犬と安全にドライブするために必要なグッズ
ドライブボックス/クレート
車に犬を乗せる時は、ドライブボックスやクレートが必要になります。これらのグッズは、犬とのドライブを安全に楽しむために、必ず用意しなければいけません。
さまざまな形状や素材、大きさの商品がありますが、命に関わるものなのでしっかりとした作りのものを選んでください。
トイレ用品
犬とドライブに出かける時は、トイレ用品を忘れないようにしましょう。ドライブの休憩中に、犬が排泄をしても慌てることがないように、処理用のビニール袋を数枚用意しておくと安心です。
ディスペンサー型の処理袋であれば、持ち運びにも便利なのでドライブにもおすすめです。頻繁に犬とドライブに出かける飼い主さんは、車の中に常備しておいても良いかもしれません。
首輪/ハーネス/リード
首輪やハーネス、リードは、ドライブの休憩中や目的地に着いてから必要になります。神経質な犬の場合、いつもと違うものをつけることを嫌がる可能性も考えられます。
犬が身につけるものに関しては、ドライブ用に別のものを用意するのではなく、普段から使い慣れたものを持っていきましょう。
飲み水用品
犬のドライブ中の水分補給のために、水飲み用のボトルなどを用意しましょう。ドライブ中は、普段と違い常に水がある状態ではありません。そのため、犬に水分が足りているかどうかを飼い主さんがいつもより気にかけ、必要に応じて水を与えなければいけません。
犬の水飲み用品は、携帯することや犬の体の大きさを考慮した上で、犬と飼い主さんが使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
ウェットティッシュ
犬とドライブに行く時は、ウェットティッシュを用意しておくと安心です。外を歩き回った後の犬をそのまま車に乗せてしまい、車内が汚れてしまった経験をしたことがある飼い主さんもいるのではないでしょうか。
ウェットティッシュは、犬の汚れた体をきれいにしたり、犬が車酔いして嘔吐した時の処理に使用したりとさまざまなシーンで使うことができるため、ドライブに行く時に持って行くと非常に便利です。
犬を「ドライブ好き」にするしつけや方法
ドライブ前に犬を車に慣れさせる
犬をドライブ好きにするためには、まず車に慣れさせることから始めましょう。音や振動に敏感な犬は、いきなりエンジンがかかった車に乗せると驚いてしまい、ドライブを嫌がる可能性があります。
そのような事態を避けるために、最初はエンジンを切った車に犬を乗せるようにしましょう。犬が静かに車に乗ることができたら、おやつを与えるなどして車内で大人しく過ごせるようにしつけを行います。それができるようになったら、最初は10分ほどドライブに出かけてみて、少しずつドライブの時間を長くしていきましょう。
犬が安心して過ごせる環境を作る
ドライブ好きな犬にするためには、犬のストレスを減らして、安心して過ごせる車内環境を作ることが大切です。犬がドライブ中にリラックスして過ごせるように、いつも使っているおもちゃやタオルなどを車内に置くと良いでしょう。
また、犬とドライブに出かける前に、ハウストレーニングを行っておくことをおすすめします。ボックスシートやクレートの中に入れば安心できることを、犬に覚えさせるようにしつけを行いましょう。安心できる場所を車内に作ることで、犬が無駄に吠えることが少なくなり、心を落ち着かせてドライブに出かけることができます。
その他に、犬とのドライブに出かける時は、車中の匂いにも気をつける必要があります。犬は匂いに敏感なので、慣れていない匂いがすると、車に乗りたがらないことがあります。芳香剤は極力避け、ドライブに行く前によく車内を換気しておきましょう。
犬とのドライブで起こるトラブルとその注意点
事前に食事を済ませておく
犬とのドライブ中に起こるトラブルで、よくあるのが車酔いです。車酔いの対策として、犬とドライブに行く2時間くらい前には、食事を済ませておきましょう。
犬は空腹すぎても、食事を多く与えすぎても車酔いを起こします。食事の量はいつもと同じくらいか、それよりも少し減らすように調節してください。
もし、犬が車酔いをした時は、外の空気を吸わせて、気分転換をさせてあげましょう。また、嘔吐した場合に備えて、ウェットティッシュやビニール袋などを常備しておくと安心です。
一度車酔いをしてしまうと、犬がドライブを嫌がるようになる可能性もあります。犬の体調が優れない時やいつもと様子が違う時は、無理にドライブに出かけないようにしましょう。
車内で犬をフリーにしない
