愛犬との旅行
最近は愛犬も旅行へ連れて行くという飼い主さんも増えてきました。犬と一緒に泊まれるホテルや旅館も当たり前のようになってきており、犬と一緒に乗船できるフェリーなども話題になっています。一方、愛犬を旅行に連れていくことを迷う飼い主さんは愛犬のストレスが気になっているのではないでしょうか。実際、普段の生活環境と大きく変わる旅行は犬にとって刺激になる反面、負担もかかります。
今回は愛犬を旅行に連れていく際に気を付けたい「愛犬との旅行でストレスを与えてしまう4つのこと」をご紹介します。少しでもストレスを与えない方法で、愛犬とリフレッシュしてくださいね!
ストレスを与えてしまう4つのこと
1.移動
初めに思いつくのがやはり車や電車などによる旅先までの「移動」ではないでしょうか。実際に人間が想像する以上に、車などの乗り物は犬にとっては未知のものです。その速さや振動、音など犬からしたら驚くことばかりです。
特に長距離の移動はそれだけストレスも大きくなります。普段から車に慣れるようにしておきましょう。また、その他の公共の交通機関を使う際は、クレートやキャリーケースに入れることになると思います。こちらも同じく日頃から慣らしておくようにしましょう。また、飼い主と離れなくてはいけないような飛行機などでの移動については、特に大きなストレスがかかります。本当に乗せる必要があるのか検討し、乗せる前の準備も含めてしっかりと準備しましょう。
2.トイレ
犬によってはトイレの場所が変わるとトイレを我慢してしまう、トイレができないといった子がいます。しつけの影響で全く同じ場所でしかしないということもあります。トイレを我慢してしまう可能性がある場合、旅先でも普段使うペットシートを必ず持参の上で、家のトイレ環境と同じような場所を用意してあげましょう。愛犬のにおいが付いているシートを持っていくことで犬もトイレを認識しやすくなるため、不安な方は持参することをすすめます。
3.初めての人や場所
犬の性格にもよりますが、初めて出会う人や場所に恐怖を感じる犬も多くいます。普段から散歩中に他の人を避けたり怖がるようなそぶりを見せている場合、初対面の人が苦手な可能性があります。日頃から愛犬の様子をよく観察して、初対面の人に対する警戒心を確認しておきましょう。場合によっては見知らぬ土地で見知らぬ人に声を掛けられて、恐怖でパニックになる可能性があります。特に旅行に連れていく機会が多いような場合、不特定多数の人と出会う機会もぐんと増えるため、日頃から人に慣れさせておくようにしましょう。
4.運動
犬は運動をして体を動かすことが大好きです。そのため普段の生活で運動が足りないことは犬にとってストレスになりますよね。しかし、逆に過度に運動することも犬にとって負担となる可能性があります。どんなに体を動かすことが好きな人でも、やはり動き回る旅行となると疲れてしまいますよね。それは犬も同じです。普段は歩ける距離だとしても、知らない場所という負担がかかっていることを忘れずに、普段以上に休憩をとるなどの配慮をしましょう。
急な変化に注意!
本来、犬は急な環境変化を好んではいません。人間からしたら楽しみな旅行だとしても、犬からしたら、それを事前に知ることができないため「急な変化」でもあります。この変化があることが犬に刺激を与えることにもなりますが、同じようにストレスを与えることにもなります。普段外出を多くしないような犬が突然泊りがけの旅行をするとなると、やはりそれは大きなストレスになる可能性があります。
そのためにも愛犬を旅行に連れていきたいと考えている飼い主さんは、犬が変化に弱いことを理解したうえで、普段から見知らぬ場所や人、移動に慣らしてあげるようにしましょう。
まとめ
どんなに愛すべき愛犬だとしても、旅行に連れて行くという行為はやはり飼い主さんの希望によるものです。そのため愛犬を旅行に連れて行くのであれば、しっかりと事前準備をしたうえで犬に極力ストレスを与えない方法を選択するようにしましょう。特に愛犬が弱っている場合や子犬や老犬の場合などは、飼い主さんの都合で無理に連れ出すことはしないでくださいね。犬を飼育している以上、やはり犬のことを一番に考えるようにできるといいですね。