ドッグダンスを始める前の準備
ドッグダンスを始めるにあたって一番大切な事は飼い主様が愛犬と一緒に楽しみたいという気持ちです。この気持ちさえあれば今日からあなたと愛犬は立派なドッグダンサーになれます♪
犬の健康チェック
ドッグダンスを始めるには愛犬の体に負担がかからない事が絶対条件となりますので、愛犬に持病などがある場合は必ず事前に獣医師に相談の上、スタートしましょう。
また、持病などがない場合でも体調が悪そうな時などは無理せず、元気になってから始めましょう。
集中できる環境作り
スムーズに練習を行う為には、愛犬が集中できる環境を用意してあげる事も必要になってきます。
練習を進めるにあたって様々な環境下で出来るようにする事も必要にはなってくるのですが、いきなりは無理です。
人間だって難しい仕事や勉強をガヤガヤしている場所や、誘惑だらけの場所でする事は非常に難しいですよね?愛犬だって同じことですので、まずは普段からリラックスできるお部屋の中で愛犬が拾いたくなるような洗濯物やオモチャを片付け、愛犬が集中しやすい環境を作ってあげましょう。
ドッグダンスのコマンドの教え方
ドッグダンスは音楽に合わせ、ハンドラー(飼い主)がパートナー(愛犬)にコマンド(指示)を出しながら行うスポーツの為、パートナーはコマンドをしっかりと学習している必要があります。
この記事を読んでくださっている飼い主様のほとんどがコマンドを学習させる際に「褒める」事が重要なのはご存知かと思うので、ここでは愛犬がコマンドを学習する仕組みを分かりやすく「関連付け」という言葉で説明していきます。
関連付け
関連付けとは「オスワリをするとご褒美がもらえる」といったように、愛犬がとった行動と、それに伴う結果の事です。この行動と結果の間に数秒の空白の時間があるだけでも愛犬の学習は中々上手くいきません。
例えば、オスワリをしてから5秒後にご褒美をあげたとします。この空白の5秒間に愛犬があくびをするなど、オスワリとは別の行動を起こしてしまっていると、愛犬はその別の行動に対して褒められたと勘違いしてしまいます。
そもそも、関連付けをさせるためにベストなタイミングは0.6秒とされているのですが、0.6秒を頭で数える事は中々出来る事ではないので、1秒以内に褒める事が出来る様に飼い主様は努力しましょう。
ドッグダンスの基本となるトレーニングとは?
ドッグダンスはオフリードの状態で行われるスポーツの為、ハンドラーはパートナーをしっかりとコントロールできるという事が最低条件になります。
ドッグダンスを始めるには、どんなトリックを教える事よりも先に「ヒール」の練習が必要になります。「ヒール」とは、ハンドラーの横にパートナーがついて歩くというコマンドです。
教え方はその他のトレーニングと同じくご褒美を使い、横につくとイイコトがあると学習させるのですが、中々難しいトレーニングでもあるので上手くいかない場合は無理をせずにドッグトレーナーなどに相談しましょう。
また、「オスワリ」「フセ」「マテ」などのコマンドもしっかりと確実に出来る様トレーニングしておく必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はドッグダンスの始め方という事で、実際にドッグダンスのトレーニングをする前に必要な事についてお話をさせていただきました。
ドッグダンスは飼い主様と愛犬が共に楽しむことが出来るスポーツですが、一方でしっかりと基本のトレーニングをしなくては出来ないスポーツでもあります。
ドッグダンスに少しでも興味を持たれた飼い主様は、これを機会に是非チャレンジしてみてください♪
次回は「ドッグダンスの効果」についてお話させていただきます。