犬をボックスシートやクレートに入れず、車内を自由に動き回れる状態にしておくと、事故が起こった時の衝撃で犬が車内から投げ出される危険があります。
また、膝の上に犬を乗せた状態で車を運転すると、運転の妨げとみなされ交通違反になる可能性があるため注意しましょう。事故や怪我を防止するためにも、犬とドライブする時は必ずクレートやボックスシートを固定させ、その中に犬を入れて車に乗せてください。
また、体の大きい大型犬とのドライブには、クレートが適しています。後部座席をフラットにすることができればより安定するため、犬への負担を減らすことができ安心です。小型犬や中型犬のボックスシートを選ぶ時は、シートベルトでボックスごとしっかりと固定できるものを選びましょう。
休憩をこまめにとる
ドライブが好きな犬でも、長時間車内で過ごすことはストレスになります。犬とドライブする時は、休憩を多めにとるように心がけましょう。
休憩する時は、外を散歩するなどして、犬がリフレッシュできる時間を設けるようにしてください。サービスエリアには、ドッグランが併設されているところもあるので、事前に調べてから出発することをおすすめします。
また、ドライブ中の休憩は、犬にとってトイレや水分補給をするための時間にもなります。長時間喉が渇いた状態にしたり、トイレを我慢させたりすると、犬の健康状態にも影響が出る可能性があるので、意識して休憩をとるようにしてください。
車内で犬に留守番をさせない
短時間であっても、犬だけを車内に残してはいけません。車内に残された犬が、熱中症になる可能性があるため注意が必要です。犬は体温が上がりすぎると、体の臓器や細胞の働きが弱くなり、最悪の場合は死に至ることもあります。
気をつけなければいけないのは、夏のドライブ中だけではありません。春や秋でも晴れていて日差しがある日は、エンジンを停めるとすぐに車内の温度が上昇するため非常に危険です。どのような状況であっても、車内に犬だけを残すことは避けましょう。
種類別!犬の人気おすすめドライブグッズ
1.犬用ドライブボックス
アイリスオーヤマ ペットドライブボックス
犬用グッズを多数取り扱うアイリスオーヤマから販売されている、人気のドライブボックスです。ワイヤーフレームと布で作られており、軽量で型崩れしない構造が特徴です。
ボックス内に飛び出し防止ベルトが2本ついており、ドライブ中も犬の体をしっかり支え守ってくれます。中敷きとしてペットシートを簡単に固定することができるため、座席を汚す心配もありません。
Pettom ペット ドライブボックス
持ち手がついており、キャリーバッグとしても使用することができる、小型犬・中型犬用のドライブボックスです。
ベルトループにシートベルトを通して使用することができるため、ドライブ中も安全に使用することができます。上からもサイドからも出入りすることができ、犬への負担が少ない作りになっています。
2.犬用ドライブシート
Siivton ペットドライブシート 可視メッシュ窓つき
両サイドについているチャックを閉めることで、ドライブボックスとしても使用することができるドライブシートです。
ドライブシートの一部分がメッシュ構造になっており、可視性に優れているため、ドライブ中も犬の様子を見ることができ安心です。また、高品質な防水材料を使用しているため、座席を汚れからしっかりと守ります。
折り畳み式 車用ドライブシート
犬の足あとのデザインが印象的な、おしゃれに気をつかう飼い主さんにおすすめのドライブシートです。折畳み式なので、持ち運びや収納に便利です。少しの汚れであれば、タオルや掃除機だけですぐに綺麗になります。
洗濯機も使用可能なので、汚れがひどい場合も安心です。また、シートベルトを通して固定することができるので、犬のドライブ中の安全をしっかりと確保できます。
3.犬用ドライブベッド
ラディカ ドットリネンドライブベッド
ドットやストライプなどのおしゃれな柄から選べる、シンプルなデザインが好きな飼い主さんに人気のドライブベッドです。クッションに中綿がたっぷりと使われているため、ドライブ中も犬が心地良く過ごすことができます。
プレサーモ加工がされており、生地の表面の温度が常に25℃くらいに保たれています。犬が快適にドライブを楽しむためのこだわりがつまった商品です。
多頭用 ドライブカーベッド
小型犬2匹まで対応できる、多頭飼いの飼い主さんにおすすめのドライブベッドです。飛び出し防止用のフックが2本ついていますが、取り外しが可能なので1匹でも使うことができます。
