリンゴなどのフルーツを与えている方は、喉につまらせないように少し小さめにカットをしたものを与えたり、ペースト状にしたりフルーツジュースのようにして与えてあげましょう。

6.犬用のおやつ

犬用のオヤツを手で押さえて食べる犬

犬におやつを与えるときは、市販の犬用おやつを与えている方も多いでしょう。しかし、犬の安全に考慮して制作された商品であっても、急いで多量に食べてしまうとつまらせる原因となるだけではなく、個体によっては市販の犬用おやつが大きすぎる場合も珍しくはありません。

犬用として販売されているおやつだからと油断をするのではなく、犬用おやつでも注意をしながら与えるようにしましょう。

まとめ

席について食事を待つ2匹の柴犬

犬が食べ物をのどにつまらせる事故は、頻繁に起こることです。どれだけ注意をしていても、まさか!?というタイミングで起こるからこそ事故です。しかし、ふだんから事故が起きないように注意をすれば、リスクを格段に減らせます。もしもの事態が発生しないように、ふだんからのどにつまらせないように注意をして食事を与えましょう。

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