犬が食べ過ぎているか判断する方法と予防策

【獣医師監修】犬が食べ過ぎているか判断する方法と予防策

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犬の楽しみの一つである食事。いつもガツガツ食べてくれるのは嬉しいけど、これってもしかして食べ過ぎ?と不安になることありますよね。ここでは、食べ過ぎているか判断する方法と予防法をご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬は全部食べてしまう動物

ドッグフードと犬

犬は、与えられたものを際限なく食べてしまう動物です。それはオオカミの時代の「食いだめ」や、「外敵から食べ物を守る」という習性が関係していると言われています。

犬にも人間と同じように満腹中枢がありますが、満腹感を自覚することは鈍いといわれており、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまえば、どんどん太っていきます。

肥満は健康に悪影響を及ぼすので、飼い主さんがきちんと食事管理を行わなければなりません。

食べ過ぎているか判断する方法①ウンチの状態

トイレシートの匂いを嗅ぐ白い犬

犬が食べ過ぎているか判断するには、ウンチが最も分かりやすい指標となります。犬のウンチは健康のバロメーターであるため、ふだんから色や硬さ、ニオイ、回数、形などの状態を観察しておくことが大切です。
ウンチを観察してみて柔らかかった場合、ご飯を食べすぎている可能性があります。

食事内容や回数、散歩の回数などで異なりますが、一般的な「健康なウンチ」の特徴は下記のようなものになります。

  • 色  :茶色~こげ茶色。
  • 硬さ :ティッシュでつかんでも形が崩れず、地面にウンチが付いていない程度。
  • ニオイ:健康な状態のニオイを把握しておきましょう。
  • 回数 :おおむね食事の回数に比例します。個体差もあるかと思いますが多くは1~2回
  • 形  :水分を適度に含み、コロンとまとまっている

では、「不健康なウンチ」とは、どのような状態なのでしょうか?

犬の不健康なウンチの見分け方

色を見る

腸できちんと消化吸収が行われないと、黄色~緑色のウンチがあらわれます。

硬さを調べる

食事の食べ過ぎや水分の取り過ぎ、脂肪分の多い食べ物を食べたとき、腐ったものを食べたときなど、ウンチがいつもより柔らかくなります。

食事だけでなくストレスも要因の一つと考えられ、症状が悪化すると下痢になってしまうため、変化に気付いたら、すぐに処置する必要があります。

逆に、食事において肉類を食べ過ぎていたり、水分量が少なかったり、カルシウムを取り過ぎたりしてしまうと、ウンチは硬くなります。便秘になる可能性があり、ウンチの量も減ります。

ニオイを嗅いでみる

食事の食べ過ぎや、食べ慣れないものを食べたことにより消化不良を起こし、未消化の食べ物がウンチに混ざることで、強烈に臭くなります。もちろん寄生虫などの他の原因でうんちが緩くなってしまうこともありますので、気になる際は糞便検査をしてもらいましょう。

食べ過ぎているか判断する方法②満腹サイン

ドッグフードの上に寝転ぶ犬

前述でもご紹介したように、犬は目の前に出された食事を、あればあるだけ食べてしまいます。その上、満腹感を自覚することが鈍いといわれているため、「食べ過ぎ」や「満腹」といったサインが仕草にほとんどあらわれません。犬の体に触れて、食べ過ぎかどうか、満腹かどうかの確認をすることが重要となります。

犬の下腹や横腹が張っていたら、満腹であるサインです。ふだんから、食事前や食事中、食事後に下腹や横腹を軽く触る習慣をつけていると、変化に気付きやすいでしょう。

食べ過ぎを予防するには

並んでご飯を食べる3匹の子犬

一番効果的なのは、食事の回数を増やすこと。食事量は変えずに、回数だけを増やしましょう。

なかには満腹感を得られないため、「もっとちょうだい」と要求する場合もあります。その要求すべてに応えてはいけませんが、キャベツやササミなどの、低カロリーの食べ物を追加すると、満腹感だけでなく、満足感も得ることができるでしょう。ただし、あげすぎは禁物です。また、ダイエット食は繊維質も多く、少ない量で満腹感をえられるような作りになっていますので、ご飯をそのようなフードに変えることも一つです。

ドッグフードの後ろのパッケージに載っている食事量は、一食あたりの量ではなく、一日あたりの量であることが多いです。間違えないように注意しましょう。また、早食い防止のボウルで与えるのも良いでしょう。一気に食べることを防ぎ、食べ終わるまでに時間がかかるため、満腹中枢が働き始めます。

まとめ

いろいろな食事と子犬

ウンチは健康のバロメーターといわれるほど、健康状態が顕著にあらわれます。食事は飼い主さんの手から与えられます。つまり、愛犬の健康は飼い主さんの手にかかっているのです。

食べ過ぎは肥満を助長させるだけでなく、様々な病気を引き起こす原因ともなり得るので、十分に気を配ってあげましょうね。

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