フックのベルト部分の長さの調節が可能で、ドライブ中に犬がベッドから転落する危険を防止します。また、中のマットが本体と一体化しているため、マットが外れたりずれたりすることがありません。
4.クレート
ペットキャリー 折りたたみソフトクレート
ポリエステル製で持ち運びが簡単な折りたたみ式のクレートです。4面全てがメッシュ素材になっており通気性に優れているため、犬にとって快適な環境を作ることができます。
また、片側の側面と上面、正面の3ヵ所から簡単に開け閉めすることができます。リードの固定に使うためのフックがついているため、犬とのドライブにも安心です。
リッチェル キャンピングキャリー クレート
シートベルトでしっかりと固定することができる、ドライブ中の犬の安全にこだわったクレートです。左右両方から扉を開閉できるので、ドライブに出かける時も車内の場所を選ばず設置することができます。
また、プラスチック製なので、そのまま水洗いができて、お手入れも簡単です。コンパクトに折りたたむことができ、収納する時も場所をとりません。
犬のドライブグッズを手作りする方法
犬のドライブグッズを手作りする飼い主さんもいるようです。簡単に手に入る材料で作ることができるので、オリジナルのグッズを作ってドライブを楽しみたい飼主さんは参考にしてみてください。
ドライブボックス
<用意するもの>
- 犬のサイズに合った収納ボックス
- 収納ボックスのサイズに合ったクッション
- フックつきゴムロープ
- マジックストラップ
収納ボックスの両方の取っ手の部分に、フックつきゴムロープを引っかけます。次に、マジックストラップをボックスの骨の部分に取りつけてください。ボックスの中にクッションを敷けばでき上がりです。
犬を入れてドライブに出かける時は、ヘッドレストにゴムロープをかけて、マジックストラップにシートベルトを通してしっかり固定して使用してください。
ドライブベッド
<用意するもの>
- 座椅子用の座布団5枚(紐つきのもの)
- スナップフック
最初にドライブベッドの側面の部分を作ります。座布団4枚を2つ折りにして、四角い囲いを作り縫い合わせましょう。その際、座布団についている紐の部分は、外側に出すようにしてください。
底に残りの1枚の座布団を置き、紐を内側に入れた状態で、先に作っておいた側面用の四角い囲いを縫いつけます。内側に入れておいた紐にスナップフックを取りつければ、犬の飛び出し防止リードとして使用することができます。
ドライブの際には、外側に出しておいた紐をシートベルトにしっかりと結んで使用してください。
まとめ
犬とのドライブ中に起こるトラブルの多くは、知識を持ち事前にしっかりと準備を行うことで回避することができます。
犬を車に乗せるためのグッズには、さまざまなものがあるので、ドライブ前に必ず準備をして犬を安全に車に乗せましょう。また、小型犬、中型犬、大型犬とサイズによって使えるグッズも変わってくるため、購入の際は注意してください。
今回紹介したおすすめの犬用のドライブグッズを参考にして、犬とのドライブを楽しんでください。
ユーザーのコメント
30代 女性 チョコ
30代 女性 38moto
車酔いには注意が必要になりますが、子犬の頃からちょこちょこ車に乗せていれば三半規管も鍛えられます。早い段階から車に慣れさせておけば、成犬になってからも車酔いせず過ごせるようになります。
車で出かけた際の注意する点は、ドアを開けた時に飛び出さないようにすることです。キャリーに入っていればまず大丈夫だと思いますが、休憩時間などには外に出すこともあると思います。そういった時にうっかり飛び出してしまうと大変なことになります。
ドアを開ける前に愛犬をしっかりと抱えておくか、ハーネスを持って制しておく必要があります。
折角の楽しいお出かけですから、ほんの些細な不注意で取り返しのつかないことにならないよう、普段と違う場所での愛犬の行動には気を付けておかなくてはなりませんね。
女性 のんのん
最近はサービスエリアにドッグランがあったり、コンビ二でも犬用のリードを引っ掛けるところがあったりとドライブ派には嬉しい設備もありますよね。
うちのわんこは走り回るのが大好きなので、よく大きな公園や山にドライブ&遊びにお出かけしています。たくさん遊んだ後は、帰りの車内でまるまって眠っています。(うちは車にわんこ用のBOXを用意→中に芝をひいて飼い主のにおいのついた布を入れています!)
わんこと遊べる場所やカフェやテラスなどなど、これからどんどん増えてくれると嬉しいですよね!
女性 JIN