犬がガンと診断された時、散歩などの運動はどうすればいい?

【獣医師監修】犬がガンと診断された時、散歩などの運動はどうすればいい?

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愛犬がガンと診断された時、犬の心と体のためにできるだけ良い選択をというのは共通の思いですね。多くの方が持つ疑問に「散歩など運動はしてもOK?」というものがあります。ガンと運動の注意点をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ガン闘病中の犬と散歩

散歩する老犬

愛犬がガンの宣告を受けるのはとても辛く、困難な決断の連続の時でもあります。
そんな中でも、大切な愛犬が喜ぶことならなんでもしてあげたいというのは飼い主さん皆が思うことですね。

愛犬が大好きで毎日欠かさず行っている散歩はどうなのでしょう?できることなら今まで通りにしたいけれど、病気を悪化させることになったら?という不安も感じます。

ガン闘病中の犬と散歩についての注意する点をご紹介します。

愛犬の散歩は続けるべき?

犬の横顔

たとえガンという大病を患っていても、体を動かすことで他の部分の機能を保ったり、ドライブを楽しんだり、散歩で刺激を受けることは免疫力や生活の質を保つためにとても大切です。
獣医さんに確認を取った上で、無理のない範囲で通常の生活を続けてあげてください。

ガンの診断後に獣医師が犬の活動を制限することはそれほど多くないのですが、ガンの種類や部位によっては制限が必要な場合もあります。

運動を避けた方が良い場合

病院で診察中のラブラドール

運動を避けたり制限したりすることが必要な場合は、獣医師から説明を受けているかと思います。必ず大切な理由があることですので、しっかりと守りましょう。

骨のガン、骨肉腫

骨のガンは正常な骨組織の破壊を引き起こします、そのため散歩中に縁石を踏み外すと言うようなちょっとしたことでも骨折しやすくなります。また、骨のガンは激しい痛みを伴い、生活上様々な支障をきたします。
外科手術を行う場合、骨折のリスクを減らすために獣医師は手術までは激しい活動を制限するように指示します。

心臓に影響を及ぼす腫瘍

心臓に影響を及ぼす腫瘍はたくさんの種類があるのですが、最もよく見られるのはケモドクトーマと血管肉腫です。
この場合、腫瘍によって心臓が血液を送り出す能力が妨げられ、運動に対する耐性が激しく低下します。したがって過剰な運動は心臓の合併症を引き起こす可能性があります。

肺または胸腔に影響を及ぼす腫瘍

心臓の場合と同様に、肺や胸腔に影響を及ぼす腫瘍は多くの種類があります。
咳、運動に対する耐性の低下、呼吸数の増加、呼吸に労力が必要になるなどの症状が出るので、散歩で歩くことも難しくなります。
症状が少なくて運動に影響が出ていないように見える場合もありますが、獣医師の指示にはjきちんと従いましょう。

愛犬の状態を読み取れるのはあなた

カートで散歩する小型犬

運動制限が必要な種類のガンでなくても、獣医師から運動の制限を指示されていなくても、闘病中の犬は疲れやすかったり、天候の影響を受けやすい場合もあることは忘れてはいけません。
そんな時の愛犬の状態を正しく読み取ってあげられるのはあなただけです。次のようなサインが出ていないか常に注意しておきましょう。

  • リードを歩いているのと反対方向に引っ張り、進むことを拒否する
  • 息がハアハアと上がったり、咳をしている
  • 歩くペースが通常よりも遅い
  • よだれが出ている
  • 落ち着きがなくなる

獣医師から運動を避けるように指示されていたり、愛犬の体調によって歩けない時でも、ペット用のカートなどを利用して外の空気に触れ刺激を感じることは犬の精神にとっては大きなプラスになります。獣医師と相談の上でできる範囲で対応してあげてくださいね。

まとめ

散歩するブルテリア

「ガンの診断を受けた犬も散歩を続けて大丈夫か?」というテーマをご紹介しました。
基本的には、体の他の部分や犬の心の健康のためにも無理のない範囲の散歩は続けた方が良いのですが、運動を避けるべきなタイプのガンもあります。

わからないことは獣医さんに積極的に質問や相談をして、連携を取りながら愛犬の闘病を支えてあげたいものです。

そしてとても大切なこと。ガンで闘病中であっても以前と同じように「いい子ね、かわいいね」と笑顔で接してあげることは忘れないでくださいね。それが犬にとって一番嬉しいことで、心の健康を保つのに必要なことですから。

《参考》
https://www.petmd.com/dog/care/exercise-safe-pets-cancer

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