犬の伏せのしつけ方!ポイントは静かな環境でのトレーニング

犬の伏せのしつけ方!ポイントは静かな環境でのトレーニング

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犬の伏せは、レストランやカフェに犬と一緒に入れる所に役立つ姿勢です。テーブルの下で静かに待つことができたら、飼い主さんも犬も安心していられますね。今日は犬の伏せのしつけ方について、お話ししたいと思います。今まで伏せのしつけが、あまりうまくいかなかったという方も是非参考にしてみてくださいね。

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犬の伏せのしつけ方とコツ

指示を聞くダックスフンド

犬の伏せのしつけ方は、まず静かな場所でリラックスさせて行うことが大切です。

にぎやかな場所や気が散るような場所では、犬が集中するのが難しく、うまくいかないことがあります。伏せもそうですが、犬のしつけは全般的に静かで落ち着ける場所で、ゆっくりとリラックスして教えるのがコツです。

ここでは、日本語で「伏せ」と指示を出すしつけ方を説明していますが、英語で「Down」(ダウン)と犬に指示を出しても大丈夫です。日本語の「お手」と「伏せ」の発音は似ていることから、英語の方が命令しやすいという意見もあります。飼い主さんの言いやすい指示で犬にしつけを行ってあげてください。

犬の伏せのしつけ方

犬にお座りをさせた状態から飼い主さんが手におやつを持ち、犬の鼻先に持っていきます。この時しっかり犬とアイコンタクトをとり、おやつを意識させます。まだこの時点では、「伏せ」の言葉の意味を犬は理解していませんから、まだ「伏せ」とは言いません。

おやつをゆっくり下にさげ、犬が下を向くようにします。さらに、犬がおやつを追って、ひじが地面につくように、おやつで誘導します。犬のひじが地面についたらすかさず「伏せ」と声をかけ、ごほうびをあげます。犬の体を触って褒めてあげるのも効果的です。

犬のしつけで大切なのは、決して力ずくで押さえつけたりしないことです。犬が不快感を持ってしまうと、しつけ自体が嫌いになってしまいます。正しい行動をしたら、犬にごほうびや褒め言葉をするという方法が基本です。

そして、犬の集中力が続く時間は10分~15分が限界と言われていますので、短い訓練を繰り返すようにしましょう。そこでできるようになったら、少しずつ色々な場所でも訓練を繰り返して、どこでも伏せができるようになる事が目標です!

さらにステップアップするしつけ方

犬に「伏せ」ができるようになったら、セットで「待て」をつなげて教えておくと色々な生活の面で役立ちます。例えば、カフェのテーブルの下で、犬が静かに伏せて待つこともできるようになります。

欧米の有名な行動学者やトレーナーたちの意見では、毎日15分ぐらいの「伏せ」と「待て」を教えることが、犬のしつけには有効だということです。1度覚えたからと止めてしまわずに、毎日続けることで、しっかりした犬のしつけを定着させることができるようです。

犬が伏せをできない(覚えてくれない)時の対処法

手を挙げてしまう犬

どんなに訓練を頑張っても、なかなか犬が伏せを覚えてくれないこともあるでしょう。鼻先から下に餌で誘導しようとしても、後ろ足で踏ん張って、なかなか伏せの姿勢を取ってくれない犬がいるようです。その時の対処法や、犬が動作で覚えるようにまとめてみました。

犬の伏せのしつけ方でうまくできなかった時のトレーニング

  1. 飼い主が座り、片膝を立て、犬が通れるほどのトンネルを作ります。
  2. ごほうびを使って犬を誘導しながら、膝の下を何度もくぐらせます。
  3. 犬が安心して通れるようになったら膝を曲げる角度を低くします。
    ※この時、犬を上から押さえつけたりしてはいけません。
  4. 犬がほふく前進のように体を低くしてくぐり、伏せの状態になったら、手の動きを止めて「伏せ」と声をかけます。
  5. 褒めてごほうびをあげ、また繰り返します。

体高がある犬には少し難しい方法かも知れませんが、犬が飼い主さんとゲーム感覚で伏せを覚えることができたら一番いいですね!こちらも静かな環境で行いましょう。

犬の伏せる動作と指示をつなげる

私たちからすると、犬は言葉を分かっているように思えるかもしれませんが、やはり、ちょうど良いタイミングで的確な指示が出せないと、いくら「伏せ」と言ってもどうしても犬は混乱してしまうかも知れません。

訓練を繰り返して犬が「伏せの姿勢をとると、ごほうびがもらえる!」と学習したら、今度は行動と指示を結びつけていきます。おやつで犬の伏せの姿勢まで誘導し、犬が伏せて、お腹を床につけた瞬間に「伏せ」と声をかけるにする事が大切です。

決して行動より、指示が後にならないようにしましょう。それができるようになったら、次に「伏せ」の号令とともに、犬に伏せができるかテストしてみます。

犬が「伏せ」の指示だけで、伏せができるようになったら大成功です!

