急に犬が留守番できなくなった!主な原因と対処法

急に犬が留守番できなくなった!主な原因と対処法

実は急に犬が留守番できなくなるというのは、決して珍しいことではありません。どのワンちゃんにも可能性があります。急に犬が留守番できなくなる原因をいくつかみていきましょう。対処法もご紹介しています。

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急に犬が留守番できなくなる!?

窓から外を見つめる犬

犬はずっとお利口さんに留守番することができていたのに、急にできなくなってしまうことがあります。

飼い主さんが出かける準備をしていると執拗に後を付いて来たり、膝の上に座って離れなかったり、「〇〇ちゃん、今日ずっと吠えてたけど何かあったの?」なんて、ご近所さんから言われて気づいたり。急なことに、どう対応したら良いのか悩んでしまうと思います。

急に犬が留守番できなくなる原因をいくつかみていきましょう。

急に犬が留守番できなくなる原因①「分離不安症」

犬の顔を包む手

犬が飼い主さんと離れてしまったとき、不安な気持ちから何らかの問題行動を引き起こしてしまうことを分離不安症と呼んでいます。一人で過ごすことに大きな不安を感じてしまうため、飼い主さんから離れることができません。同じ家の中で過ごしていても、飼い主さんの後をずっと付いてまわります。

飼い主さんがトイレやお風呂に入ったり、別の部屋に行ったりなどし、ほんの少しの間に姿が見えなくなるだけでも鳴いたり吠えたりして訴えます。お留守番中、家具を噛んで破壊したり、自分のカラダを舐め続けたり噛み続けたり、自傷行為に発展してしまうこともあります。

不安分離症になってしまう原因

「甘やかし」が主な原因なのではないかと考えられています。特に子犬の頃から必要以上に甘やかしていると、成犬になってから分離不安症になってしまうことがあります。

飼い主さんにとっては、スキンシップやコミュニケーションのつもりでも、常に抱っこして過ごして、過度に干渉し続けていると、分離不安症の原因になってしまうことがあるんです。

分離不安症への対処法

犬が一人で過ごす時間を、特別なことではないと理解させてあげることが必要です。留守番は特別なことではない、日常生活のほんの一部だと理解してもらうのです。

しかし、どんな犬にとっても留守番は退屈で不安なものです。一日の大半を留守番している犬もいると思います。

不安分離症への対処法として、ひとつのトレーニング方法をおすすめします。
犬をケージやクレートの中へ入れる、もしくはリビングに一人おきます。そして、飼い主さんは別の部屋へ行き、犬からは姿が見えないようにします。

きっと飼い主さんを探して鳴き続けるでしょう。そのまま放置し、犬が鳴きやんだタイミングで犬がいる部屋に戻ってください。ケージやクレートの中から出してあげ、たくさん褒めてあげましょう。

急に犬が留守番できなくなる原因②「視覚・聴覚・嗅覚の衰え」

不安そうな表情で伏せているラブラドール

老犬が留守番ができなくなる原因として多いのですが、加齢による視覚・聴覚・嗅覚の衰えから不安や恐怖を感じ、留守番することが苦手になってしまうのです。

病気などで視覚・聴覚・嗅覚が低下してしまった若い犬にも考えることができます。不安な気持ちから鳴き続けてします犬もいます。犬が安心して留守番することができる環境を与えてあげることで、解決することができる可能性があります。

部屋を自由にさせていると、自分の寝床やお気に入りの場所へ戻ることができなくなってしまうことがあります。ケージや囲いを用意してあげると良いのではないでしょうか。

寝床に飼い主さんのニオイが染みついた服や、ブランケットなどを置いてあげると、安心して寛ぐことができると思います。私が老犬を留守番させていたとき、私が着ていた服をリメイクして、犬の服を作り、着せて留守番をさせていました。

急に犬が留守番できなくなる原因③「留守番中に怖い体験をした」

赤いブランケットをかぶった犬

  • 近所でドーンッ!と大きな雷が落ちた
  • 棚から物が落ちてきた
  • 近所で工事が続いている

など、留守番中の犬に不安や恐怖を与えるような出来事があり、犬はまた、同じことが起きるのではないかという不安や恐怖から、留守番することが苦手になってしまうことがあります。また、そのような出来事が分離不安症につながってしまうこともありますので注意が必要です。

近所で工事が続き、大きな物音が続いていることからストレスを感じ、体調を崩してしまう犬も多いようです。少しでも物音から離れた場所にある部屋で留守番をさせる、窓やドアに隙間テープを貼って防音対策をするなど、対策されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

窓から外を眺める柴犬

留守番させずに過ごすことができたら良いのですが、そうはいきません。急に愛犬が留守番できなくなってしまったら、とても困ってしまうでしょう。

あまりにも症状がひどい場合には獣医さんに相談してみましょう。病院でも預かりを行っていますし、ペットシッターを利用するという選択肢もあります。

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