ハンドシグナルを覚えさせる

老犬になり耳が遠くなっても伏せができるように、犬が若いうちからハンドシグナルを覚えさせる飼い主さんもいらっしゃいます。伏せの指示とともに手のひらを、床に向けて伸ばすという動作をすることができます。

ハンドシグナルのしつけの仕方

  1. 手のひらを見せて犬の注意をひきつけ、腕を下げる動作をします。
  2. 犬が動作に注意を向けたら、次に「伏せ」と指示を出します。
    ※動作の次に、指示を出すことがポイントです。

上記は犬が「伏せ」の指示とともに、床にお腹をつけた瞬間にごほうびをあげる、というやり方までは同じです。

このような練習を繰り返す事で、犬は「手のひらを床に向けて伸ばす」というハンドシグナルと「伏せ」という動作を結びつけることが、できるようになります。ハンドシグナルとともに犬が伏せの姿勢を取れたら、やはりごほうびで褒めてあげてください。

慣れてきたら少しずつ指示する音量を下げていき、小声で練習をしてみるのも良いかも知れません。そのようにすると最終的にハンドシグナルを見ただけで、伏せができるようになるようです。

もっと慣れてきたらごほうびの数を2回に1回、3回に1回、と徐々に減らしていきます。犬の健康のためにも、最終的には褒め言葉だけで伏せができるようになるのが目標です!

犬に伏せをしつける意味

伏せてリラックスするゴールデンレトリバー

冒頭でも述べましたが、最近は犬と一緒に入れるカフェや、レストランが増えています。そんな時に飼い主さんの足元で犬が伏せのポーズをしていてくれたら、飼い主さんも、周りの人も安心ですね。犬に伏せをしつけることには、2つの意味があります。

  • 犬がリラックスできる
  • 犬の問題行動の予防になる

犬の「伏せ」とは、犬がおなかを床や地面につけた状態のことです。犬の伏せの正しい姿勢は、前足がスフィンクスのように直角になって、ひじが地面と接し、後ろ足は右か左のどちらかに投げ出されている状態のことです。

この伏せの状態を犬はどのように感じているのでしょうか?意外に思われるかも知れませんが、実は犬の伏せの状態は、犬が心身ともにリラックスできている状態だそうです。犬の「伏せ」は「スワレ」よりも長く体勢を維持できますし、体重を支えていた上半身(前足)の大きな筋肉や、下半身(後ろ足)の大きな筋肉が重力から開放されます。

私たちもベッドに寝転がった時は気持ちも身体も本当にリラックスできますね!同じように、犬にとって伏せの姿勢は重力や筋肉の緊張から解放され、気持ちや身体をリラックスさせることができる1番の姿勢だそうです。

また伏せをしつけると良い、もう1つの理由は問題行動の予防です。

犬は体を低くするため、すぐに立ち上がることが難しいので、犬にとっては動きづらい姿勢になるからです。付せの姿勢は、胸も地面についていることから吠えにくくなり、その回数も少なくなります。

たいていの犬はとても好奇心旺盛なので、自分で面白いことを見つけてしまいます。テーブルの脚を噛んだり、人に飛び付いたり、ペロペロ人の顔を舐めたりするような行動です。人間にとっては「問題行動」ですが、犬にとっては「本能のまま」です。

犬の伏せのしつけは、この「問題行動」を予防することができます。「静かにしていなさい!」と言葉で言っても犬には分かりませんから、ごほうびをもらったりして、「この姿勢をすると良いことがあるんだな!」と学習することが大切です。

さらに学習して「この場面でこの姿勢をしていると、飼い主さんと楽しめる!」と犬が理解していくなら、愛犬と飼い主さんが行動できる範囲が広がります。初めは上手にできなくても、楽しく犬と過ごすために気長に訓練していってくださいね。

まとめ

伏せをするホワイトテリア

今日は、犬の伏せのしつけの仕方についていくつかご紹介しました。今までなかなか伏せを覚えてくれなくて、困っている飼い主さんもたくさんいらっしゃるかも知れませんね。

今日お伝えした犬の伏せのしつけは、リラックスした静かな環境でするのが一番のコツです。毎日少しずつ実践してたくさん褒めてあげ、飼い主さんと愛犬の絆も深めていってもらえたらと願います。ぜひ挑戦してみてくださいね。

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